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近年、ヨガや瞑想などがスポーツジムのプログラムとしても取り入れられるようになり、ティンシャの音に触れる機会も増えています。ティンシャは、ヨガや瞑想のプログラムの始めと終わりに空間の浄化や意識の切り替えのために用いられています。
しかし、興味はあってもどのような種類やその違い、音による効果などを具体的に知っている方は少ないのではないでしょうか。神秘的なルーツを持つティンシャについて、詳しく見ていきましょう。
日本の仏教でも使われる音が出る道具は色々とあります。木魚やおりんなどは身近ですね。これらは「法具」と呼ばれますが、ティンシャはそのうちのひとつ。シンギングボウルなどとともにチベット仏教・チベット密教の法具として生まれたものです。まずはティンシャの成り立ちや音などの特徴について見ていきましょう。
ティンシャは、革紐などでつなげられた小さな厚めのシンバル2つでできた法具です。打楽器の一種と言ってもよいでしょう。多くが手のひらサイズと持ち運びもしやすく、2つを打ち合わせることで高く澄んだ音が出ます。この音には以下のような特徴があり、その効果は近年注目を集めています。
• 倍音:
1つの音で2つの音が鳴ることを言います。2つのシンバルを合わせて鳴らすため、1つの音のようで2つの周波数が生まれ、より深みのある音になります。
• 1/fのゆらぎ:
規則的なものと不規則的なものが調和している状態を言います。川の流れや波の音が代表的ですね。
• 瞑想時の脳波を発生させる周波数:
ティンシャの音色は人間の脳波にも影響します。人間が瞑想している時は脳波がアルファ派やシータ派と呼ばれる状態になりますが、ティンシャの音色によってこの脳波を発生させることが知られています。
音の効果としては、以下のようなものがあります。
■ 癒しの効果
■ ストレスを解消する効果
■ リラックス効果
■ 空間を浄化する効果
これらの効果は、ティンシャが使われてきた歴史と深い関係があるようです。詳しく見ていきましょう。
ティンシャは「チベットシンバル」とも呼ばれ、チベット仏教やチベット密教の中で古くから使われてきた歴史があります。チベット仏教は大乗仏教から生まれた宗派全体のことを指しますが、チベット密教はその中でも師からの口伝でのみ教義が伝えられ、瞑想などの実践的な修行を重視する宗教です。ティンシャはその修行の中で日常的に使われており、瞑想の開始音としても使われてきました。
近年、西洋文化で瞑想(マインドフルネス)やヒーリング音楽の楽器としてもシンギングボウルとともに広がり、その波とともに日本にも入ってきました。日本は八百万の神々など神秘的なものへの関心が高い国民性がありますが、ティンシャはそういった国民性からも受け入れられやすかったと言えます。
現在ではティンシャを販売するお店が増えて、様々なティンシャを紹介しています。
ティンシャはシンバルのような形をしていますから、合わせて鳴らしたくなる人もいるのではないでしょうか。しかし、シンバルと同じ打ち方だと音が鳴らないことも。どうやらいくつかの鳴らし方があるようです。
ここでは、素材やサイズ、鳴らし方などについて詳しく見ていきましょう。
ティンシャは、チベット仏教・密教の中で使われてきましたが、そのひとつひとつが職人の手作りによるもの。そのため、サイズなどは大体同じだけれどひとつとして同じものはありません。使われる素材にはチベットの占星術から象徴される鉱物があり、いくつかを組み合わせて作られるものも多いです。まずはそれぞれの素材が象徴するものについて見ていきます。
■ 金:太陽
■ 銀:月
■ 銅:火星
■ 水銀:水星
■ 鉄:金星
■ 鉛:土星
これらの鉱物を中心に、様々な鉱物を組み合わせて鋳造されるのが一般的で、いずれか単体の鉱物だけで作られることはほぼないそう。素材によって音の特徴が変わり、使われるシーンも変わります。
また、サイズも女性の手のひらサイズから、男性の手のひらサイズまで様々。厚みなどによっても音色は変化します。
音の響き方には厚みも大きな影響を及ぼしますが、多くがさほど厚みはなく、直径によって音の響きは変わるようです。携帯しやすいものから、その場に置いておいて使うものまで様々ですね。
ティンシャを見たことがある人は、何か模様が描いてあるのに気づくでしょう。あの文様も様々で、それぞれ意味が異なります。いくつか例を挙げてみましょう。
素材や音、文様など、様々な違いがあることに驚かされます。ティンシャを選ぶ際の参考にしてみてください。
ティンシャには、いくつかの鳴らし方があります。
革紐を好みの長さで持って、垂らすようにした2つのシンバルの縁同士を軽く当てる。この時、軽く当てると余韻が長く響きます。強く当てると大きな音で鳴り、余韻は短めに。
シンバルの革紐の付け根をそれぞれ手に持ち、マッチで火をつけるイメージ で片方に短く縁を当てる。この時、当てに行った方のシンバルを軽く揺らすと音も揺れて音色に変化が生まれます。
縁同士を当てるのが基本の鳴らし方ですが、いずれも当てた後にシンバルを揺らすと音が揺れて、色々な音色が楽しめますよ。
欧米では、瞑想以外にもヒーリングの目的で使われることも多いティンシャ。様々なメンタルの不調を抱える人のセラピーで「今、自分の体はここにある」ことを意識してもらうのに取り入れることも多いようです。暮らしに取り入れるには、どのようにしたらよいのでしょうか?
前述したように、「今、ここに自分がいる」ことを意識するのにティンシャの澄んだ音は効果的です。ヨガや瞑想には、始まりと、脱力から戻る終わりに合図として用いられます。
ティンシャの音色は、ヨガなどでも使われるように気分を切り替えるスイッチにぴったり。休憩する時や休憩の終わり、気合を入れて取り組みたいことの前、一日の終わりなどにも使うのがおすすめ。高い音の余韻をしっかりと聞くと、気分も切り替わって次の作業に取り掛かりやすくなるでしょう。
お香やシンギングボウルといったもので空間を浄化する、癒しの空間を作るためにこれらのヒーリンググッズとともに使われるティンシャ。ティンシャやシンギングボウルのよいところは、片手でも鳴らすことができることです。革紐を短く持ってティンシャを響かせる中でシンギングボウルを鳴らせば、オリジナルのヒーリングミュージックを作ることができます。
前述したように、ティンシャの種類は本当に様々です。大きなものは携帯には不向きですし、インテリアとして楽しむのもよいですね。小さなもので、願いに合わせた文様のものをお守りのように持ち歩くのもおすすめ。携帯する時にはやわらかい布袋などに入れると、ふとした時に音がかすかに聞こえて癒されます。
ティンシャは、ヨガグッズやヒーリンググッズを扱うお店で販売されています。量産型と職人による手仕事によるものに分かれるようです。ここでは、職人による手作りで、インターネットで買えるティンシャをご紹介します。
直径4.5センチとかなり小ぶりなティンシャです。女性の手のひらにすっぽり入り、携帯しやすいサイズです。文様も3種類から選べます。
直径5.5センチの使いやすいサイズ。音の余韻を楽しみたい人向けです。文様は2種類から選べます。
直径6.5センチとやや大きめ。ヨガレッスンなど複数人がいる室内でもよく響きます。文様は2種類から選べます。
ティンシャは法具であり、様々な金属の組み合わせで作られています。使った後はやわらかい布できれいに拭き、よく乾いた状態でポーチなどに入れて保管しましょう。市販のクリーニング剤も使えるものが多いようですが、どうしてもくすみなどが気になる時には購入したお店にお手入れ方法を問い合わせることをおすすめします。長くお気に入りのティンシャと付き合っていけるように、大事に扱ってくださいね。
私たちの暮らしの中には、様々な音があふれています。その中で、神社の本坪鈴やお寺の鐘など、清らかで厳かな気持ちにさせてくれるものが身近にあるのが日本という国。ティンシャは法具ということもあり、日本人に受け入れられやすい音色をしています。その心地よい音色に耳を傾け、雑事に追われがちな暮らしの中で少し立ち止まって、自分をいたわる時間を持ってみませんか?
近年、ヨガや瞑想などがスポーツジムのプログラムとしても取り入れられるようになり、ティンシャの音に触れる機会も増えています。ティンシャは、ヨガや瞑想のプログラムの始めと終わりに空間の浄化や意識の切り替えのために用いられています。
しかし、興味はあってもどのような種類やその違い、音による効果などを具体的に知っている方は少ないのではないでしょうか。
神秘的なルーツを持つティンシャについて、詳しく見ていきましょう。
目次
ティンシャとは?チベットに伝わる小さなシンバルの魅力
日本の仏教でも使われる音が出る道具は色々とあります。
木魚やおりんなどは身近ですね。これらは「法具」と呼ばれますが、ティンシャはそのうちのひとつ。シンギングボウルなどとともにチベット仏教・チベット密教の法具として生まれたものです。
まずはティンシャの成り立ちや音などの特徴について見ていきましょう。
ティンシャとはどんなもの?どんな音がする?
ティンシャは、革紐などでつなげられた小さな厚めのシンバル2つでできた法具です。
打楽器の一種と言ってもよいでしょう。
多くが手のひらサイズと持ち運びもしやすく、2つを打ち合わせることで高く澄んだ音が出ます。
この音には以下のような特徴があり、その効果は近年注目を集めています。
音の特徴
• 倍音:
1つの音で2つの音が鳴ることを言います。2つのシンバルを合わせて鳴らすため、1つの音のようで2つの周波数が生まれ、より深みのある音になります。
• 1/fのゆらぎ:
規則的なものと不規則的なものが調和している状態を言います。川の流れや波の音が代表的ですね。
• 瞑想時の脳波を発生させる周波数:
ティンシャの音色は人間の脳波にも影響します。人間が瞑想している時は脳波がアルファ派やシータ派と呼ばれる状態になりますが、ティンシャの音色によってこの脳波を発生させることが知られています。
ティンシャの音の効果とは?
音の効果としては、以下のようなものがあります。
■ 癒しの効果
■ ストレスを解消する効果
■ リラックス効果
■ 空間を浄化する効果
これらの効果は、ティンシャが使われてきた歴史と深い関係があるようです。
詳しく見ていきましょう。
ティンシャはどこから来た?チベット文化との関わり
ティンシャは「チベットシンバル」とも呼ばれ、チベット仏教やチベット密教の中で古くから使われてきた歴史があります。
チベット仏教は大乗仏教から生まれた宗派全体のことを指しますが、チベット密教はその中でも師からの口伝でのみ教義が伝えられ、瞑想などの実践的な修行を重視する宗教です。ティンシャはその修行の中で日常的に使われており、瞑想の開始音としても使われてきました。
近年、西洋文化で瞑想(マインドフルネス)やヒーリング音楽の楽器としてもシンギングボウルとともに広がり、その波とともに日本にも入ってきました。
日本は八百万の神々など神秘的なものへの関心が高い国民性がありますが、ティンシャはそういった国民性からも受け入れられやすかったと言えます。
現在ではティンシャを販売するお店が増えて、様々なティンシャを紹介しています。
ティンシャの種類と音色を楽しむ鳴らし方
ティンシャはシンバルのような形をしていますから、合わせて鳴らしたくなる人もいるのではないでしょうか。
しかし、シンバルと同じ打ち方だと音が鳴らないことも。
どうやらいくつかの鳴らし方があるようです。
ここでは、素材やサイズ、鳴らし方などについて詳しく見ていきましょう。
ティンシャのサイズや素材による音色の違い
ティンシャは、チベット仏教・密教の中で使われてきましたが、そのひとつひとつが職人の手作りによるもの。
そのため、サイズなどは大体同じだけれどひとつとして同じものはありません。
使われる素材にはチベットの占星術から象徴される鉱物があり、いくつかを組み合わせて作られるものも多いです。
まずはそれぞれの素材が象徴するものについて見ていきます。
■ 金:太陽
■ 銀:月
■ 銅:火星
■ 水銀:水星
■ 鉄:金星
■ 鉛:土星
これらの鉱物を中心に、様々な鉱物を組み合わせて鋳造されるのが一般的で、いずれか単体の鉱物だけで作られることはほぼないそう。
素材によって音の特徴が変わり、使われるシーンも変わります。
種類
ヨガや瞑想をする人向け
初心者向け
初心者にもおすすめ
また、サイズも女性の手のひらサイズから、男性の手のひらサイズまで様々。
厚みなどによっても音色は変化します。
(6~7.5センチ)
(8~9センチ)
(約10センチ)
音の響き方には厚みも大きな影響を及ぼしますが、多くがさほど厚みはなく、直径によって音の響きは変わるようです。
携帯しやすいものから、その場に置いておいて使うものまで様々ですね。
ティンシャを見たことがある人は、何か模様が描いてあるのに気づくでしょう。
あの文様も様々で、それぞれ意味が異なります。いくつか例を挙げてみましょう。
素材や音、文様など、様々な違いがあることに驚かされます。
ティンシャを選ぶ際の参考にしてみてください。
ティンシャの基本的な鳴らし方
ティンシャには、いくつかの鳴らし方があります。
鳴らし方①
革紐を好みの長さで持って、垂らすようにした2つのシンバルの縁同士を軽く当てる。
この時、軽く当てると余韻が長く響きます。強く当てると大きな音で鳴り、余韻は短めに。
鳴らし方②
シンバルの革紐の付け根をそれぞれ手に持ち、マッチで火をつけるイメージ で片方に短く縁を当てる。
この時、当てに行った方のシンバルを軽く揺らすと音も揺れて音色に変化が生まれます。
縁同士を当てるのが基本の鳴らし方ですが、いずれも当てた後にシンバルを揺らすと音が揺れて、色々な音色が楽しめますよ。
ティンシャはどう使う?暮らしに取り入れる方法
欧米では、瞑想以外にもヒーリングの目的で使われることも多いティンシャ。
様々なメンタルの不調を抱える人のセラピーで「今、自分の体はここにある」ことを意識してもらうのに取り入れることも多いようです。
暮らしに取り入れるには、どのようにしたらよいのでしょうか?
ヨガや瞑想の前後に
前述したように、「今、ここに自分がいる」ことを意識するのにティンシャの澄んだ音は効果的です。
ヨガや瞑想には、始まりと、脱力から戻る終わりに合図として用いられます。
気分の切り替えに
ティンシャの音色は、ヨガなどでも使われるように気分を切り替えるスイッチにぴったり。
休憩する時や休憩の終わり、気合を入れて取り組みたいことの前、一日の終わりなどにも使うのがおすすめ。
高い音の余韻をしっかりと聞くと、気分も切り替わって次の作業に取り掛かりやすくなるでしょう。
ヒーリンググッズと組み合わせる
お香やシンギングボウルといったもので空間を浄化する、癒しの空間を作るためにこれらのヒーリンググッズとともに使われるティンシャ。
ティンシャやシンギングボウルのよいところは、片手でも鳴らすことができることです。革紐を短く持ってティンシャを響かせる中でシンギングボウルを鳴らせば、オリジナルのヒーリングミュージックを作ることができます。
インテリアやお守り感覚で楽しむ
前述したように、ティンシャの種類は本当に様々です。
大きなものは携帯には不向きですし、インテリアとして楽しむのもよいですね。
小さなもので、願いに合わせた文様のものをお守りのように持ち歩くのもおすすめ。
携帯する時にはやわらかい布袋などに入れると、ふとした時に音がかすかに聞こえて癒されます。
暮らしを彩るティンシャをご紹介
ティンシャは、ヨガグッズやヒーリンググッズを扱うお店で販売されています。量産型と職人による手仕事によるものに分かれるようです。
ここでは、職人による手作りで、インターネットで買えるティンシャをご紹介します。
ヒーリングティンシャーS
直径4.5センチとかなり小ぶりなティンシャです。女性の手のひらにすっぽり入り、携帯しやすいサイズです。文様も3種類から選べます。
ヒーリングティンシャーM
直径5.5センチの使いやすいサイズ。音の余韻を楽しみたい人向けです。文様は2種類から選べます。
ヒーリングティンシャーL
直径6.5センチとやや大きめ。ヨガレッスンなど複数人がいる室内でもよく響きます。文様は2種類から選べます。
ティンシャのお手入れ方法
ティンシャは法具であり、様々な金属の組み合わせで作られています。
使った後はやわらかい布できれいに拭き、よく乾いた状態でポーチなどに入れて保管しましょう。
市販のクリーニング剤も使えるものが多いようですが、どうしてもくすみなどが気になる時には購入したお店にお手入れ方法を問い合わせることをおすすめします。
長くお気に入りのティンシャと付き合っていけるように、大事に扱ってくださいね。
ティンシャで楽しむ、心地よい音のある暮らし
私たちの暮らしの中には、様々な音があふれています。
その中で、神社の本坪鈴やお寺の鐘など、清らかで厳かな気持ちにさせてくれるものが身近にあるのが日本という国。ティンシャは法具ということもあり、日本人に受け入れられやすい音色をしています。
その心地よい音色に耳を傾け、雑事に追われがちな暮らしの中で少し立ち止まって、自分をいたわる時間を持ってみませんか?
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