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みなさんは、「里山」を知っていますか? なんとなく名前だけは聞いたことがあるという方、具体的にはよくわからないという方など、さまざまだと思います。
里山は、自然と人が共生する場所。 たくさんの魅力がありますが、実は現在危機と課題に直面しているのです。 里山を再生するための取り組みや、都内からも行きやすい里山が体験できる施設もあわせてご紹介します。 里山について知りたい方や、自然・暮らしなどに興味がある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
「里山」について、言葉は聞いたことがあるけれど、正確な意味は知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで、まずは里山の基本から一緒にチェックしていきましょう。
里山は、一般的に山と集落のあいだに広がる、低山地域のことを指します。田畑、雑木林、竹林、ため池、水路、草原、人が管理する森林などで構成された伝統的な農地風景といえます。かつては人の生活に欠かせないもので、人の手が入ることで維持されてきた、自然と人間の生活が共生する場所でもありました。
なお、里山が「山」だけを指すわけではないため、最近では「里地里山」という言葉が使われることもあります。
里山と名前が似たものに、「奥山(おくやま)」や「山里(やまさと・やまざと)」があります。
奥山は、人々が暮らす集落から離れた場所にあり、人があまり入らないような山のことを指します。自然が手つかずのまま残っていることが多く、野生動物のすみかや、水源を守る場所としての役割があります。里山は、集落に近く、人が手入れして利用する場所という違いがあります。
山里は山の斜面に囲まれた小さな集落を指して使われることが多いです。「里山」は人と自然の共生・風景という意味が強いのに対し、「山里」は地理的な場所・集落という意味合いが強いです。
里山の基本がわかったところで、続いてここからは、里山が持つ役割や、人の暮らしとの関係を見ていきましょう。
かつての日本では、里山は燃料や資材、食糧・食料のといった、生活資源の大切な供給源でした。特に広葉樹の雑木林は、薪などの燃料、生活に必要な各種資材の供給源として重宝されてきました。
里山では、こうした落葉広葉樹を手つかずのまま放っておくのではなく、人の手によって約20年ごとの伐採と萌芽更新を繰り返しながら利用されてきたという特徴があります。 人の手を適度に加えることによって、雑木林が明るくなり、太陽光が入ることで陽の光が好きな昆虫や植物が生息するなど、独自のユニークな生態系が維持されてきたのです。
さらに、資源と生活が循環していた構造という点も大切です。里山では、落ち葉などが家畜の寝床に利用されたり、堆肥として使われたりしてきました。動物や田畑にとって有益なものとして再利用されてきたのです。また、火を起こすのに使われる薪は、燃えたあとも無機肥料として畑にまかれていました。山では山菜やきのこなども採れるため、1年を通して人間にとって大切な食料採取の場所でもあったのです。
里山は、人と自然が共生する魅力的な場所ということがわかりましたね。しかし、かつては日本にたくさんあった里山ですが、現在その数・面積が減ってきているという課題に直面しています。 ここからは、里山が減少してしまう理由や、減ってしまうことでのリスクを解説します。
かつては多くあった里山も、現在は数や面積が減少してしまっています。 減少の理由はいくつかあり、たとえば人々の生活様式の変化が挙げられます。昔と異なり、電気やガス、石油などの供給が進んだことにより、木材や落ち葉などを燃料として使うことが少なくなりました。また、落葉や下草から作っていた堆肥の代わりに化学肥料が多く使われるようになりました。
さらに、里山地域の過疎化・高齢化も大きな理由です。雑木林などを適切に管理する担い手が少なくなったことで、里山をすこやかな状態で維持することが難しくなっているのです。
里山が減ってしまうと、どのようなリスクがあるのでしょうか?
まず、築かれていた豊かな生態系が崩れてしまいます。人の手が加わらなくなると、つる性の植物が増え、もともとあった樹木を覆ってしまい、木が枯れたりしてしまいます。また、ササが繁茂すると、地面に日がささなくなり、草花や背の低い木が育たなくなり、結果として樹液をエサとする昆虫なども棲めなくなってしまいます。
健康な樹木が減ることは、貴重な資源の減少にもつながります。また、力強い木がないと、土砂崩れが起きるなど防災や安全の面でもマイナスになってしまうのです。
そのほか、里山が荒廃することでエサがなくなった動物たちが住宅地まで来てしまうなど、獣害も発生します。
さらに、自然の面だけでなく、これまで築いてきた里山文化の伝承も難しくなります。人々が、植物や生き物たちと共生した暮らしのなかで生み出してきた知恵や地域固有の文化なども失われる危機に陥ってしまいます。
先ほどご紹介したとおり、現在危機に瀕している里山。 そんな里山について、新たな価値を見出し、再生するための取り組みがいくつも行われています。
竹林や森林の整備を行い、生物多様性や環境保全をうながす取り組みが行われています。木々を適切に手入れすることで、土・水・空気が生き生きとし、バランスの良い生物多様性を維持することができます。
里山林の樹木を使い木質ペレットや菌床用チップを製造し、木質バイオマスとして活用している例などもあります。こうして、上手く木々を活用しながら化学肥料に頼らない、環境保全にもつなげているのです。
里山文化の伝承も行われています。地域住民や、里山整備ボランティアなどが協力しあい、里山を整備し、維持していくことの大切さを伝える講座などを開いています。ほかにも、竹を使って竹炭、竹ポット、七夕、竹灯り用の竹筒を作る体験・イベントなども行われています。
日本各地で、さまざまな団体が里山再生のために活動しているので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね。
ここまで里山についてご紹介してきて、「都市部に住んでいるけれど、私も実際に里山を体験してみたい!」と思った方もいるのではないでしょうか。 そんな方におすすめなのが、千葉県富津市にある「SATOYAMA TERRACE(サトヤマテラス)」です。コンセプトは、「水と風を、味わう」。豊かな緑と水をたたえた山と、その恩恵を受けながら々の生業と共に育まれてきた里が共存しています。
魅力的な環境に加え、施設も充実しています。鋸山をモチーフにした10棟のキャビンは、この土地が備える自然本来の力を引き出すようにデザイン・設計されています。季節や時間によって異なる風景を五感で楽しみましょう。
また、水と風が織りなすサウナも自慢の施設。 アウトドアの開放感と、季節や天候に左右されない快適性を兼ね備えたサウナで、昔ながらの里山風景を楽しみながら、サウナを楽しむことが出来ます。
お食事にもこだわっています。富津を丸ごと味えるように、山から海から、地のものを集めて調理しています。 お食事はお部屋のウッドデッキで、心と身体で自然を感じながらいただきます。
詳しくは、以下の公式サイトをご確認ください。
SATOYAMA TERRACE STAY & SAUNA
人間にも自然にも嬉しい役割を持つ里山。しかし、人が適切に整備・管理していかなければ、そんな貴重な里山も姿を消してしまうかもしれません。
里山での体験イベントに行ってみる、里山のことをもっと調べてみるなど、いま私たちが出来ることもたくさんあります。また、東京からも行きやすい「SATOYAMA TERRACE」にも、ぜひ足を運んでみてくださいね。
このコラムが、みなさんが里山や、自然との共生に興味を持つきっかけになれば嬉しいです!
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みなさんは、「里山」を知っていますか?
なんとなく名前だけは聞いたことがあるという方、具体的にはよくわからないという方など、さまざまだと思います。
里山は、自然と人が共生する場所。
たくさんの魅力がありますが、実は現在危機と課題に直面しているのです。
里山を再生するための取り組みや、都内からも行きやすい里山が体験できる施設もあわせてご紹介します。
里山について知りたい方や、自然・暮らしなどに興味がある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
目次
里山とは?
「里山」について、言葉は聞いたことがあるけれど、正確な意味は知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで、まずは里山の基本から一緒にチェックしていきましょう。
里山ってどんな場所?
里山は、一般的に山と集落のあいだに広がる、低山地域のことを指します。田畑、雑木林、竹林、ため池、水路、草原、人が管理する森林などで構成された伝統的な農地風景といえます。かつては人の生活に欠かせないもので、人の手が入ることで維持されてきた、自然と人間の生活が共生する場所でもありました。
なお、里山が「山」だけを指すわけではないため、最近では「里地里山」という言葉が使われることもあります。
奥山、山里との違いは?
里山と名前が似たものに、「奥山(おくやま)」や「山里(やまさと・やまざと)」があります。
奥山は、人々が暮らす集落から離れた場所にあり、人があまり入らないような山のことを指します。自然が手つかずのまま残っていることが多く、野生動物のすみかや、水源を守る場所としての役割があります。里山は、集落に近く、人が手入れして利用する場所という違いがあります。
山里は山の斜面に囲まれた小さな集落を指して使われることが多いです。「里山」は人と自然の共生・風景という意味が強いのに対し、「山里」は地理的な場所・集落という意味合いが強いです。
里山の役割・暮らしとの関係
里山の基本がわかったところで、続いてここからは、里山が持つ役割や、人の暮らしとの関係を見ていきましょう。
今までの里山と人との関わり、歴史
かつての日本では、里山は燃料や資材、食糧・食料のといった、生活資源の大切な供給源でした。特に広葉樹の雑木林は、薪などの燃料、生活に必要な各種資材の供給源として重宝されてきました。
里山では、こうした落葉広葉樹を手つかずのまま放っておくのではなく、人の手によって約20年ごとの伐採と萌芽更新を繰り返しながら利用されてきたという特徴があります。
人の手を適度に加えることによって、雑木林が明るくなり、太陽光が入ることで陽の光が好きな昆虫や植物が生息するなど、独自のユニークな生態系が維持されてきたのです。
さらに、資源と生活が循環していた構造という点も大切です。里山では、落ち葉などが家畜の寝床に利用されたり、堆肥として使われたりしてきました。動物や田畑にとって有益なものとして再利用されてきたのです。また、火を起こすのに使われる薪は、燃えたあとも無機肥料として畑にまかれていました。山では山菜やきのこなども採れるため、1年を通して人間にとって大切な食料採取の場所でもあったのです。
里山の危機と課題
里山は、人と自然が共生する魅力的な場所ということがわかりましたね。しかし、かつては日本にたくさんあった里山ですが、現在その数・面積が減ってきているという課題に直面しています。
ここからは、里山が減少してしまう理由や、減ってしまうことでのリスクを解説します。
里山の減少
かつては多くあった里山も、現在は数や面積が減少してしまっています。
減少の理由はいくつかあり、たとえば人々の生活様式の変化が挙げられます。昔と異なり、電気やガス、石油などの供給が進んだことにより、木材や落ち葉などを燃料として使うことが少なくなりました。また、落葉や下草から作っていた堆肥の代わりに化学肥料が多く使われるようになりました。
さらに、里山地域の過疎化・高齢化も大きな理由です。雑木林などを適切に管理する担い手が少なくなったことで、里山をすこやかな状態で維持することが難しくなっているのです。
里山が減ってしまうことでのリスクとは
里山が減ってしまうと、どのようなリスクがあるのでしょうか?
まず、築かれていた豊かな生態系が崩れてしまいます。人の手が加わらなくなると、つる性の植物が増え、もともとあった樹木を覆ってしまい、木が枯れたりしてしまいます。また、ササが繁茂すると、地面に日がささなくなり、草花や背の低い木が育たなくなり、結果として樹液をエサとする昆虫なども棲めなくなってしまいます。
健康な樹木が減ることは、貴重な資源の減少にもつながります。また、力強い木がないと、土砂崩れが起きるなど防災や安全の面でもマイナスになってしまうのです。
そのほか、里山が荒廃することでエサがなくなった動物たちが住宅地まで来てしまうなど、獣害も発生します。
さらに、自然の面だけでなく、これまで築いてきた里山文化の伝承も難しくなります。人々が、植物や生き物たちと共生した暮らしのなかで生み出してきた知恵や地域固有の文化なども失われる危機に陥ってしまいます。
里山の新たな価値。再生への取り組みとは?
先ほどご紹介したとおり、現在危機に瀕している里山。
そんな里山について、新たな価値を見出し、再生するための取り組みがいくつも行われています。
生物多様性/環境保全
竹林や森林の整備を行い、生物多様性や環境保全をうながす取り組みが行われています。木々を適切に手入れすることで、土・水・空気が生き生きとし、バランスの良い生物多様性を維持することができます。
里山林の樹木を使い木質ペレットや菌床用チップを製造し、木質バイオマスとして活用している例などもあります。こうして、上手く木々を活用しながら化学肥料に頼らない、環境保全にもつなげているのです。
文化の伝承/自然を学ぶ/人との交流
里山文化の伝承も行われています。地域住民や、里山整備ボランティアなどが協力しあい、里山を整備し、維持していくことの大切さを伝える講座などを開いています。ほかにも、竹を使って竹炭、竹ポット、七夕、竹灯り用の竹筒を作る体験・イベントなども行われています。
日本各地で、さまざまな団体が里山再生のために活動しているので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね。
水と風を、味わう。|SATOYAMA TERRACE
ここまで里山についてご紹介してきて、「都市部に住んでいるけれど、私も実際に里山を体験してみたい!」と思った方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、千葉県富津市にある「SATOYAMA TERRACE(サトヤマテラス)」です。コンセプトは、「水と風を、味わう」。豊かな緑と水をたたえた山と、その恩恵を受けながら々の生業と共に育まれてきた里が共存しています。
魅力的な環境に加え、施設も充実しています。鋸山をモチーフにした10棟のキャビンは、この土地が備える自然本来の力を引き出すようにデザイン・設計されています。季節や時間によって異なる風景を五感で楽しみましょう。
また、水と風が織りなすサウナも自慢の施設。
アウトドアの開放感と、季節や天候に左右されない快適性を兼ね備えたサウナで、昔ながらの里山風景を楽しみながら、サウナを楽しむことが出来ます。
お食事にもこだわっています。富津を丸ごと味えるように、山から海から、地のものを集めて調理しています。
お食事はお部屋のウッドデッキで、心と身体で自然を感じながらいただきます。
詳しくは、以下の公式サイトをご確認ください。
SATOYAMA TERRACE STAY & SAUNA
里山の魅力や価値を知り、未来へつないでいこう
人間にも自然にも嬉しい役割を持つ里山。しかし、人が適切に整備・管理していかなければ、そんな貴重な里山も姿を消してしまうかもしれません。
里山での体験イベントに行ってみる、里山のことをもっと調べてみるなど、いま私たちが出来ることもたくさんあります。また、東京からも行きやすい「SATOYAMA TERRACE」にも、ぜひ足を運んでみてくださいね。
このコラムが、みなさんが里山や、自然との共生に興味を持つきっかけになれば嬉しいです!
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