【番外編】 モーツァルトとトルコ音楽

こんにちは。feiです。
このところテーマでもあるロックと民俗音楽について論じておりますが、今回は気分を変えて番外編と題し、クラシック音楽モーツァルトとトルコ音楽についての話しをさせて頂きたいと思います。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトはクラシック・ウィーン古典派の代表的なオーストリアの音楽家で、幼少より神童と呼ばれ、『トルコ行進曲』『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』など、数々の名曲を作り上げた人物であります。きっとどこかで知らずしらずのうちに彼の音楽を耳にしていることでしょう。

さて、そんなモーツァルトもチャイハネの語源であるトルコにインスパイアされた音楽を多く手がけていることを皆さまはご存知でしょうか?

因みにモーツァルトがトルコ風の音楽を作るきっかけになったのは、オスマン帝国による2度のウィーン包囲(特に1683年の第二次ウィーン包囲)に随行した軍楽隊メフテルによる影響で、18世紀頃西欧にはトルコ趣味が流行したのが要因のようです。
 

今回これらの楽曲のうち特に親しみやすい曲をご紹介したいと思っております。
それではいってみましょう。

①トルコ行進曲 K.331
こちらは超が付くほど有名な楽曲ですね。

この曲はもともとは、ピアノソナタの楽章のひとつで単体の作品ではありませんでした。
しかし、いつの間にかこのトルコ行進曲単体でだけで語られることが多くなりました。

 

聴いていてわかる通り、小節に独特のアクセントをおいた作りがいかにも民俗風と感じるのは、自分だけではないと思います。
 

②オペラ  後宮からの誘拐 K.384
こちらは3幕からなるドイツ語オペラです。

オペラの内容は、主人公ベルモンテが召使ペドリッロの助けを借りながら、恋人のコンスタンツェをトルコ人の太守セリムの後宮(ハレム)から救い出すというもの。
モーツァルトの5大オペラのひとつとして高い人気を誇るもので、溌剌としたリズムと親しみやすいメロディにあふれ、標準的な台詞をふくめた上演時間もやや短めで見易い内容になっています.

このオペラは舞台そのものがエキゾチックなトルコ文化を反映しているのも特徴です。是非一度見て頂きたい作品ですね。

それでは一番有名なフィナーレシーンを少しご覧ください。
この映像はこれまた有名モーツァルトの生涯を映画化した「アマデウス」という映画で、こちらも必見の作品となっております。


 

8月も終わり、秋の夜長と申しますか。
これからの季節しっとりとクラシック音楽に耳を傾けてみるのもいかがでしょうか?
それではまたお会いしましょう!

Lass uns nochmal treffen!


筆者プロフィール:@feizemin
中学の頃はクラシック音楽少年だったが親戚にビートルズのカセットテープを借りて聴いたその日よりロックミュージックに目覚める。
現在は営業部に所属している傍ら、プライベートでは自身のグループfeimoというオリジナルグループで日々オリジナルソングを作ってレコーディングなどおこない、音楽を通じて人々を幸福に出来るよう活動中。


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