What’s“Nomad Native”?

チャイハネのCAMP訴求に欠かせない、NOMAD NATIVEというキーワード。
オンラインショップや店頭で見たことがある方もいるのではないでしょうか。
商品企画デザイナーがどんなインスピレーションを受け、どんな想いを込めているのか、デザイナーのしおりさんに語ってもらいました。


「NOMAD NATIVE」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 「NOMAD NATIVE」ってなんだろう?と調べて下さった方もいらっしゃるかもしれません。チャイハネのお店やオンラインショップでも見かけるこの言葉。実は、チャイハネのCAMPシーンを語る上で欠かせない言葉が「NOMAD NATIVE」なのです。

そもそも、「NOMAD」は遊牧民、すなわち定住地をもたずに移動しながら暮らす人々のこと。もうひとつの「NATIVE」は皆さんもご存知のアメリカ先住民“ネイティブアメリカン”から由来しています。彼らは古くから自然と共存し、人間の本来あるべき姿である、自然界や周りのもの全てから気づきや学びを得て感謝することを忘れずにいます。“自然から遠ざかれば、心は硬くなる”この言葉はネイティブアメリカンの言葉です。まさしくその通りだと感じる言葉ですが、私たちはどうでしょうか。めまぐるしく過ぎていく社会の中で、身の回りのものや自然に目を向けることができていますか? 難しいことばかり考えてはいませんか?

「NOMAD NATIVE」とは、そんな今を生きる皆さんに、遊牧民のように自由気ままに行きたい場所へ、ネイティブアメリカンのように心と体を自然のパワーからチューニングする。そして、本来の自分らしさを取り戻してもらいたい。この言葉には、そんな思いがこめられています。そして、チャイハネの訴求するCAMP「NOMAD NATIVE」が自然を感じられるきっかけになればと思います。 

私たちが商品づくりで“ものではなくコトを売る”その精神を大切にする理由、それはお客様に「NOMAD NATIVE」を体現してもらいたいからだといえます。

このテーマでものづくりをするとき、私たちは自然の中にいる姿を想像します。自然の中で、のびのびと過ごし、自分らしさを取り戻す。大地に寝っ転がって、視界いっぱいに広がる空の青や、木々の緑や太陽の赤……自然を感じながら、ゆったりと心を巡らすチューニングタイム。様々な自然の力を感じられるような色を探して表現します。

また、ネイティブアメリカンの自然の力を感じるモチーフや、聖地であるセドナの壮大な自然の色などをデザインに落とし込んでいます。

もちろん柄だけではなく、リラックスした時間に寄り添うために、シルエットや素材にもこだわっています。心地のいい時間を快適に過ごすため、インド綿などの天然素材をメインに使っており、肌触りはもちろん開放的な気持ちにさせてくれるような、そんな素材を選んでいます。 日常でチャイハネの服を着て下さるお客様がそんなシーンを想像できるような、モノづくりを私たちは続けたいと思っています。

今回は「NOMAD NATIVEのものづくり」についてお話させていただきました。今の時代だからこそ、私たちはどこへでも行くことが出来る、見たい景色を見ることができるのではないでしょうか。今日はどこに行こう?何を見よう?そんな小さな幸せに心を躍らせながら、あなたらしい「NOMAD NATIVE」スタイルを見つけてくれたらと思います。たくさんの思いをこめながら、私たちは商品をデザインしています。

文:衣料デザイナー しおり


  • Twitter
  • Facebook
  • LINE