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酉の市は江戸時代から続く行事で、11月の酉の日に、鳥や鷲(おおとり・わし)に縁がある神社やお寺でおこなわれる。酉の日は12日ごとに巡ってくるため、11月に3度行われる年もあり、1度目を「一の酉」、2度目を「二の酉」、3度目を「三の酉」という。
「倭物やカヤ」では、毎年縁起物の熊手を店頭に飾ったり、商品を企画するなど、このお祭りを大切にしている。今年3年ぶりに開催された鷲神社の酉の市の盛り上がりを、カヤのメンバーにレポートしてもらった。
秋も深まりはじめ、師走がそう遠くなく見えてきた10月中頃。 中華街の大通りにたくさんのお客様が溢れる風景が見える。店頭にも人だかりができる事が増え、所狭しと陳列した商品を手に取り、けん玉にはしゃぐお客様の姿。そんな光景を入り口から見つめている、やたらと豪華な佇まいの縁起物が在る。
「最近、ウチはどこか景気が良い気がする」
思えば昨年の今頃、この熊手がウチに来てから、お店に流れる空気が良い方向に向かった気がしている。
「繁盛を祈願して、熊手を掲げる。酉の市で購入した際、そこには自分たちが羨望する活気溢れる景気の良さが満ちていた。これにならい、自分たちも景気良く商いをしていこう」
熊手を店頭に掲げてから、「商売繁盛!」を合言葉に、街に店に活気をと邁進した一年。感じるが掴めぬ活気の正体を探す日々に思い馳せているところに、今年も酉の市の知らせが来た。『活気の正体』を体感すべく、11/4は一の酉、天気は曇りのち雨。浅草酉の市参拝に立候補した。
時刻は夕方17:00、浅草は浅草寺の雷門前に集合。 門前に賑わう人々、浅草の街並みをすり抜け、左手方向にある鷲神社へ。神社に近づくにつれ段々と人が多くなってきた。到着すると、「どうだ!」と言わんばかりの巨大な縁起熊手が入り口に掲げられ、まるで初詣のような参拝の列が出来上がっていた。
皆にならって参列・参拝が終わると流れに乗るように境内の奥へ。天まで連なるような大量のちょうちんを背に進むと、なみなみと連なる熊手屋台の風景が広がった。
ガヤガヤと衣擦れのように耳に伝わる参拝者の声々の中、そこかしこから景気の良い三三七拍子が混じり聞こえる。飾りとりどり、形様々な熊手たちが屋台の中にひしめき合い、道行く人は圧倒され、目を剥いて上まで見上げている。みんなが笑顔に溢れていた。
活気を目のあたりにしながら、いよいよ『面亀』さんへ。到着するや早速と店用の特大熊手とさらに大きい会社用の特々大な熊手が流れるように準備され、待ってました!と「手締め」がはじまる。
「さぁ!お手を拝借!!」
を合図に天に轟く祈願の口上、熊手商の面々をはじめ、近隣の店子さん達や道行く人々、周囲みなで合わせる三三七拍子。「手締め」で福を呼び熊手で搔き集める、粋な江戸っ子達の習わしで、浴びる活気と響く笑い声が我々を感無量にさせた。
今の時代、勿論郵送をしてくれるが、早く会社にお店に福を呼ぶため、特大熊手を持ち帰る覚悟を決める。意外と持てるぞ?なんて恰好をつけて、境内の福を目一杯搔き集めた熊手を担いで帰路に。
結論から申しますと、残念ながら電車で帰るのは無理でした(笑) 熊手の存在感はとてつもなく、道行く人々の目を釘付けに。もし電車に乗ってしまったら、ちょっとした騒ぎになってしまうかもしれない(決して重たすぎて諦めたわけではない) 泣く泣く車を手配した。
待機中、「それはなんだい?」と声をかけてくる人々、迷い人や酉の市に向かう人々に道を聞かれたりと、やはり人を寄せ付けた。まじまじと熊手の効果を肌で感じる。 人がまた人を呼び、やがて人だかりに。これが『活気の正体』だと。 先人たちが培ってきた思いが文化と成り、今なお人々を魅了するのだ。
「笑う門には福来る」熊手を掲げ笑顔を誘う。
アミナコレクションをご利用いただける皆々様の笑いと招福を願いまして、倭物やカヤ本店の店頭にて『縁起熊手』を掲げさせて頂き、お客様のご来店をお待ちしております。熊手にあやかった招福アイテムもご準備しております、皆さまも福を掻き集め、親しい方へのお贈りものに、お家にと是非お持ち帰りください。
温故知新とも言います、ご興味ありましたら是非お近くで開催される酉の市へ足をお運びください。
それでは、お手を拝借。商売繁盛!開運招福!
縁起の良い熊手が印象的な一枚カレンダー。 鮮やかなカレンダーはお部屋をパッと明るくしてくれます。 職人さんが一枚一枚、紙を漉き、色塗りまで手づくりで仕上げています。 丈夫で温かみのある厚手の手漉き紙の風合いをお楽しみください。
「交通安全」「大願成就」を願う熊手が大胆にデザインされた腹巻。 思わず笑顔になってしまうようなにぎやかな柄は、贈り物にもおすすめです。 伸縮性があり、横幅約46cm程度に伸びます。
縁起のいい大胆な熊手が印象的な手拭い。 インテリアとして壁に飾ったり、大切な方へのお年賀としてもおすすめです。
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倭物やカヤ本店の店長。 横浜中華街に来て6年。 愛する民芸品と日本文化を皆さまに波及すべく、 日々邁進中。
酉の市と倭物やカヤ
酉の市は江戸時代から続く行事で、11月の酉の日に、鳥や鷲(おおとり・わし)に縁がある神社やお寺でおこなわれる。酉の日は12日ごとに巡ってくるため、11月に3度行われる年もあり、1度目を「一の酉」、2度目を「二の酉」、3度目を「三の酉」という。
「倭物やカヤ」では、毎年縁起物の熊手を店頭に飾ったり、商品を企画するなど、このお祭りを大切にしている。今年3年ぶりに開催された鷲神社の酉の市の盛り上がりを、カヤのメンバーにレポートしてもらった。
酉の市2022
秋も深まりはじめ、師走がそう遠くなく見えてきた10月中頃。
中華街の大通りにたくさんのお客様が溢れる風景が見える。店頭にも人だかりができる事が増え、所狭しと陳列した商品を手に取り、けん玉にはしゃぐお客様の姿。そんな光景を入り口から見つめている、やたらと豪華な佇まいの縁起物が在る。
「最近、ウチはどこか景気が良い気がする」
思えば昨年の今頃、この熊手がウチに来てから、お店に流れる空気が良い方向に向かった気がしている。
「繁盛を祈願して、熊手を掲げる。酉の市で購入した際、そこには自分たちが羨望する活気溢れる景気の良さが満ちていた。これにならい、自分たちも景気良く商いをしていこう」
熊手を店頭に掲げてから、「商売繁盛!」を合言葉に、街に店に活気をと邁進した一年。感じるが掴めぬ活気の正体を探す日々に思い馳せているところに、今年も酉の市の知らせが来た。『活気の正体』を体感すべく、11/4は一の酉、天気は曇りのち雨。浅草酉の市参拝に立候補した。
時刻は夕方17:00、浅草は浅草寺の雷門前に集合。
門前に賑わう人々、浅草の街並みをすり抜け、左手方向にある鷲神社へ。神社に近づくにつれ段々と人が多くなってきた。到着すると、「どうだ!」と言わんばかりの巨大な縁起熊手が入り口に掲げられ、まるで初詣のような参拝の列が出来上がっていた。
皆にならって参列・参拝が終わると流れに乗るように境内の奥へ。天まで連なるような大量のちょうちんを背に進むと、なみなみと連なる熊手屋台の風景が広がった。
ガヤガヤと衣擦れのように耳に伝わる参拝者の声々の中、そこかしこから景気の良い三三七拍子が混じり聞こえる。飾りとりどり、形様々な熊手たちが屋台の中にひしめき合い、道行く人は圧倒され、目を剥いて上まで見上げている。みんなが笑顔に溢れていた。
活気を目のあたりにしながら、いよいよ『面亀』さんへ。到着するや早速と店用の特大熊手とさらに大きい会社用の特々大な熊手が流れるように準備され、待ってました!と「手締め」がはじまる。
「さぁ!お手を拝借!!」
を合図に天に轟く祈願の口上、熊手商の面々をはじめ、近隣の店子さん達や道行く人々、周囲みなで合わせる三三七拍子。「手締め」で福を呼び熊手で搔き集める、粋な江戸っ子達の習わしで、浴びる活気と響く笑い声が我々を感無量にさせた。
今の時代、勿論郵送をしてくれるが、早く会社にお店に福を呼ぶため、特大熊手を持ち帰る覚悟を決める。意外と持てるぞ?なんて恰好をつけて、境内の福を目一杯搔き集めた熊手を担いで帰路に。
結論から申しますと、残念ながら電車で帰るのは無理でした(笑)
熊手の存在感はとてつもなく、道行く人々の目を釘付けに。もし電車に乗ってしまったら、ちょっとした騒ぎになってしまうかもしれない(決して重たすぎて諦めたわけではない)
泣く泣く車を手配した。
待機中、「それはなんだい?」と声をかけてくる人々、迷い人や酉の市に向かう人々に道を聞かれたりと、やはり人を寄せ付けた。まじまじと熊手の効果を肌で感じる。
人がまた人を呼び、やがて人だかりに。これが『活気の正体』だと。
先人たちが培ってきた思いが文化と成り、今なお人々を魅了するのだ。
「笑う門には福来る」熊手を掲げ笑顔を誘う。
アミナコレクションをご利用いただける皆々様の笑いと招福を願いまして、倭物やカヤ本店の店頭にて『縁起熊手』を掲げさせて頂き、お客様のご来店をお待ちしております。熊手にあやかった招福アイテムもご準備しております、皆さまも福を掻き集め、親しい方へのお贈りものに、お家にと是非お持ち帰りください。
温故知新とも言います、ご興味ありましたら是非お近くで開催される酉の市へ足をお運びください。
それでは、お手を拝借。商売繁盛!開運招福!
熊手グッズで開運!倭物やカヤの酉の市
縁起の良い熊手が印象的な一枚カレンダー。
鮮やかなカレンダーはお部屋をパッと明るくしてくれます。
職人さんが一枚一枚、紙を漉き、色塗りまで手づくりで仕上げています。
丈夫で温かみのある厚手の手漉き紙の風合いをお楽しみください。
「交通安全」「大願成就」を願う熊手が大胆にデザインされた腹巻。
思わず笑顔になってしまうようなにぎやかな柄は、贈り物にもおすすめです。
伸縮性があり、横幅約46cm程度に伸びます。
縁起のいい大胆な熊手が印象的な手拭い。
インテリアとして壁に飾ったり、大切な方へのお年賀としてもおすすめです。
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今週のお出掛けスポットを探してるあなたにおすすめ▼
足湯喫茶TSUBAKIYAがリニューアルオープン!川越スイーツを堪能しながら足湯を満喫
ライタープロフィール:店長の吉澤
倭物やカヤ本店の店長。
横浜中華街に来て6年。
愛する民芸品と日本文化を皆さまに波及すべく、
日々邁進中。