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こんにちは。食欲旺盛・ぶらめがねです。
秋ってどうしてこんなに食べ物もお酒も美味しいのでしょうか。 きのこ、根菜、魚、果物。スーパーマーケットでは「秋〇〇」と書かれたPOPが踊り、旬の食材が輝きます。終業時間が近くなると、きょうのおかずに何のお酒を合わせようかなんて考えがムクムクと湧き上がるものです。(上司すみません)
普段はあまり日本酒を飲まないのですが、昨年行った山形で、「初孫」という日本酒をいただいてから、日本酒の概念が変わりました。 「飲みやすい」だけではない「おいしさ」。その香りや味わいが忘れられず、もっと日本酒を開拓してみたいと思いつつ、なかなか難しい。
合わせるおつまみや、飲み方はどうしたらいい? 好みの日本酒を見つけるにはどうしたら? 悪酔いしないようにするには…
そんな日本酒ビギナーの私も、粋に酒を嗜みたい!ということで興味の赴くままに調べ、酒に精通した達人たちに聞き取りを試みました。
さかのぼれば、日本酒文化が一般の人々の間に花開いたのは、江戸時代。 町人にとってお酒を楽しむことは身近なものとなり、角打ちなどの居酒屋が誕生したのもこの頃。居酒屋には商人たちが気軽に集まり、社交の場となっていたようです。
時代は下り、昭和の時代。居酒屋は仕事帰りのお父さん達の憩いの場となりました。 上司が「一杯いくぞ」といえばすぐに同行。忘年会に新年会、宴席では「一発芸」なるものを披露させられる新入社員…という、いわゆる昭和のサラリーマンが避けて通れない「飲ミニュケーション」の世界が展開されていきました。
今の30~40代にとって「日本酒」は、この時代が築いた良くも悪くも「渋い」「古い」というイメージではないでしょうか。 日本酒の国内出荷量は年々減少しつつあり、消費量はピーク時の昭和48年と比べると、3分の1にまで落ち込んでいます。また20、30代の7割が1年以内に日本酒を飲んでいないことが民間調査で明らかになり、その中でも女性は70パーセント以上が1年以内に一度もに日本酒を飲んでいない、というデータまで。
引用:若者の日本酒離れ顕著 1年以上飲んでない…7割 山形の酒造会社がネット調査 https://www.agrinews.co.jp/economy/index/57809
調べてみると、若い世代の日本酒離れはかなり進んでしまっているようです。 その原因としては大きく2つの理由で、「イメージが悪い」そして「飲むべきお酒の選択肢が増えた」こと。しかし、そのピンチを打開しようと日本酒の魅力をアピールする様々な新しいサービスが出てきているようです。
日本酒の良くも悪くも「渋い」イメージが災いして、若い人はパーティやプレゼントに選ぶことは少ないかもしれません。 しかし今、日本酒の世界はとてもモダンでおしゃれなパッケージが増えていることに驚きます。しかも、中身のお酒も、フルーティなタイプやスパークリングなど、若い世代の好みにもマッチするものも多いみたいです。
日本酒を色々試してみたいけれど、「1瓶買っても飲み切れるか不安」「劣化してしまうのでおいしいうちに飲み切れない」という悩みはありませんか。最近は、日本酒のサブスクリプションもあるようです。これは魅力的!
SAKEPOSTはポストで受け取る日本酒定期便。 飲み比べを楽しんだり、オンラインで感想を共有したり、誰でも気軽に日本酒を楽しむことが目的のサービス。届く量は月ごとに100mL×3パック、1人でも無理なく飲みきれるでしょう。 https://sakepost.jp/
2017年に伝統的なスタイルを一新し、地酒専門店・まちの酒屋として再出発。日々の食卓が楽しくなるような、商品ラインナップ・サービス・チャレンジを展開しています。「利き酒師が選ぶ「今が飲み頃の地酒」など、こだわりのサービスが人気。 https://watago-sake10.jimdofree.com/
日本酒の新しい楽しみ方も、続々と生まれているんですね。さっそく試したくなりました。 家でゆっくりと楽しむ酒TIMEに欠かせないのが、素敵な酒器や食器ではないでしょうか。お気に入りをそろえれば、晩酌のひとときが自分らしく豊かなものになるでしょう。
岐阜県大垣市で作られた伝統的な枡に「お酒」「すき」「とも」の文字をデザイン。お酒にはもちろん、食器としておかずやデザートを入れて使用することもできます。 透明の箱入りなのでお祝いの贈り物や海外へのプレゼントとしても喜ばれます。
夏に涼しげな5勺サイズの小ぶりな透明冷え枡。どんな場でも使える縁起のよい家紋デザイン。透明の箱付きなので夏の贈り物にもぴったりです。
東北三大祭りのひとつであるねぶた祭をイメージし鮮やかさを映しとった色ガラスと光が響き合うシリーズねぶたシリーズ。
交差する模様が美しいデザイン。朝顔の花が開いたようなグラスの形は、飲みやすく、手にフィットします。細かいカット交差が魚卵の連なりに見えることから魚子紋様と呼ばれ、子孫繁栄の意味が込められています。
だるまの倒れない姿は縁起が良いものとされ、「七転び八起き」「無病息災」「家内安全」などの意味が込められています。日々の暮らしに取り入れれば、良いことがありそうですね。
日本酒好きな飲みの達人たちに、おすすめのペアリングを聞いてみました。 やはり好みは千差万別。でも、聞いているとやはりどれも美味しそう。試したくなる組み合わせばかりです。先達はどのようにお酒を楽しんでいるのでしょう。
埼玉県の南陽醸造で作られている花陽浴はコクと酸味のバランス良く、フルーティーな香りが特徴。甘くまろやかな中にもパイナップルを連想させる酸味が効いていて、スッキリと飽きのこない飲み口が人気だとか。 この果実感あふれる日本酒には、洋食やチーズ料理との相性がいいとのこと。まるでワインのように洋食に合わせて楽しめて、新しい発見がありそうですね。
長野県を代表する日本酒、真澄。すっきりとした味わいは料理の味を引き立て、食中酒の定番として愛されています。 信州の野菜を信州味噌で、同じ土地で育った食材をいただく。地のもの同士は相性がよいといわれます。旬のものほど、シンプルな調理で素材の味同士を合わせることが、一番の贅沢なのかもしれません。
麒麟山酒造は新潟を代表する淡麗辛口の蔵元・麒麟山酒造。冬季限定のフレッシュな新酒、“しぼりたて生原酒”で、この時期だけの限定酒です。 ししゃもも、11月~12月が旬と言われ、この時期に漁獲されるのが「子持ちししゃも」で脂ものっておいしいですね。焼きたて熱々をほおばり、くいっと冷酒を。
雑味のない綺麗な透明感のある味わいで、まさに淡麗辛口。その中に、ほんのりと米の旨味やほのかな甘味や酸味も感じられます。 からすみの濃厚な味わいを包み込み、上品な余韻を楽しめるペアリングです。
日本酒は、「悪酔い・二日酔いしやすい」というイメージをもっている方も多いのではないでしょうか。「いいお酒は悪酔いしない」といわれますが、品質の高いお酒であっても飲み方やその日の体調で酔い方は変わるでしょう。
達人によれば、「おいしいお酒を、適度なペースで飲む」「ゆっくり味わって楽しく飲む」ことが最も大切とのこと。 気分が優れないときや、「酔う」ことを目的にしているなど、目の前のお酒を味わう余裕がないときは、飲みすぎてしまったり、ペースが乱れて悪酔いをしてしまいやすいので、無理をしないほうがよいでしょう。
また、悪酔いを避ける方法として、
1.お酒を飲む前に何かを少し食べる 2.お酒を飲んでいる合間に水を飲む 3.お酒を飲んだあとにも水を飲む
が挙げられます。 からっぽの胃にお酒が入ると、アルコールを急激に吸収してしまいます。まずは何か少し食べておき、アルコールの吸収を和らげるとよいでしょう。 アルコール分解に必要なタンパク質を含むおつまみ、枝豆・ナッツ・豆腐などがおすすめです。
また、日本酒を飲みながら飲む水のことを「和らぎ水」といい、お酒に対して、約1.5倍から2倍の水を合間に飲むようにすると、飲み過ぎを防止してくれます。 飲んだ後は代謝が上がるため、いつもより水分を消費します。お酒を飲んだ後、寝る前にもたっぷり水分をとって、アルコール分解を促しましょう。
体に負担をかけず、粋なお酒を楽しんでいきたいですね。私も先達に学び、自分なりにお酒の楽しみ方を見つけていきたいと思います!
この記事がみなさんの豊かな酒LIFEの一助になれば幸いです。
神社とお寺が心のふるさと。 会社ではグラフィックデザイン担当。 民俗の不思議とSambaの太鼓に魅せられ幾年月。
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こんにちは。食欲旺盛・ぶらめがねです。
秋ってどうしてこんなに食べ物もお酒も美味しいのでしょうか。
きのこ、根菜、魚、果物。スーパーマーケットでは「秋〇〇」と書かれたPOPが踊り、旬の食材が輝きます。終業時間が近くなると、きょうのおかずに何のお酒を合わせようかなんて考えがムクムクと湧き上がるものです。(上司すみません)
普段はあまり日本酒を飲まないのですが、昨年行った山形で、「初孫」という日本酒をいただいてから、日本酒の概念が変わりました。
「飲みやすい」だけではない「おいしさ」。その香りや味わいが忘れられず、もっと日本酒を開拓してみたいと思いつつ、なかなか難しい。
合わせるおつまみや、飲み方はどうしたらいい?
好みの日本酒を見つけるにはどうしたら?
悪酔いしないようにするには…
そんな日本酒ビギナーの私も、粋に酒を嗜みたい!ということで興味の赴くままに調べ、酒に精通した達人たちに聞き取りを試みました。
目次
日本酒離れ?日本酒ブーム?
さかのぼれば、日本酒文化が一般の人々の間に花開いたのは、江戸時代。
町人にとってお酒を楽しむことは身近なものとなり、角打ちなどの居酒屋が誕生したのもこの頃。居酒屋には商人たちが気軽に集まり、社交の場となっていたようです。
時代は下り、昭和の時代。居酒屋は仕事帰りのお父さん達の憩いの場となりました。
上司が「一杯いくぞ」といえばすぐに同行。忘年会に新年会、宴席では「一発芸」なるものを披露させられる新入社員…という、いわゆる昭和のサラリーマンが避けて通れない「飲ミニュケーション」の世界が展開されていきました。
今の30~40代にとって「日本酒」は、この時代が築いた良くも悪くも「渋い」「古い」というイメージではないでしょうか。
日本酒の国内出荷量は年々減少しつつあり、消費量はピーク時の昭和48年と比べると、3分の1にまで落ち込んでいます。また20、30代の7割が1年以内に日本酒を飲んでいないことが民間調査で明らかになり、その中でも女性は70パーセント以上が1年以内に一度もに日本酒を飲んでいない、というデータまで。
引用:若者の日本酒離れ顕著 1年以上飲んでない…7割 山形の酒造会社がネット調査
https://www.agrinews.co.jp/economy/index/57809
調べてみると、若い世代の日本酒離れはかなり進んでしまっているようです。
その原因としては大きく2つの理由で、「イメージが悪い」そして「飲むべきお酒の選択肢が増えた」こと。しかし、そのピンチを打開しようと日本酒の魅力をアピールする様々な新しいサービスが出てきているようです。
プレゼントやインテリアに、おしゃれ日本酒
日本酒の良くも悪くも「渋い」イメージが災いして、若い人はパーティやプレゼントに選ぶことは少ないかもしれません。
しかし今、日本酒の世界はとてもモダンでおしゃれなパッケージが増えていることに驚きます。しかも、中身のお酒も、フルーティなタイプやスパークリングなど、若い世代の好みにもマッチするものも多いみたいです。
日本酒のサブスクが登場
日本酒を色々試してみたいけれど、「1瓶買っても飲み切れるか不安」「劣化してしまうのでおいしいうちに飲み切れない」という悩みはありませんか。最近は、日本酒のサブスクリプションもあるようです。これは魅力的!
SAKEPOST
SAKEPOSTはポストで受け取る日本酒定期便。
飲み比べを楽しんだり、オンラインで感想を共有したり、誰でも気軽に日本酒を楽しむことが目的のサービス。届く量は月ごとに100mL×3パック、1人でも無理なく飲みきれるでしょう。
https://sakepost.jp/
わたご酒店
2017年に伝統的なスタイルを一新し、地酒専門店・まちの酒屋として再出発。日々の食卓が楽しくなるような、商品ラインナップ・サービス・チャレンジを展開しています。「利き酒師が選ぶ「今が飲み頃の地酒」など、こだわりのサービスが人気。
https://watago-sake10.jimdofree.com/
お気に入りの酒器や焼き物の器を選んでみよう
日本酒の新しい楽しみ方も、続々と生まれているんですね。さっそく試したくなりました。
家でゆっくりと楽しむ酒TIMEに欠かせないのが、素敵な酒器や食器ではないでしょうか。お気に入りをそろえれば、晩酌のひとときが自分らしく豊かなものになるでしょう。
升
岐阜県大垣市で作られた伝統的な枡に「お酒」「すき」「とも」の文字をデザイン。お酒にはもちろん、食器としておかずやデザートを入れて使用することもできます。
透明の箱入りなのでお祝いの贈り物や海外へのプレゼントとしても喜ばれます。
夏に涼しげな5勺サイズの小ぶりな透明冷え枡。どんな場でも使える縁起のよい家紋デザイン。透明の箱付きなので夏の贈り物にもぴったりです。
ガラスの酒器
※店舗限定販売
東北三大祭りのひとつであるねぶた祭をイメージし鮮やかさを映しとった色ガラスと光が響き合うシリーズねぶたシリーズ。
切子
※店舗限定販売
交差する模様が美しいデザイン。朝顔の花が開いたようなグラスの形は、飲みやすく、手にフィットします。細かいカット交差が魚卵の連なりに見えることから魚子紋様と呼ばれ、子孫繁栄の意味が込められています。
陶器
※店舗限定販売
だるまの倒れない姿は縁起が良いものとされ、「七転び八起き」「無病息災」「家内安全」などの意味が込められています。日々の暮らしに取り入れれば、良いことがありそうですね。
達人おすすめの銘柄とペアリング、粋な飲み方とは
日本酒好きな飲みの達人たちに、おすすめのペアリングを聞いてみました。
やはり好みは千差万別。でも、聞いているとやはりどれも美味しそう。試したくなる組み合わせばかりです。先達はどのようにお酒を楽しんでいるのでしょう。
花陽浴(冷)×チーズ料理
埼玉県の南陽醸造で作られている花陽浴はコクと酸味のバランス良く、フルーティーな香りが特徴。甘くまろやかな中にもパイナップルを連想させる酸味が効いていて、スッキリと飽きのこない飲み口が人気だとか。
この果実感あふれる日本酒には、洋食やチーズ料理との相性がいいとのこと。まるでワインのように洋食に合わせて楽しめて、新しい発見がありそうですね。
真澄(常温・冬なら燗も有り)×信州の野菜を信州味噌で
長野県を代表する日本酒、真澄。すっきりとした味わいは料理の味を引き立て、食中酒の定番として愛されています。
信州の野菜を信州味噌で、同じ土地で育った食材をいただく。地のもの同士は相性がよいといわれます。旬のものほど、シンプルな調理で素材の味同士を合わせることが、一番の贅沢なのかもしれません。
ぽたりぽたりきりんざん(冷)×ししゃも
麒麟山酒造は新潟を代表する淡麗辛口の蔵元・麒麟山酒造。冬季限定のフレッシュな新酒、“しぼりたて生原酒”で、この時期だけの限定酒です。
ししゃもも、11月~12月が旬と言われ、この時期に漁獲されるのが「子持ちししゃも」で脂ものっておいしいですね。焼きたて熱々をほおばり、くいっと冷酒を。
久保田千寿(冷)×からすみ
雑味のない綺麗な透明感のある味わいで、まさに淡麗辛口。その中に、ほんのりと米の旨味やほのかな甘味や酸味も感じられます。
からすみの濃厚な味わいを包み込み、上品な余韻を楽しめるペアリングです。
「いいお酒」を楽しむために
日本酒は、「悪酔い・二日酔いしやすい」というイメージをもっている方も多いのではないでしょうか。「いいお酒は悪酔いしない」といわれますが、品質の高いお酒であっても飲み方やその日の体調で酔い方は変わるでしょう。
達人によれば、「おいしいお酒を、適度なペースで飲む」「ゆっくり味わって楽しく飲む」ことが最も大切とのこと。
気分が優れないときや、「酔う」ことを目的にしているなど、目の前のお酒を味わう余裕がないときは、飲みすぎてしまったり、ペースが乱れて悪酔いをしてしまいやすいので、無理をしないほうがよいでしょう。
また、悪酔いを避ける方法として、
1.お酒を飲む前に何かを少し食べる
2.お酒を飲んでいる合間に水を飲む
3.お酒を飲んだあとにも水を飲む
が挙げられます。
からっぽの胃にお酒が入ると、アルコールを急激に吸収してしまいます。まずは何か少し食べておき、アルコールの吸収を和らげるとよいでしょう。
アルコール分解に必要なタンパク質を含むおつまみ、枝豆・ナッツ・豆腐などがおすすめです。
また、日本酒を飲みながら飲む水のことを「和らぎ水」といい、お酒に対して、約1.5倍から2倍の水を合間に飲むようにすると、飲み過ぎを防止してくれます。
飲んだ後は代謝が上がるため、いつもより水分を消費します。お酒を飲んだ後、寝る前にもたっぷり水分をとって、アルコール分解を促しましょう。
体に負担をかけず、粋なお酒を楽しんでいきたいですね。私も先達に学び、自分なりにお酒の楽しみ方を見つけていきたいと思います!
この記事がみなさんの豊かな酒LIFEの一助になれば幸いです。
ライタープロフィール:ぶらめがね
神社とお寺が心のふるさと。
会社ではグラフィックデザイン担当。
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