人気のキーワード
★隙間時間にコラムを読むならアプリがオススメ★
ロータスという花を皆さんご存じですか? あまり聞きなれない名前かもしれませんが、夏の時期に水辺で見かける「蓮」のことです。
この記事では、夏になると美しい花を咲かせるロータスについてご紹介していきます。
約1億年前には地球に存在していたと言われるロータスは、どこかオリエンタルな雰囲気を感じるとても魅力的な花です。
ロ毎年7~8月頃に開花し、夏の時期に水辺から美しい顔を覗かせてくれます。 それまで姿を隠していたロータスが沼地から真っすぐ花茎を伸ばし、夏の日差しの中で堂々と花を咲かせる姿はとても神秘的で、まさに圧巻です。
夏の時期にのみ観賞できるロータスですが、開花から4日目には花が散り始めてしまう短命な花としても知られています。 それもその期間であればずっと花を咲かせているわけではなく、早朝に花を開かせ、お昼になると閉じてしまう特徴があるのです。
稀に夕方まで花を開かせているロータスを見かけますが、それはその日が最後という証です。最後の日には夕方まで花を開かせ続け、力尽きると一枚一枚花びらを落として散っていってしまいます。
短命で儚く散ってしまうからこそ、より貴重で美しく感じますね。
ロータスの花言葉は多くありますが、その中でも「清らかな心」「休養」「神聖」「雄弁」「沈着」「離れゆく愛」が代表的な意味として知られています。 ここでは特に有名な3つの花言葉をご紹介します。
泥水の中で育つロータスは、泥水の泥が濃ければ濃いほど、美しい花を咲かせられると言われています。 泥水という厳しい環境下で育ちながらも、泥に染まらず色鮮やかで美しい花を咲かせる姿から「清らかな心」という花言葉が付けられたと言われています。
「神聖」という花言葉は、仏教が由来と言われています。 その昔、生まれたばかりのお釈迦様がはじめて道を歩いたときに、その足跡から蓮が咲いたことが花言葉の由来です。
ロータスが花を咲かせる最後の日、花びらは一枚一枚離れるように散っていきます。 その光景から、愛から心が離れていく様子の花言葉がつけられました。
国の象徴として知られる花のこと“国花”といいますね。日本でも「桜」や「菊」が国花として知られるように、インドではロータスが国花として古くから親しまれています。 デリーには、ロータスの形をした「ロータス寺院」があるほどなんですよ。
インドの二大宗教とも言われているヒンドゥー教と仏教とも繋がりがあるようですが、いったいどんな関りがあるのでしょうか。
仏教においてロータスは極楽の花とされています。 お寺の本堂などにある絵や飾りにロータスが使われているのも、こういった背景があるからなんですね。
仏教では「淤泥不染(泥より出づるも染まらず)」と言って、どれほど厳しい環境で育っても泥に染まらず、清く生きることの象徴としてロータスが親しまれています。
ヒンドゥー教においても、泥水の中から美しい花を咲かせる様子が、清らかに生きることの象徴として神話や経典の中に度々登場しています。
神話の中でヒンドゥー教の神様として度々登場するシヴァ神、サニースワランの怒りから逃れるために、自身の姿を蜂に変えてロータスの中に身を潜めたという話があります。
インドに起源を持つ宗教にとってロータスは、このように教えや神話において重要な意味を持つ花なのです。
ロータスとよく似ている花として、たびたび睡蓮が挙げられます。 皆さんも一度は間違えてたことがあるのではないでしょうか?
とてもよく似ている花ですが、ロータスはハス科のハス属、睡蓮はスイレン科のスイレン属で全く違う植物です。
実際、見た目にも明確な違いがあるので、ポイントさえ押さえれば簡単に見分けられます!
ロータスは水辺から花茎を伸ばし、高い位置で花を咲かせますが、睡蓮は水面上で花を咲かせます。
ロータスの葉は「ロータス効果」と言って、水を弾く仕組みがあります。 円形で光沢もなく、マットな質感なのが特徴です。
一方睡蓮は、円形に切り込みが入った形で、光沢感のある質感をしています。 ロータスと違って水も弾きません。
ところで、レンコンはロータスの茎部分であることをご存じですか? レンコンは漢字で書くと「蓮根」になるので、根っこの部分と勘違いされがちですが、実はロータスの茎の部分なんです!
なぜ茎なのに「蓮根」と呼ばれるようになったのか正確なことは分かっていませんが、泥の中に這いつくばっている様子から、昔の人が根っこだと勘違いしたのかもしれませんね。
ロータスが元気に育つためにはどうしても空気が必要ですが、泥水という環境下では空気が通りにくいのはお察しの通りです。 そこで皆さんご存じの大きな穴が、葉から取り入れた空気を根っこまで届けているんです。
レンコンの穴を覗くと「先が見通せる」ことから、縁起がいい食材ととしても知られています。
泥の中で清らかに咲く姿は、私たちを勇気づけ、生きる誇りを思い出させてくれます。 ロータスを観賞できる期間は限られていますが、ロータスモチーフのアイテムであれば、いつでも身近にロータスに込められたメッセージを感じとることができます。
おしゃれとして、お守りとして、ロータスを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
この記事が好きなあなたにおすすめ!
花言葉と隠れたお洒落
チャイハネの人気記事はこちら!
「チャイハネ流アロハシャツ」をデザイナーが徹底解剖!
ロータスという花を皆さんご存じですか?
あまり聞きなれない名前かもしれませんが、夏の時期に水辺で見かける「蓮」のことです。
この記事では、夏になると美しい花を咲かせるロータスについてご紹介していきます。
目次
ロータス(蓮)とは
約1億年前には地球に存在していたと言われるロータスは、どこかオリエンタルな雰囲気を感じるとても魅力的な花です。
ロ毎年7~8月頃に開花し、夏の時期に水辺から美しい顔を覗かせてくれます。
それまで姿を隠していたロータスが沼地から真っすぐ花茎を伸ばし、夏の日差しの中で堂々と花を咲かせる姿はとても神秘的で、まさに圧巻です。
美しいロータスが見られるのは午前中のみ
夏の時期にのみ観賞できるロータスですが、開花から4日目には花が散り始めてしまう短命な花としても知られています。
それもその期間であればずっと花を咲かせているわけではなく、早朝に花を開かせ、お昼になると閉じてしまう特徴があるのです。
稀に夕方まで花を開かせているロータスを見かけますが、それはその日が最後という証です。最後の日には夕方まで花を開かせ続け、力尽きると一枚一枚花びらを落として散っていってしまいます。
短命で儚く散ってしまうからこそ、より貴重で美しく感じますね。
ロータスの花言葉
ロータスの花言葉は多くありますが、その中でも「清らかな心」「休養」「神聖」「雄弁」「沈着」「離れゆく愛」が代表的な意味として知られています。
ここでは特に有名な3つの花言葉をご紹介します。
清らかな心
泥水の中で育つロータスは、泥水の泥が濃ければ濃いほど、美しい花を咲かせられると言われています。
泥水という厳しい環境下で育ちながらも、泥に染まらず色鮮やかで美しい花を咲かせる姿から「清らかな心」という花言葉が付けられたと言われています。
神聖
「神聖」という花言葉は、仏教が由来と言われています。
その昔、生まれたばかりのお釈迦様がはじめて道を歩いたときに、その足跡から蓮が咲いたことが花言葉の由来です。
離れゆく愛
ロータスが花を咲かせる最後の日、花びらは一枚一枚離れるように散っていきます。
その光景から、愛から心が離れていく様子の花言葉がつけられました。
インドの二大宗教とも深い繋がりがある
国の象徴として知られる花のこと“国花”といいますね。日本でも「桜」や「菊」が国花として知られるように、インドではロータスが国花として古くから親しまれています。
デリーには、ロータスの形をした「ロータス寺院」があるほどなんですよ。
インドの二大宗教とも言われているヒンドゥー教と仏教とも繋がりがあるようですが、いったいどんな関りがあるのでしょうか。
仏教におけるロータス
仏教においてロータスは極楽の花とされています。
お寺の本堂などにある絵や飾りにロータスが使われているのも、こういった背景があるからなんですね。
仏教では「淤泥不染(泥より出づるも染まらず)」と言って、どれほど厳しい環境で育っても泥に染まらず、清く生きることの象徴としてロータスが親しまれています。
ヒンドゥー教におけるロータス
ヒンドゥー教においても、泥水の中から美しい花を咲かせる様子が、清らかに生きることの象徴として神話や経典の中に度々登場しています。
神話の中でヒンドゥー教の神様として度々登場するシヴァ神、サニースワランの怒りから逃れるために、自身の姿を蜂に変えてロータスの中に身を潜めたという話があります。
インドに起源を持つ宗教にとってロータスは、このように教えや神話において重要な意味を持つ花なのです。
ロータスと睡蓮の違いとは
ロータスとよく似ている花として、たびたび睡蓮が挙げられます。
皆さんも一度は間違えてたことがあるのではないでしょうか?
とてもよく似ている花ですが、ロータスはハス科のハス属、睡蓮はスイレン科のスイレン属で全く違う植物です。
実際、見た目にも明確な違いがあるので、ポイントさえ押さえれば簡単に見分けられます!
花が咲く位置が違う
ロータスは水辺から花茎を伸ばし、高い位置で花を咲かせますが、睡蓮は水面上で花を咲かせます。
ロータスの葉には「ロータス効果」が見られる
ロータスの葉は「ロータス効果」と言って、水を弾く仕組みがあります。
円形で光沢もなく、マットな質感なのが特徴です。
一方睡蓮は、円形に切り込みが入った形で、光沢感のある質感をしています。
ロータスと違って水も弾きません。
レンコンはロータスの根っこ?
ところで、レンコンはロータスの茎部分であることをご存じですか?
レンコンは漢字で書くと「蓮根」になるので、根っこの部分と勘違いされがちですが、実はロータスの茎の部分なんです!
なぜ茎なのに「蓮根」と呼ばれるようになったのか正確なことは分かっていませんが、泥の中に這いつくばっている様子から、昔の人が根っこだと勘違いしたのかもしれませんね。
レンコンの穴は空気の通り道
ロータスが元気に育つためにはどうしても空気が必要ですが、泥水という環境下では空気が通りにくいのはお察しの通りです。
そこで皆さんご存じの大きな穴が、葉から取り入れた空気を根っこまで届けているんです。
レンコンの穴を覗くと「先が見通せる」ことから、縁起がいい食材ととしても知られています。
ロータスモチーフの商品紹介
★ワンピース
★ネックレス/ピアス
★カーテン
泥の中で清らかに咲く姿は、私たちを勇気づけ、生きる誇りを思い出させてくれます。
ロータスを観賞できる期間は限られていますが、ロータスモチーフのアイテムであれば、いつでも身近にロータスに込められたメッセージを感じとることができます。
おしゃれとして、お守りとして、ロータスを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
この記事が好きなあなたにおすすめ!
花言葉と隠れたお洒落
チャイハネの人気記事はこちら!
「チャイハネ流アロハシャツ」をデザイナーが徹底解剖!