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こんにちは!
だんだんと気温も高くなり、夏を感じさせる陽気の日が多くなってきましたね。 今年の夏はどんな服を着ようか……考えるだけでワクワクしちゃいますね!
今回はそんな夏にぴったり!チャイハネ流のアロハシャツについてチャイハネ衣料品デザイナーのしおりがご紹介します!
アロハシャツと聞くと、思い浮かべるのは当然ながらハワイですよね。 実はアロハシャツって、日本ととても深い関係があることをご存知でしょうか?
ハワイでは1830年ごろから多くの日本人がハワイに移住しました。 その多くがサトウキビ畑や製糖工場での農業労働者として開拓しに移動してきた人々。 当時、農園で働いていた作業員は“パラカ”と呼ばれる開襟シャツを着ていました。 このパラカシャツが、現代のアロハシャツの原型になったといわれています。
1930年代に官役移民としてハワイへ渡った宮本長太郎という人が、日本の着物の生地を使用してシャツを作る「ムサシヤ MUSASHIYA」という仕立て屋をハワイで創業します。 1935年にこの「ムサシヤ」がホノルル・アドバタイザー紙の広告に「アロハシャツ」という言葉をはじめて使い、この言葉が世界中に広がったのです。
この頃のハワイは客船や航空路の発達等によって、観光地として人気を集めるようになっており、アロハシャツがお土産として徐々に人気を集めるようになっていきました。
着物を日常的に着ていた時代の日本では、伝統的な着物の柄は着用する人や季節によって異なっており、織物の模様は社会的な習慣によって厳しく定められていました。
男性や老女は暗くて地味な色を着る一方、若い女性は明るく目立つ色や模様の着物を着ることが許されており、一般的に、女性の婚礼衣装の柄は非常に写実的で、美しい花や葉が描かれた着物を、年少の男の子たちは力強く、男らしい鯉や鎧の柄の着物を身に纏う。 というように、当時の日本では着る人やシーンによって選ばれる着物に差があったのです。
ですが、アロハシャツにはそんなしきたりは関係ありません! 日本の伝統柄で仕立てたシャツを各々が着たい柄で自由に身に纏って、自分らしい個性を当時の人々も楽しんでいたことでしょう。
この記述を本で読んだとき、明るい柄のアロハシャツをハワイの男性が着ているところを初めて見た日本人は、きっと驚いただろうなと思いました。 でも今の時代なら、自由に好きなもの、気に入ったものを着ることに決まりごとや風習なんて関係ないのかもしれません。
自分の好きなものを着て、自分を解き放つ。 チャイハネの芯の部分と、ハワイに訪れた様々な人達が自由に好きな着物生地のアロハシャツを着ているお話に、何かリンクする部分を感じませんか? それなら、チャイハネらしいアロハシャツを作りたい!という気持ちが湧きあがりました!
そんな思いを込めたチャイハネ流のアロハシャツ、今年は新たに4つのシリーズが誕生しました! それぞれのデザインに込められた思いを少しだけご紹介します。
アロハシャツにも良く使われている総柄のデザインを施したシリーズ。 一番最初のアロハシャツとして世に出回ったものは、総柄といわれています。着物の柄でも総柄は多いので、一番最初に出回るのも納得ですね。 柄はメキシコの画家、フリーダ・カーロをモチーフに、明るいメキシコの植物を思わせる花々が囲っているようなデザインです。
ここで花のデザインを入れたのは、アロハシャツのルーツの部分で、日本での着物を着るときの決まりで象徴的な、当時女性しか着られなかった花や葉の柄をあえて入れるという、チャイハネなりの自由を象徴するアロハシャツにしたかったから。
このシリーズはチャイハネが付き合いの深い“インド”がテーマ! 伝統技法のブロックプリントを使い、インドの日常を表現したシリーズになっています。 ハワイ発祥のアロハシャツに、インドの伝統技法で柄を描いた、他では出会えない、チャイハネらしい一枚です。
アロハシャツに良く使われている「バックパネルパターン」を使ったデザインのシリーズ。 前面はシンプルな単色のデザイン、背面に絵画のようなデザインが描かれているのがバックパネルパターンの特徴です。
ポケットのフラップ部分や、前開きの見返し布にも柄の生地を使用していて、細部までこだわりポイントを詰め込んでいます。
チャイハネではおなじみのカラベラカップルが歌っている周りに、メキシコらしいサボテンやテキーラなどが描かれた、なんともPOPなデザインで、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれる柄にしました!
ここまで紹介してきたシリーズは、チャイハネらしいPOPさ、明るいテーマで好きな色、柄を着てほしい!!という思いを込めたシリーズでした。 そして最後に作ったのがこのサンピスシリーズ。
4シリーズ作るなら、力強いシリーズを好きなお客様にも手に取ってほしいよね、カッコいいシリーズもほしいね!というデザイナーの気持ちで出来上がりました。 ただ、実はどんなデザインがカッコいいか……と一番頭を悩ませたシリーズでもあったのです……
そこで行き着いたチャイハネらしい力強さを、大自然からインスピレーションを受けたデザインに落とし込まれました。
また、このアロハシャツを作るにあたり、アロハシャツシリーズに合うTシャツも作りました!!
それぞれのシリーズのモチーフがデザインされた、アロセルシリーズです。 様々なモチーフが立体感のあるフロッキー加工で施されています。 ぜひ、アロハシャツに合わせてコーディネートを楽しんでみてくださいね。
長々お話してしまいましたが、アロハシャツの4シリーズはそれぞれにデザイナーの思いがたくさん込められています!
チャイハネらしさがぎゅっと詰まったアロハシャツ。 明るくて楽しいデザインを自由に身にまとって、今年の夏を過ごしていただけたらと思います!
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チャイハネの衣料デザイナー。チャイハネが好きで、店舗アルバイトをした後企画部に入社。おせんべいが大好きで、定時後は大体おせんべいを食べている。店舗アルバイト時代、系列店の人から“おせんべいの人”と覚えられていた。
こんにちは!
だんだんと気温も高くなり、夏を感じさせる陽気の日が多くなってきましたね。
今年の夏はどんな服を着ようか……考えるだけでワクワクしちゃいますね!
今回はそんな夏にぴったり!チャイハネ流のアロハシャツについてチャイハネ衣料品デザイナーのしおりがご紹介します!
目次
アロハシャツの起源
アロハシャツと聞くと、思い浮かべるのは当然ながらハワイですよね。
実はアロハシャツって、日本ととても深い関係があることをご存知でしょうか?
ハワイでは1830年ごろから多くの日本人がハワイに移住しました。
その多くがサトウキビ畑や製糖工場での農業労働者として開拓しに移動してきた人々。
当時、農園で働いていた作業員は“パラカ”と呼ばれる開襟シャツを着ていました。
このパラカシャツが、現代のアロハシャツの原型になったといわれています。
1930年代に官役移民としてハワイへ渡った宮本長太郎という人が、日本の着物の生地を使用してシャツを作る「ムサシヤ MUSASHIYA」という仕立て屋をハワイで創業します。
1935年にこの「ムサシヤ」がホノルル・アドバタイザー紙の広告に「アロハシャツ」という言葉をはじめて使い、この言葉が世界中に広がったのです。
この頃のハワイは客船や航空路の発達等によって、観光地として人気を集めるようになっており、アロハシャツがお土産として徐々に人気を集めるようになっていきました。
着物を日常的に着ていた時代の日本では、伝統的な着物の柄は着用する人や季節によって異なっており、織物の模様は社会的な習慣によって厳しく定められていました。
男性や老女は暗くて地味な色を着る一方、若い女性は明るく目立つ色や模様の着物を着ることが許されており、一般的に、女性の婚礼衣装の柄は非常に写実的で、美しい花や葉が描かれた着物を、年少の男の子たちは力強く、男らしい鯉や鎧の柄の着物を身に纏う。
というように、当時の日本では着る人やシーンによって選ばれる着物に差があったのです。
ですが、アロハシャツにはそんなしきたりは関係ありません!
日本の伝統柄で仕立てたシャツを各々が着たい柄で自由に身に纏って、自分らしい個性を当時の人々も楽しんでいたことでしょう。
チャイハネとアロハシャツ
この記述を本で読んだとき、明るい柄のアロハシャツをハワイの男性が着ているところを初めて見た日本人は、きっと驚いただろうなと思いました。
でも今の時代なら、自由に好きなもの、気に入ったものを着ることに決まりごとや風習なんて関係ないのかもしれません。
自分の好きなものを着て、自分を解き放つ。
チャイハネの芯の部分と、ハワイに訪れた様々な人達が自由に好きな着物生地のアロハシャツを着ているお話に、何かリンクする部分を感じませんか?
それなら、チャイハネらしいアロハシャツを作りたい!という気持ちが湧きあがりました!
そんな思いを込めたチャイハネ流のアロハシャツ、今年は新たに4つのシリーズが誕生しました!
それぞれのデザインに込められた思いを少しだけご紹介します。
チャイハネ流!アロハシャツの制作秘話
■フリダノシリーズ
アロハシャツにも良く使われている総柄のデザインを施したシリーズ。
一番最初のアロハシャツとして世に出回ったものは、総柄といわれています。着物の柄でも総柄は多いので、一番最初に出回るのも納得ですね。
柄はメキシコの画家、フリーダ・カーロをモチーフに、明るいメキシコの植物を思わせる花々が囲っているようなデザインです。
ここで花のデザインを入れたのは、アロハシャツのルーツの部分で、日本での着物を着るときの決まりで象徴的な、当時女性しか着られなかった花や葉の柄をあえて入れるという、チャイハネなりの自由を象徴するアロハシャツにしたかったから。
■ラリシュシリーズ【LIFE OF INDIAN】
このシリーズはチャイハネが付き合いの深い“インド”がテーマ!
伝統技法のブロックプリントを使い、インドの日常を表現したシリーズになっています。
ハワイ発祥のアロハシャツに、インドの伝統技法で柄を描いた、他では出会えない、チャイハネらしい一枚です。
■メキソングシリーズ
アロハシャツに良く使われている「バックパネルパターン」を使ったデザインのシリーズ。
前面はシンプルな単色のデザイン、背面に絵画のようなデザインが描かれているのがバックパネルパターンの特徴です。
ポケットのフラップ部分や、前開きの見返し布にも柄の生地を使用していて、細部までこだわりポイントを詰め込んでいます。
チャイハネではおなじみのカラベラカップルが歌っている周りに、メキシコらしいサボテンやテキーラなどが描かれた、なんともPOPなデザインで、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれる柄にしました!
■サンピスシリーズ
ここまで紹介してきたシリーズは、チャイハネらしいPOPさ、明るいテーマで好きな色、柄を着てほしい!!という思いを込めたシリーズでした。
そして最後に作ったのがこのサンピスシリーズ。
4シリーズ作るなら、力強いシリーズを好きなお客様にも手に取ってほしいよね、カッコいいシリーズもほしいね!というデザイナーの気持ちで出来上がりました。
ただ、実はどんなデザインがカッコいいか……と一番頭を悩ませたシリーズでもあったのです……
そこで行き着いたチャイハネらしい力強さを、大自然からインスピレーションを受けたデザインに落とし込まれました。
■アロセルTシャツシリーズ
また、このアロハシャツを作るにあたり、アロハシャツシリーズに合うTシャツも作りました!!
それぞれのシリーズのモチーフがデザインされた、アロセルシリーズです。
様々なモチーフが立体感のあるフロッキー加工で施されています。
ぜひ、アロハシャツに合わせてコーディネートを楽しんでみてくださいね。
長々お話してしまいましたが、アロハシャツの4シリーズはそれぞれにデザイナーの思いがたくさん込められています!
チャイハネらしさがぎゅっと詰まったアロハシャツ。
明るくて楽しいデザインを自由に身にまとって、今年の夏を過ごしていただけたらと思います!
商品の裏話や製作秘話が好きなあなたにおすすめ!
私達の「毎日」に寄り添う。マッチ香エコバッグ
ハワイといえばフラ!フラの歴史が気になる方はこちら!
フラとは?人々が守り抜いたハワイの伝統~歴史や種類をご紹介~
筆者プロフィール:しおり
チャイハネの衣料デザイナー。チャイハネが好きで、店舗アルバイトをした後企画部に入社。おせんべいが大好きで、定時後は大体おせんべいを食べている。店舗アルバイト時代、系列店の人から“おせんべいの人”と覚えられていた。