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みなさんは、スリランカの「ペラヘラ祭り」というお祭りを知っていますか?「アジア三大祭り」の1つでもあるのですが、日本ではあまり知られていないかもしれませんね。
そこで、今回のコラムでは、そんなペラヘラ祭りについて詳しくご紹介したいと思います。そもそもどんなお祭りなのか、お祭りでの見どころはなにか、お祭りの開催地「キャンディ」とはどんな場所なのかなどをわかりやすく解説します。
世界のお祭りに興味がある方や、スリランカについて知りたい方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
「ペラヘラ祭り」というお祭りを、今回初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。そこで、まずはペラヘラ祭りの基本からご紹介していきます。
ペラヘラ祭りとは、アジア三大祭りの1つにも数えられるお祭りで、毎年エサラ月(スリランカの暦で7~8月を指す)の約2週間にわたって、スリランカのキャンディという街で開催されます。キャンディは世界文化遺産にも登録されている古代都市で、スリランカの古き良き時代のおもかげを今に伝えています。
お祭りの正式名称は「キャンディ・エサラ・ペラヘラ」といい、「ペラヘラ」は現地の言葉・シンハラ語で「行列」「行進」を意味します。仏教とスリランカの伝統文化が融合した祭典で、世界中からたくさんの観光客がこのお祭りを一目見ようと集まります。
ペラヘラ祭りは、仏教の「仏歯信仰(仏陀の歯の遺物を最も神聖視する信仰)」に深く根ざしており、そこから始まったお祭りです。
仏歯は、釈迦が入滅したときに火葬された際に残ったとされる歯の一本のことを指します。これはキャンディの「仏歯寺」というお寺に安置されており、スリランカの人々にとって、何物にも代えられない大切な宝とされてきました。
その仏歯が納められた「舎利容器」を背中に乗せ、装飾(電飾)されたゾウを先頭に、音楽隊やダンサーなどの群が街中を歩いてパレードする、というお祭りが生まれ、これが現代のペラヘラ祭りの起源となっています。
上記でご紹介したとおり、お祭りのメインとなるのは「象」です。ここからは、スリランカで象が神聖視され、大切にされている理由を解説します。
スリランカだけでなく、仏教やヒンドゥー教が信仰されている国・文化圏において、象は神聖な動物とされています。これは、仏陀の母・マーヤー夫人が、白い象が体内に宿る夢を見て仏陀を身ごもったという伝説が残っており、象は聖なる吉祥の象徴とされているからです。
また、スリランカ国内には大きな「スリランカ象」という種類の象がいるのですが、そのなかで牙を持つ個体は少なく、オスの7%にも満たないとされています。そのため、牙のある象は神聖視され、特別に「タスカー(牙あり)」と呼ばれているのです。
そして、スリランカで最も有名な祭りである「ペラヘラ祭り」でも、仏歯を運ぶ大切な役割を果たす象はもちろんタスカーが担います。タスカーは、どんな状況でも動じず、冷静で落ち着いており賢いという特徴を持った象が選ばれます。
ここからは、ペラヘラ祭りの多様な魅力や見どころをご紹介していきます。
ペラヘラ祭りの一番の見どころといえば、やはり「豪華に装飾された象たち」です。布やライトなどを使って、美しく華やかに彩られた約100体の象がキャンディの街を練り歩きます。
先ほどもご紹介したとおり、最も格式のある象(タスカー)の背中には仏陀の聖なる歯(仏歯)のレプリカが載せられています。ちなみに、象には白装束の僧侶たちが付き従い、荘厳さ尊厳を感じられます。
アクロバティックに炎を操るファイヤーダンサーも魅力です。ダンサーの多くは、王朝時代に宮廷で舞を奉納していた家系の末裔だと言われていますよ。
パレードは夕方ごろから始まるため、松明の明かりが夜の暗さにしっかりと映え、美しく幻想的な雰囲気になります。
ファイアーダンスだけでなく、「キャンディアン・ダンス」と呼ばれるダイナミックなステップで悪霊を払う伝統舞踊も数多く披露されます。激しく勇壮な盾の舞など、力強いパフォーマンスが観客を魅了していきます。
また、太鼓や横笛、ホイッスルなどを使って演奏される伝統音楽もお祭り全体の雰囲気を盛り上げます。ほかにも、火を噴く演者や空中で芸をする芸人など、さまざまな演者が登場しますよ。
ペラヘラ祭りにはさまざな魅力や見どころがあることがわかりましたね。ぜひ一度見に行ってみたいと思った方もいるのではないでしょうか。ここからは、ペラヘラ祭りの開催時期と観光に役立つ情報をご紹介します。
ペラヘラ祭りが行われるのは、スリランカの古代都市「キャンディ」です。スリランカ中部に位置し、シンハラ人のキャンディ王国(1469年~1815年)の最後の都として有名です。
街の中心には、スリランカで最も格式の高い寺院として知られる「仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)」があります。名前のとおり仏陀(ブッダ)の歯が祀られているお寺。ここでは、毎日3回(朝・昼・晩)に、太鼓と笛の音とともに「プージャ」と呼ばれる礼拝が行われ、特に早朝はたくさんの信者が集まります。
街全体が世界遺産として登録されているキャンディは、ペラヘラ祭り以外にも見どころがたくさん。たとえば、仏歯寺の裏に広がる山はウダワッタキャレー自然保護区となっており、多くの鳥が見られます。また、ペラデニヤ王立植物園には、ヤシの木、蘭園、巨大なイチジクの木などがあり、癒やしスポットとなっています。
ちなみに、日本からキャンディまでは、スリランカの首都コロンボを経由し、約15時間で到着します。
ペラヘラ祭りは、毎年エサラ月(満月の時期、スリランカの暦で7~8月頃のことです)の約2週間にわたって開催されます。2026年は、8月18日から27日にかけて開催が予定されています。
ペラヘラ祭りは、仏教に関連しているため、ノースリーブや短パン・ミニスカートなど、肩や足が大きく露出した服装は避けるのがマナーです。軽い羽織りや、ストールなどがあると便利です。また、仏教行事であることを忘れず、象や踊り子たちに敬意を払って観覧しましょう。
また、お祭りの時期は雨季にも重なるため、レインコートなどの雨具があると安心です。なお、お祭りは雨天決行です。
スリランカという国は知っていても、「ペラヘラ祭り」については今回初めて知った、という方も多かったのではないでしょうか。
長い歴史を持ち、スリランカの宗教や文化を感じることのできるペラヘラ祭りは、多様な魅力に溢れています。象との関わりや、祭りが開催されるキャンディという都市など、祭りに関して興味深いこともたくさん知れたのではないでしょうか。
このコラムを読んで、ペラヘラ祭りを見に行ってみたいと思った方は、ガイドツアーなども開催されていますので、ぜひ調べてみてくださいね。
みなさんは、スリランカの「ペラヘラ祭り」というお祭りを知っていますか?
「アジア三大祭り」の1つでもあるのですが、日本ではあまり知られていないかもしれませんね。
そこで、今回のコラムでは、そんなペラヘラ祭りについて詳しくご紹介したいと思います。
そもそもどんなお祭りなのか、お祭りでの見どころはなにか、お祭りの開催地「キャンディ」とはどんな場所なのかなどをわかりやすく解説します。
世界のお祭りに興味がある方や、スリランカについて知りたい方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
目次
ペラヘラ祭りとは?
「ペラヘラ祭り」というお祭りを、今回初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずはペラヘラ祭りの基本からご紹介していきます。
ペラヘラ祭りとは、アジア三大祭りの1つにも数えられるお祭りで、毎年エサラ月(スリランカの暦で7~8月を指す)の約2週間にわたって、スリランカのキャンディという街で開催されます。
キャンディは世界文化遺産にも登録されている古代都市で、スリランカの古き良き時代のおもかげを今に伝えています。
お祭りの正式名称は「キャンディ・エサラ・ペラヘラ」といい、「ペラヘラ」は現地の言葉・シンハラ語で「行列」「行進」を意味します。
仏教とスリランカの伝統文化が融合した祭典で、世界中からたくさんの観光客がこのお祭りを一目見ようと集まります。
ペラヘラ祭りの歴史と起源
ペラヘラ祭りは、仏教の「仏歯信仰(仏陀の歯の遺物を最も神聖視する信仰)」に深く根ざしており、そこから始まったお祭りです。
仏歯は、釈迦が入滅したときに火葬された際に残ったとされる歯の一本のことを指します。これはキャンディの「仏歯寺」というお寺に安置されており、スリランカの人々にとって、何物にも代えられない大切な宝とされてきました。
その仏歯が納められた「舎利容器」を背中に乗せ、装飾(電飾)されたゾウを先頭に、音楽隊やダンサーなどの群が街中を歩いてパレードする、というお祭りが生まれ、これが現代のペラヘラ祭りの起源となっています。
スリランカで象が神聖視される理由
上記でご紹介したとおり、お祭りのメインとなるのは「象」です。
ここからは、スリランカで象が神聖視され、大切にされている理由を解説します。
スリランカだけでなく、仏教やヒンドゥー教が信仰されている国・文化圏において、象は神聖な動物とされています。これは、仏陀の母・マーヤー夫人が、白い象が体内に宿る夢を見て仏陀を身ごもったという伝説が残っており、象は聖なる吉祥の象徴とされているからです。
また、スリランカ国内には大きな「スリランカ象」という種類の象がいるのですが、そのなかで牙を持つ個体は少なく、オスの7%にも満たないとされています。
そのため、牙のある象は神聖視され、特別に「タスカー(牙あり)」と呼ばれているのです。
そして、スリランカで最も有名な祭りである「ペラヘラ祭り」でも、仏歯を運ぶ大切な役割を果たす象はもちろんタスカーが担います。
タスカーは、どんな状況でも動じず、冷静で落ち着いており賢いという特徴を持った象が選ばれます。
ペラヘラ祭りの見どころ
ここからは、ペラヘラ祭りの多様な魅力や見どころをご紹介していきます。
豪華に装飾された象たち
「The good luck elephant」
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_good_luck_elephant.jpg
ペラヘラ祭りの一番の見どころといえば、やはり「豪華に装飾された象たち」です。布やライトなどを使って、美しく華やかに彩られた約100体の象がキャンディの街を練り歩きます。
先ほどもご紹介したとおり、最も格式のある象(タスカー)の背中には仏陀の聖なる歯(仏歯)のレプリカが載せられています。
ちなみに、象には白装束の僧侶たちが付き従い、荘厳さ尊厳を感じられます。
炎を操るファイヤーダンサー
アクロバティックに炎を操るファイヤーダンサーも魅力です。ダンサーの多くは、王朝時代に宮廷で舞を奉納していた家系の末裔だと言われていますよ。
パレードは夕方ごろから始まるため、松明の明かりが夜の暗さにしっかりと映え、美しく幻想的な雰囲気になります。
太鼓や伝統舞踊のパレード
ファイアーダンスだけでなく、「キャンディアン・ダンス」と呼ばれるダイナミックなステップで悪霊を払う伝統舞踊も数多く披露されます。激しく勇壮な盾の舞など、力強いパフォーマンスが観客を魅了していきます。
また、太鼓や横笛、ホイッスルなどを使って演奏される伝統音楽もお祭り全体の雰囲気を盛り上げます。ほかにも、火を噴く演者や空中で芸をする芸人など、さまざまな演者が登場しますよ。
ペラヘラ祭りの開催時期と観光情報
ペラヘラ祭りにはさまざな魅力や見どころがあることがわかりましたね。ぜひ一度見に行ってみたいと思った方もいるのではないでしょうか。
ここからは、ペラヘラ祭りの開催時期と観光に役立つ情報をご紹介します。
開催地「キャンディ」とは?
ペラヘラ祭りが行われるのは、スリランカの古代都市「キャンディ」です。
スリランカ中部に位置し、シンハラ人のキャンディ王国(1469年~1815年)の最後の都として有名です。
街の中心には、スリランカで最も格式の高い寺院として知られる「仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)」があります。名前のとおり仏陀(ブッダ)の歯が祀られているお寺。ここでは、毎日3回(朝・昼・晩)に、太鼓と笛の音とともに「プージャ」と呼ばれる礼拝が行われ、特に早朝はたくさんの信者が集まります。
街全体が世界遺産として登録されているキャンディは、ペラヘラ祭り以外にも見どころがたくさん。たとえば、仏歯寺の裏に広がる山はウダワッタキャレー自然保護区となっており、多くの鳥が見られます。
また、ペラデニヤ王立植物園には、ヤシの木、蘭園、巨大なイチジクの木などがあり、癒やしスポットとなっています。
ちなみに、日本からキャンディまでは、スリランカの首都コロンボを経由し、約15時間で到着します。
ペラヘラ祭りの開催時期は?
ペラヘラ祭りは、毎年エサラ月(満月の時期、スリランカの暦で7~8月頃のことです)の約2週間にわたって開催されます。
2026年は、8月18日から27日にかけて開催が予定されています。
ペラヘラ祭り観覧時のポイント
ペラヘラ祭りは、仏教に関連しているため、ノースリーブや短パン・ミニスカートなど、肩や足が大きく露出した服装は避けるのがマナーです。軽い羽織りや、ストールなどがあると便利です。また、仏教行事であることを忘れず、象や踊り子たちに敬意を払って観覧しましょう。
また、お祭りの時期は雨季にも重なるため、レインコートなどの雨具があると安心です。なお、お祭りは雨天決行です。
まとめ|スリランカを代表する幻想的な祭典「ペラヘラ祭り」に親しもう
スリランカという国は知っていても、「ペラヘラ祭り」については今回初めて知った、という方も多かったのではないでしょうか。
長い歴史を持ち、スリランカの宗教や文化を感じることのできるペラヘラ祭りは、多様な魅力に溢れています。象との関わりや、祭りが開催されるキャンディという都市など、祭りに関して興味深いこともたくさん知れたのではないでしょうか。
このコラムを読んで、ペラヘラ祭りを見に行ってみたいと思った方は、ガイドツアーなども開催されていますので、ぜひ調べてみてくださいね。
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