金婚式・銀婚式は何年目?結婚記念日の一覧と意味・おすすめの祝い方を解説

結婚記念日には、「銀婚式」「金婚式」といった特別な呼び名があります。
しかし、「銀婚式は何年目?」「金婚式との違いは?」と改めて聞かれると、意外とすぐには答えられない方も多いのではないでしょうか。

実は、結婚記念日には1周年からそれぞれ名称があり、夫婦が歩んできた年月や絆の深まりを象徴しています。銀婚式や金婚式だけでなく、木婚式、真珠婚式、ダイヤモンド婚式など、節目ごとに意味や由来が込められているのも特徴です。

この記事では、各結婚記念日の意味や由来、おすすめの祝い方・プレゼントについて詳しく紹介します。夫婦で迎える大切な節目を、より思い出深い一日にするためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

結婚記念日とは

結婚記念日とは

結婚記念日は、単なるカレンダー上の印ではありません。
そもそも、なぜ私たちは結婚記念日をお祝いするのでしょうか。日常に追われていると忘れがちですが、その背景には長い歴史と、夫婦の絆を慈しむ知恵が隠されています。

ヨーロッパの風習が始まり

結婚記念日を祝う風習はヨーロッパに起源があるとされ、現在の「○○婚式」という呼び方はイギリス式の影響を受けて広まりました。

もともとは5年、15年、25年、50年、60年という大きな節目を「聖なる記念日」としてお祝いする質素なものでした。それが次第に広まり、現在のように毎年のように名前がつくようになったというわけです。

日本でこの習慣が定着したのは、明治27年(1894年)のこと。
明治天皇がご自身の結婚25周年を「大婚二十五年祝典」として盛大にお祝いされたのがきっかけでした。銀婚式という言葉の響きが、当時の日本人の心にスッと入り込んだのでしょう。陛下がお祝いされたのであれば自分たちも、という形で、一般家庭にも広がったと言われています。

結婚記念日の数え方

ここでよく混乱するのが、「結局、今年は何年目なの?」という計算の問題です。
「金婚式 銀婚式 何年」と検索する方の多くが、この数え方で一度は立ち止まるのではないでしょうか。

基本的には、年齢の数え方と同じだと考えれば分かりやすいです。

結婚したその年を「0年目」とし、1年経った最初の記念日が「結婚1周年」になります。
2000年に結婚したのであれば、2025年は25周年。つまり銀婚式を迎える年、という具合です。

「数え年」で計算してしまうと1年ズレてしまうので、そこだけは注意が必要かもしれません。
婚姻届の日付をしっかり照らし合わせて、大切な節目を逃さないようにしたいですね。

銀婚式とは:25周年の輝きを称える祝い方

夫婦生活の最初の大きなマイルストーン、それが銀婚式です。
「四半世紀」という言葉に置き換えると、その重みがより一層増して感じられます。

銀婚式は何年目?年数と由来を解説

銀婚式は何年目?年数と由来を解説

銀婚式は、結婚25周年を指します。銀婚式の「銀」には、長い年月を経て落ち着いた輝きを放つ夫婦の姿が重ねられています。

25年という月日は、決して平坦な道のりではなかったはず。喧嘩をして口をきかなかった時間、子育ての悩みで夜通し話し合った時間、あるいは経済的な不安に寄り添い合った日。それらが積み重なり、磨かれることで、新品の輝きとはまた違う、落ち着いた銀色の輝きを放つようになるのです。

「磨けば磨くほど光る銀のように、これからの人生も美しく歩んでいこう」。そんな願いが込められているのが銀婚式です。
結婚当初のキラキラした高揚感から、安定した、しかし確固たる絆へと変化した証とも言えるでしょう。

銀婚式におすすめの贈り物と祝い方は?

銀婚式にちなんで、やはり銀製品(シルバー)が定番のプレゼントとなります。
ペアの銀製タンブラーや、カトラリー、あるいは日常使いできるアクセサリーなども素敵ですね。また、形に残るものだけでなく、夫婦水入らずの旅行や豪華なディナーも人気。

忙しさに追われて二人の時間が持てなかった時期を労う、そんな「時間」のプレゼントは、多くの夫婦に喜ばれる選択肢です。

金婚式とは:50年の絆を祝う最高の祝い方

銀婚式からさらに25年。結婚してから半世紀、50年という驚くべき歳月を共に過ごした二人に贈られるのが金婚式です。

金婚式は何年目?年数と由来を解説

金婚式は何年目?年数と由来を解説

金婚式は、結婚50周年のお祝いです。
「金」が選ばれた理由は、その価値の高さと、何物にも変えがたい不変の輝きにあります。

50年という時間は、もはや二人が一つの物語そのものになっている状態。金は変色しにくく、永遠の象徴とも言われます。
山あり谷ありの半世紀を共に歩み、黄金のような豊かな人生を築き上げた二人を称える、まさに最高峰の記念日なのです。

金婚式におすすめの贈り物と祝い方は?

金婚式のギフトは、やはり「金」に関連するものが選ばれることが多いです。
金箔入りの日本酒、ゴールドのアクセサリー、あるいは金色の刺繍が入った記念品など。しかし、50周年ともなると、物欲よりも「家族全員が集まる時間」を一番のプレゼントと考える方も少なくありません。
三世代、四世代が集まっての食事会は、何よりの親孝行になるでしょう。

最近では、プロのカメラマンに依頼して家族写真を撮影したり、これまでの歩みをまとめた動画を作成したりする方も増えています。高価な宝石も素晴らしいですが、心に一生残る「笑顔の記憶」をプロデュースしてみてはいかがでしょうか。

ほかにもある○○婚式:毎年の絆を深める祝い方一覧

銀婚式と金婚式だけではありません。
地域や国によって呼び方が異なる場合がありますが、結婚記念日は1年目から名前がついており、その多くは「年月とともに絆が硬くなっていく」様子を表しています。

結婚1~10年目:絆の土台を作る時期

1年目から10年目までは、まだまだ若葉のような時期。そんな時期だからこそ、名前に込められた由来が心に響きます。

1周年:紙婚式(かみこんしき)
由来:白紙の状態から二人の将来の夢を願う。
プレゼント:アルバム、手帳、レターセットなどの紙製品。

2周年:藁婚式・綿婚式(わら・わたこんしき)
由来:質素倹約に努め、まだ柔らかい絆を大切にして将来の安定を願う。
プレゼント:ハンカチ、タオル、コットン製品。

3周年:革婚式(かわこんしき)
由来:革のように粘り強く、夫婦の関係をより丈夫にしていく。
プレゼント:財布、ベルト、キーケースなどの革製品。

4周年:花婚式・書籍婚式(はな・しょせきこんしき)
由来:しっかりと地に根を張り、家庭に花が咲き実がなるように。
プレゼント:花束、鉢植え、花をモチーフにしたアクセサリー、本。

5周年:木婚式(もっこんしき)
由来:一本の大きな木のように夫婦が一体となり、家族の基礎を固める。
プレゼント:木製の食器、フォトフレーム、観葉植物。

6周年:鉄婚式(てつこんしき)
由来:鉄のように強い絆を築き、これからの苦難を乗り越えていく。
プレゼント:鉄製の調理器具、鉄瓶。

7周年:銅婚式(どうこんしき)
由来:家庭の財産や生活が、銅のようにどっしりと安定してくる。
プレゼント:銅製タンブラー、カトラリー、インテリア雑貨。

8周年:青銅婚式・ゴム婚式(せいどう・ごむこんしき)
由来:ゴムのように弾力性のある、決してちぎれないしなやかな関係。
プレゼント:ゴムの木(観葉植物)、または青銅製品。

9周年:陶器婚式(とうきこんしき)
由来:陶器を扱うように、お互いを大切にしてヒビが入らないように願う。
プレゼント:茶碗、皿、陶器の花瓶、ペアの湯呑み。

10周年:錫婚式・アルミ婚式(すず・あるみこんしき)
由来:錫のように、美しさと柔らかさを兼ね備えた関係になる。
プレゼント:錫製の酒器、アルミ製キッチン用品、アクセサリー。

10年目の節目である「アルミ婚式」。「アルミ」と聞くと、キッチンにあるアルミホイルを連想する方が多いのではないでしょうか。
一見すると日常的で質素な素材に思えますが、アルミには「柔軟に形を変えながら、生活に寄り添う」という、10年を共にした夫婦ならではのしなやかな強さが込められています。

日常に溶け込む素材だからこそ、日々の当たり前の幸せを再確認するのにぴったりの名前かもしれません。

結婚11~40年目:深みを増す関係

11周年:鋼鉄婚式(こうてつこんしき)
由来:鋼のように硬い意志。11年という歳月を経て、何事にも動じない強い絆。
プレゼント:包丁、ステンレス製品、キッチンツール。

12周年:絹婚式(きぬこんしき)
由来:絹のように滑らかで愛情深い関係。摩擦があっても破れないしなやかさ。
プレゼント:シルクのパジャマ、スカーフ、ネクタイ。

13周年:レース婚式
由来:さらに細やかに、美しく織りなす歳月。複雑に絡み合った糸が芸術的な模様を成すように。
プレゼント:レースのテーブルクロス、ショール。

14周年:象牙婚式(ぞうげこんしき)
由来:年を重ねるほどに価値が増す象牙のように、夫婦の価値も高まる。
プレゼント:高級木製品、工芸品、アイボリーカラー雑貨。

15周年:水晶婚式(すいしょうこんしき)
由来:曇りのない、透き通った信頼関係。隠し事のない清らかな二人。
プレゼント:クリスタルの花瓶、置物、アクセサリー。

20周年:磁器婚式(じきこんしき)
由来:年代を経て価値が増す磁器のように。長い時間を経て磁器のように硬く。
プレゼント:ブランドの和食器、ペアコーヒーカップ。

30周年:真珠婚式(しんじゅこんしき)
由来:海の中で長い時間をかけて育まれる真珠。健康と富、長寿を願う。
プレゼント:真珠のネックレス、タイピン、カフス。

35周年:珊瑚婚式(さんごこんしき)
由来:共に歩んだ長い年月を、成長に時間がかかる美しい珊瑚に例えて。
プレゼント:珊瑚のアクセサリー、南国への旅行。

40周年:ルビー婚式
由来:情熱と信頼、深い紅色の輝き。内に情熱を秘めた夫婦を祝う。
プレゼント:ルビーの指輪、年代物の赤ワイン。

結婚45~70年目:奇跡の絆を称える祝い方

45周年:サファイア婚式
由来:誠実で徳望のある、深い青の絆。慈愛に満ちた45年間を空や海に例える。
プレゼント:サファイアのジュエリー、青を基調とした上質な食器。

55周年:エメラルド婚式
由来:静かで尊い、緑の輝き。幸福と安らぎ、安定した生活を象徴する。
プレゼント:エメラルドのリング、夫婦での温泉旅行。

60周年:ダイヤモンド婚式
由来:この世で最も硬く、美しい、究極の絆。何ものにも壊されない強固な愛。
プレゼント:ダイヤモンドのアクセサリー、家族一同が集う祝宴。

70周年:プラチナ婚式・白金婚式
由来:プラチナは金よりも希少で、変色することのない不変の輝きを放つ。70年という奇跡のような歳月を経て、二人の絆は気高く、神聖なまでの純粋さに到達したことを象徴。
プレゼント:プラチナのアクセサリー、家族の歴史を綴った記念アルバム。

感謝を紡ぐ、これからの歩み

感謝を紡ぐ、これからの歩み

「金婚式・銀婚式は何年?」という疑問から始まったこの記事ですが、いかがでしたでしょうか。
一覧で眺めてみると、結婚記念日とは単なる「日付の確認」ではなく、二人が歩んできた「歴史の証明」なのだと改めて感じます。

ある年配のご夫婦に、長続きの秘訣を伺ったことがあります。「特別なことは何もないですよ。ただ、毎年の記念日に『今年もありがとう』と言い合ってきただけ」。
派手な演出も、高価なジュエリーも嬉しいものですが、一番の「プレゼント」は、隣にいてくれることが当たり前ではないと気づく、その心そのものです。

銀婚式も金婚式も、その名前はあくまでも「きっかけ」に過ぎません。「次はいつだっけ?」と気にするその優しさこそが、これからの数十年を支える一番の燃料になるはず。
銀婚式や金婚式はもちろん、毎年の結婚記念日にはそれぞれ意味があります。

ぜひ大切な節目をきっかけに、夫婦で過ごしてきた時間を振り返ってみてください。今年の記念日は、いつもより少しだけ丁寧に、お互いの目を見て笑い合ってみませんか。
その一瞬一瞬が、いつか「黄金の思い出」に変わる日を信じて。


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