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世界は広く、さまざまな気候がありますよね。そもそも、暑い国・寒い国という違いがあるのはどうして?と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、世界の5つの気候区分をかんたんに解説します。そもそも気候区分とは何かといった基本的なことから、それぞれの気候区分にどのような国や地域が当てはまるのかもご紹介しますので、ぜひ地図を見ながら読んでみてくださいね。
日本の気候についても触れていきますので、世界のなかで日本がどのような気候なのかをチェックしていきましょう。
「気候」や「気候区分」という言葉を聞いたことはあっても、はっきりとした定義や意味はよくわかっていない、という方もいるかもしれませんね。ここでは気候の基本情報からチェックしていきましょう!
気候とは、その地域・場所を特徴づけるような大気の状態(あるいは気象)のことを指します。「長い期間」にわたってみられる天気・気温の特徴を気候といいます。
気候区分のなかで最も有名なのが「ケッペンの気候区分」です。ドイツの地理学者ケッペンという人の考えた方法で、5つにわけられます。
気候を分けるのは、世界の地域や国によって、気候が大きく違うからです。後ほど詳しくご紹介しますが、とても寒い地域、とても暑い地域、乾燥した地域など、まったく異なる気候があり、分けることでその特徴や、そこで育つ植物、人々の生活などがよりわかりやすく見えてくるからです。
「ケッペンの気候区分」において、ケッペンは気候を気温と降水量を基準にして分類しました。暑いのか寒いのか、年間を通して雨はどれくらい降るのかなどに注目したということですね。
この気温と降水量は、「植生(そこに育つ植物のまとまり)」に大きく影響を与えます。そのため、離れた場所であっても、気候が似ていれば植生も似ていることにケッペンは気づいたのです。
まずは、「熱帯」とよばれるあつい気候の特徴からチェックしましょう!
熱帯では、一年をとおして気温が高く、気温差も少ないため、春・夏・秋・冬のようなはっきりした四季はありません。また、太陽の光をたくさん受けるため、空気があたためられて上昇しやすくなります。そのため雲ができやすく、雨がたくさんふる地域・場所も多いです。
このような気候は、赤道(せきどう)付近にひろがっており、たとえば、インドネシアやブラジル、コンゴなどの国があてはまります。一年を通してあたたかいため、薄着で過ごすことが多く、植物も一年中よく育ちます。
おなじ熱帯でも、雨の多い場所と少ない場所があります。雨の多い場所では、アマゾンのようなジャングルが広がっています。雨が少ない場所では、「乾季(かんき)」と「雨季(うき)」とよばれる時期があります。
このような地域では、コーヒーのように、成長するときに雨が必要で、収穫するときに乾燥していることが必要な農作物が育てられます。
次に、かわいている気候(乾燥帯)の特徴をご紹介します。雨の少なさや、植物などがポイントになります。
乾燥帯では、一年をとおしてほとんど雨がふりません。森林(しんりん)がなく、植物もそれほど育ちません。一年、一日どちらも気温差が大きいのが特徴です。
たとえば、夏は50度くらい、冬はマイナス20度くらいになる場所もあります。この地域には、アラビア半島、エジプト、イスラエル、モンゴル、オーストラリアの一部などの地域・国があてはまります。
雨がふらないため農業はあまりおこなわれません。しかし、小麦など乾燥に強い農作物を育てている場合もあります。
かわいている気候は、大きく砂漠が広がる場所と草原が広がる場所にわけられます。
砂漠では、たまに水がわく「オアシス」という場所がありますが、それ以外は水がありません。草原では、少しだけ雨がふり、遊牧民(ゆうぼくみん)という人たちが暮らしていることが多いです。彼らは、動物たちに草を食べさせ、草がなくなったら別の場所に移動する、という生活をしています。
続いて、すごしやすい気候(温帯)の特徴をわかりやすく解説します。
春・夏・秋・冬というように、四季がはっきりとわかれていることが特徴です。四季の変化があるため、さまざまな植物、動物が生きています。
また、雨もふるため、昔から農業もさかんに行われてきました。この気候区分には、東アジア、ヨーロッパ、オーストラリア南部、北アメリカ大陸の南部などがあてはまります。
日本も、温帯に入ります。中国や韓国なども同じような気候です。後ほど詳しくご紹介しますが、日本は夏が暑く、冬が寒く、雨もよくふるという特徴を持っています。
ここからは、さむい気候の特徴をチェックしていきましょう!どんな寒さなのでしょうか?そして、木は生えているのでしょうか?
冷帯は、冬の気温がとても低く、寒さがきびしい日が長く続きます。マイナス10度くらいの日も多く、たまにマイナス20度くらいになることもあります。しかし、夏の時期もあり、夏場は気温が高くなりますが、過ごしやすいです。冬と夏の気温差が大きいことがポイント。
シベリア中部、アラスカ中部、カナダ中部などがこの気候区分にあてはまります。ちなみに、冷帯の地域は地球の「北半球だけ」にしかありません。これは、ロシアやカナダに相当するような緯度は、南半球では「海」だからです。
寒い地域ではありますが、雨も降るため森林(しんりん)が広がる地域もあります。寒さに強い針葉樹林ばかりが生えている広大な森林は、「タイガ」と呼ばれていますよ。寒さに弱い植物や木は育ちにくいです。
最後にご紹介するのが、「寒帯」とよばれるとても寒い気候です。どんな寒さなのか、そしてどんな風景が広がっているのかに注目してみましょう。
一年を通してずっと寒い時期が続きます。冬はマイナス20度くらいか、それよりも寒くなることもあります。また、夏でも0度を少し超えるくらいなんです。北極・南極の近くや、ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸の北部、グリーンランドなどがこの気候区分にあてはまります。
トナカイなどを遊牧して生活する「イヌイット」とよばれる人々もいますが、人口はそれほど多くありません。
寒帯では、一面氷や雪におおわれた世界が広がります。地面が凍ってしまうため、基本的に木は育ちません。しかし、「ツンドラ」とよばれる、夏の間だけ表面がとけて、コケや短い草などが育つところもあります。
世界の5つの気候区分がわかりましたね。ここからは、地図で見る気候の特徴を確認していきましょう。ぜひ手元に地図を用意して、一緒に見ながら読んでみてくださいね。
地球の真ん中を通る「赤道(せきどう)」は、北半球と南半球を分ける線でもあります。赤道の近くには、アフリカやブラジル、シンガポール、インドネシアなど、一年中暑い地域や国が多くあります。これは、地球上で赤道付近が最も太陽の光を強く受けるからです。
では、日本とくらべるとどうでしょうか。実は、日本の真夏は、インドネシアの首都であるジャカルタと同じくらい暑くなることもあります。日本の夏は、気温が高いだけでなく湿度も高いため、とても蒸し暑く感じられます。そのため、熱中症のリスクも高くなります。
一方で、世界にはさらに暑い地域もあります。たとえば、アフリカ大陸の北東部にあるジブチでは、夏に気温が50度前後まで上がることがあり、非常に厳しい暑さとなります。このように、同じ「暑い地域」でも、場所によって気温や湿度のちがいがあるのです。
世界一暑い国「ジブチ」のビックリ体験談はこちら
砂漠が多い地域には、いくつか特徴があります。
まず、緯度が15~30度くらいの場所ということ。これは、赤道(緯度0度)の近くの熱帯にある湿った空気が、雨をふらせたあとに下に流れ、下にいくにつれて熱せられて、地面に達するころには暑く乾いた空気となるからなんです。このために熱帯をはさんで南北に広がる場所に砂漠ができるのです。
また、雨のほとんどは海から運ばれてきた水分のため、海からはなれるほど(=内陸部になるほど)砂漠ができやすいといえます。
さらに、偏西風とよばれる風がふく場所や、高気圧におおわれる場所でも、暑く乾いた空気が入ってくるため、砂漠になりやすいです。
先ほどご紹介したように、地球上で赤道がもっとも太陽との距離が近くなり、太陽の光が強く当たるため、あつくなります。
そして、地球上で、赤道からはなれて北や南にいくと、そこにあたる太陽の光は弱くなるため寒くという仕組みです。地面に太陽の光が届きにくいからこそ、気温も上がらないのです。
ここまで、世界のさまざまな気候を学んできましたね。ここからは、私たちが暮らしている「日本」の気候を詳しく知っていきましょう!
先ほども少しご紹介したとおり、日本は「すごしやすい気候(温帯)」に入ります。春・夏・秋・冬の四季があり、季節ごとに違った気候になるのが特徴です。
最近では、温暖化(おんだんか)の影響によって、暑い時期が長くなっていますが、やはりほかの気候区分の地域と比べると、まだ過ごしやすい国といえるでしょう。
日本は温帯に入りますが、実は日本列島がすべて同じ気候、というわけではないんです。
たとえば、太平洋側は夏に降水量が多く冬に少ないという特徴があります。一方、日本海側は夏の降水量は太平洋側よりやや少なく、冬には雪も含めて降水量が多くなります。これは、季節風とよばれる、雨をもたらす湿気を含んだ風の影響。季節風は夏は太平洋からふき、冬は日本海からふくため、時期によって降水量が変わってくるのです。
また、南北でも違いがあり、北海道は冷帯よりの気候、沖縄は亜熱帯に近い気候となります。北海道では、冷帯ならではの夏・冬での気温差が大きいです。一方、沖縄は一年を通してあたたかく、年間の気温差は10度以内です。
ここまで日本を含めたさまざまな気候をみていきましたね。最後に、気候と人々のくらしの関係をご紹介します。
たとえば、熱帯の地域では、一年を通してあたたかいため、風通しの良いうすめの服をよく着ています。乾燥した地域では、日差しが強く、風が砂をはこんでくることが多いため、日差しや風をさえぎることができるような、体を覆う服を身に着けていることが多いです。冷帯地域では、厚い毛皮のコートを着て、帽子をかぶるなど、寒さ対策をしっかりしています。
人々の家でも、気候による違いがみられます。たとえば、温帯地域は特に夏が暑く、日差しも強くなるため、昼間でもブラインドやカーテンをしめている家も。また、冷帯地域では、二重窓で、玄関は厚い木の扉にして寒さを防ぐといった工夫をしていますよ。
食べものや農作物も、その気候ならではの特徴があります。たとえば、小麦は寒さに強いため、冷帯などでも育てられています。そのため、小麦からつくられるパンやパスタなどを食べることが多いです。一方、あたたかな地域、雨がよくふる地域では、お米の栽培がさかんで、ごはんがよく食べられています。さらに、熱帯地域では、コーヒーやバナナ、マンゴーなど、育てるのに雨がたくさん必要な食べものが栽培されています。
世界には、あつい地域から寒い地域まで、さまざまな特徴をもった気候があることがわかりましたね。気候区分と、その特徴を知ることで、それぞれの地域の文化や人々のくらしがみえてきます。
また、日本のように、おなじ国でも東西や南北によって気候が違うという場合もあります。ぜひ、このコラムでご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
このコラムが、みなさんが世界の気候や、人々のくらしに興味を持つきっかけになれば嬉しいです!
世界は広く、さまざまな気候がありますよね。そもそも、暑い国・寒い国という違いがあるのはどうして?と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、世界の5つの気候区分をかんたんに解説します。
そもそも気候区分とは何かといった基本的なことから、それぞれの気候区分にどのような国や地域が当てはまるのかもご紹介しますので、ぜひ地図を見ながら読んでみてくださいね。
日本の気候についても触れていきますので、世界のなかで日本がどのような気候なのかをチェックしていきましょう。
目次
気候区分とはなに?
「気候」や「気候区分」という言葉を聞いたことはあっても、はっきりとした定義や意味はよくわかっていない、という方もいるかもしれませんね。
ここでは気候の基本情報からチェックしていきましょう!
気候ってなに?
気候とは、その地域・場所を特徴づけるような大気の状態(あるいは気象)のことを指します。
「長い期間」にわたってみられる天気・気温の特徴を気候といいます。
なぜ気候を分けるの?
気候区分のなかで最も有名なのが「ケッペンの気候区分」です。
ドイツの地理学者ケッペンという人の考えた方法で、5つにわけられます。
気候を分けるのは、世界の地域や国によって、気候が大きく違うからです。
後ほど詳しくご紹介しますが、とても寒い地域、とても暑い地域、乾燥した地域など、まったく異なる気候があり、分けることでその特徴や、そこで育つ植物、人々の生活などがよりわかりやすく見えてくるからです。
気候は何で決まる?(気温・降水量)
「ケッペンの気候区分」において、ケッペンは気候を気温と降水量を基準にして分類しました。
暑いのか寒いのか、年間を通して雨はどれくらい降るのかなどに注目したということですね。
この気温と降水量は、「植生(そこに育つ植物のまとまり)」に大きく影響を与えます。
そのため、離れた場所であっても、気候が似ていれば植生も似ていることにケッペンは気づいたのです。
世界の気候区分とは?5つの気候帯を見てみよう
あつい気候(熱帯)の特徴
まずは、「熱帯」とよばれるあつい気候の特徴からチェックしましょう!
「Koppen classification worldmap A.png」
作者:元画像ページ参照
ライセンス:CC BY-SA(詳細はリンク先参照)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Koppen_classification_worldmap_A.png
一年中あたたかい気候
熱帯では、一年をとおして気温が高く、気温差も少ないため、春・夏・秋・冬のようなはっきりした四季はありません。
また、太陽の光をたくさん受けるため、空気があたためられて上昇しやすくなります。そのため雲ができやすく、雨がたくさんふる地域・場所も多いです。
このような気候は、赤道(せきどう)付近にひろがっており、たとえば、インドネシアやブラジル、コンゴなどの国があてはまります。
一年を通してあたたかいため、薄着で過ごすことが多く、植物も一年中よく育ちます。
雨の多い場所と少ない場所の違い
おなじ熱帯でも、雨の多い場所と少ない場所があります。雨の多い場所では、アマゾンのようなジャングルが広がっています。雨が少ない場所では、「乾季(かんき)」と「雨季(うき)」とよばれる時期があります。
このような地域では、コーヒーのように、成長するときに雨が必要で、収穫するときに乾燥していることが必要な農作物が育てられます。
かわいている気候(乾燥帯)の特徴
次に、かわいている気候(乾燥帯)の特徴をご紹介します。雨の少なさや、植物などがポイントになります。
「Koppen classification worldmap BWh.png」
作者:元画像ページ参照
ライセンス:CC BY-SA(詳細はリンク先参照)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Koppen_classification_worldmap_BWh.png
雨がほとんどふらない気候
乾燥帯では、一年をとおしてほとんど雨がふりません。森林(しんりん)がなく、植物もそれほど育ちません。
一年、一日どちらも気温差が大きいのが特徴です。
たとえば、夏は50度くらい、冬はマイナス20度くらいになる場所もあります。この地域には、アラビア半島、エジプト、イスラエル、モンゴル、オーストラリアの一部などの地域・国があてはまります。
雨がふらないため農業はあまりおこなわれません。しかし、小麦など乾燥に強い農作物を育てている場合もあります。
砂漠と草原の違い
かわいている気候は、大きく砂漠が広がる場所と草原が広がる場所にわけられます。
砂漠では、たまに水がわく「オアシス」という場所がありますが、それ以外は水がありません。
草原では、少しだけ雨がふり、遊牧民(ゆうぼくみん)という人たちが暮らしていることが多いです。彼らは、動物たちに草を食べさせ、草がなくなったら別の場所に移動する、という生活をしています。
すごしやすい気候(温帯)の特徴
続いて、すごしやすい気候(温帯)の特徴をわかりやすく解説します。
「Subtropicworldmap.png」
作者:元画像ページ参照
ライセンス:CC BY-SA(詳細はリンク先参照)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Subtropicworldmap.png
四季がある気候
春・夏・秋・冬というように、四季がはっきりとわかれていることが特徴です。
四季の変化があるため、さまざまな植物、動物が生きています。
また、雨もふるため、昔から農業もさかんに行われてきました。この気候区分には、東アジア、ヨーロッパ、オーストラリア南部、北アメリカ大陸の南部などがあてはまります。
日本と同じ気候のなかま
日本も、温帯に入ります。中国や韓国なども同じような気候です。後ほど詳しくご紹介しますが、日本は夏が暑く、冬が寒く、雨もよくふるという特徴を持っています。
さむい気候(冷帯)の特徴
ここからは、さむい気候の特徴をチェックしていきましょう!
どんな寒さなのでしょうか?そして、木は生えているのでしょうか?
「Koppen classification worldmap Df.png」
作者:元画像ページ参照
ライセンス:CC BY-SA(詳細はリンク先参照)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Koppen_classification_worldmap_Df.png
冬がとても寒くなる気候
冷帯は、冬の気温がとても低く、寒さがきびしい日が長く続きます。マイナス10度くらいの日も多く、たまにマイナス20度くらいになることもあります。しかし、夏の時期もあり、夏場は気温が高くなりますが、過ごしやすいです。冬と夏の気温差が大きいことがポイント。
シベリア中部、アラスカ中部、カナダ中部などがこの気候区分にあてはまります。ちなみに、冷帯の地域は地球の「北半球だけ」にしかありません。これは、ロシアやカナダに相当するような緯度は、南半球では「海」だからです。
森林(しんりん)が広がる地域
寒い地域ではありますが、雨も降るため森林(しんりん)が広がる地域もあります。
寒さに強い針葉樹林ばかりが生えている広大な森林は、「タイガ」と呼ばれていますよ。寒さに弱い植物や木は育ちにくいです。
とてもさむい気候(寒帯)の特徴
最後にご紹介するのが、「寒帯」とよばれるとても寒い気候です。どんな寒さなのか、そしてどんな風景が広がっているのかに注目してみましょう。
「Koppen classification worldmap E.png」
作者:元画像ページ参照
ライセンス:CC BY-SA(詳細はリンク先参照)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Koppen_classification_worldmap_E.png
一年中寒い気候
一年を通してずっと寒い時期が続きます。冬はマイナス20度くらいか、それよりも寒くなることもあります。また、夏でも0度を少し超えるくらいなんです。北極・南極の近くや、ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸の北部、グリーンランドなどがこの気候区分にあてはまります。
トナカイなどを遊牧して生活する「イヌイット」とよばれる人々もいますが、人口はそれほど多くありません。
氷や雪におおわれた世界
寒帯では、一面氷や雪におおわれた世界が広がります。地面が凍ってしまうため、基本的に木は育ちません。しかし、「ツンドラ」とよばれる、夏の間だけ表面がとけて、コケや短い草などが育つところもあります。
地図で見る世界の気候区分
世界の5つの気候区分がわかりましたね。ここからは、地図で見る気候の特徴を確認していきましょう。
ぜひ手元に地図を用意して、一緒に見ながら読んでみてくださいね。
赤道に近いとあつい理由
地球の真ん中を通る「赤道(せきどう)」は、北半球と南半球を分ける線でもあります。
赤道の近くには、アフリカやブラジル、シンガポール、インドネシアなど、一年中暑い地域や国が多くあります。
これは、地球上で赤道付近が最も太陽の光を強く受けるからです。
では、日本とくらべるとどうでしょうか。
実は、日本の真夏は、インドネシアの首都であるジャカルタと同じくらい暑くなることもあります。
日本の夏は、気温が高いだけでなく湿度も高いため、とても蒸し暑く感じられます。そのため、熱中症のリスクも高くなります。
一方で、世界にはさらに暑い地域もあります。
たとえば、アフリカ大陸の北東部にあるジブチでは、夏に気温が50度前後まで上がることがあり、非常に厳しい暑さとなります。
このように、同じ「暑い地域」でも、場所によって気温や湿度のちがいがあるのです。
世界一暑い国「ジブチ」のビックリ体験談はこちら
砂漠はなぜここに多いのか
砂漠が多い地域には、いくつか特徴があります。
まず、緯度が15~30度くらいの場所ということ。これは、赤道(緯度0度)の近くの熱帯にある湿った空気が、雨をふらせたあとに下に流れ、下にいくにつれて熱せられて、地面に達するころには暑く乾いた空気となるからなんです。このために熱帯をはさんで南北に広がる場所に砂漠ができるのです。
また、雨のほとんどは海から運ばれてきた水分のため、海からはなれるほど(=内陸部になるほど)砂漠ができやすいといえます。
さらに、偏西風とよばれる風がふく場所や、高気圧におおわれる場所でも、暑く乾いた空気が入ってくるため、砂漠になりやすいです。
北や南に行くと寒くなる理由
先ほどご紹介したように、地球上で赤道がもっとも太陽との距離が近くなり、太陽の光が強く当たるため、あつくなります。
そして、地球上で、赤道からはなれて北や南にいくと、そこにあたる太陽の光は弱くなるため寒くという仕組みです。地面に太陽の光が届きにくいからこそ、気温も上がらないのです。
日本はどの気候区分に入る?
ここまで、世界のさまざまな気候を学んできましたね。ここからは、私たちが暮らしている「日本」の気候を詳しく知っていきましょう!
日本は「温帯」に分類される
先ほども少しご紹介したとおり、日本は「すごしやすい気候(温帯)」に入ります。春・夏・秋・冬の四季があり、季節ごとに違った気候になるのが特徴です。
最近では、温暖化(おんだんか)の影響によって、暑い時期が長くなっていますが、やはりほかの気候区分の地域と比べると、まだ過ごしやすい国といえるでしょう。
実は地域ごとに少し違う
日本は温帯に入りますが、実は日本列島がすべて同じ気候、というわけではないんです。
たとえば、太平洋側は夏に降水量が多く冬に少ないという特徴があります。
一方、日本海側は夏の降水量は太平洋側よりやや少なく、冬には雪も含めて降水量が多くなります。
これは、季節風とよばれる、雨をもたらす湿気を含んだ風の影響。季節風は夏は太平洋からふき、冬は日本海からふくため、時期によって降水量が変わってくるのです。
また、南北でも違いがあり、北海道は冷帯よりの気候、沖縄は亜熱帯に近い気候となります。北海道では、冷帯ならではの夏・冬での気温差が大きいです。一方、沖縄は一年を通してあたたかく、年間の気温差は10度以内です。
気候とくらしの関係
ここまで日本を含めたさまざまな気候をみていきましたね。最後に、気候と人々のくらしの関係をご紹介します。
服・家・食べもののちがい
たとえば、熱帯の地域では、一年を通してあたたかいため、風通しの良いうすめの服をよく着ています。乾燥した地域では、日差しが強く、風が砂をはこんでくることが多いため、日差しや風をさえぎることができるような、体を覆う服を身に着けていることが多いです。冷帯地域では、厚い毛皮のコートを着て、帽子をかぶるなど、寒さ対策をしっかりしています。
人々の家でも、気候による違いがみられます。たとえば、温帯地域は特に夏が暑く、日差しも強くなるため、昼間でもブラインドやカーテンをしめている家も。また、冷帯地域では、二重窓で、玄関は厚い木の扉にして寒さを防ぐといった工夫をしていますよ。
食べものや農作物も、その気候ならではの特徴があります。たとえば、小麦は寒さに強いため、冷帯などでも育てられています。そのため、小麦からつくられるパンやパスタなどを食べることが多いです。一方、あたたかな地域、雨がよくふる地域では、お米の栽培がさかんで、ごはんがよく食べられています。
さらに、熱帯地域では、コーヒーやバナナ、マンゴーなど、育てるのに雨がたくさん必要な食べものが栽培されています。
まとめ|世界の気候区分から、人々のくらしがみえてくる
世界には、あつい地域から寒い地域まで、さまざまな特徴をもった気候があることがわかりましたね。気候区分と、その特徴を知ることで、それぞれの地域の文化や人々のくらしがみえてきます。
また、日本のように、おなじ国でも東西や南北によって気候が違うという場合もあります。ぜひ、このコラムでご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
このコラムが、みなさんが世界の気候や、人々のくらしに興味を持つきっかけになれば嬉しいです!
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