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少し温かな春の兆しが感じられる頃、庭先の梅の木に緑色が美しい小鳥がやってきますね。同じ頃、「ホーホケキョ」と可愛らしく、澄んださえずりも聞こえてきます。「あ、ウグイスが梅の木に遊びに来た!」そう思われる方も少なくないでしょう。
しかし実際、その小鳥はウグイスではなくメジロかもしれません。では早速、ウグイスとメジロの違いについてみていきましょう。
ウグイスが美しい声でさえずり始めると、昔の人々は「そろそろ春がやってくる」と、春支度をしたそうです。現在でも、ウグイスがさえずり始めた時を「ウグイスの初鳴き日」として捉え、春到来の目安としています。七十二候の立秋次候に「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」というものもあり、ウグイスの存在と鳴き声がいかに季節を知る重要な鍵になっていたかをうかがい知ることができますね。
ウグイスは縁起の良い鳥、美しい鳥ということで、日本の文化の中でも多く取り上げられてきました。
そのウグイスとよく組み合わせて用いられるのが梅ではないでしょうか。花札にも梅の木に鶯(本当は目白だと考えられている)が止まっているものがあります。実際、「梅に鶯」という言葉をよく耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。「梅に鶯」というのは、コンビネーションの相性が良いもの、調和する二つのもの例えで、転じて仲が良いという意味で用いられることもある表現です。
目白は春の訪れと共に庭先などに姿を表す小鳥で、幸運を運んできてくれる縁起の良い鳥として古くから大切にされてきました。庭や軒下に巣が作られると、その家に幸運が訪れると考えられています。
メジロは、梅が開花する時期に現れる小鳥で、春の訪れを予感させる縁起の良さがあると考えられてきました。メジロの綺麗な緑色は春らしい色合いとも言え、何か良いことがありそうな心持ちにしてくれますよね。
こういったことから、メジロは幸運を運んでくるとても縁起の良い鳥として、日本人の文化の中に根付いていったのです。
メジロにまつわる言葉でもっとも有名なものは「目白押し」でしょう。「目白押し」とは、多くの人や物が一カ所に集まってぎゅう詰まりな状態、ぎっしり並んでいる状態を言ったり、予定が立て込んでいる様を言ったりする際に用いられる言葉です。
そしてこの言葉の由来となったのが、鳥のメジロの習性にありました。メジロは特に寒い冬など、一本の木の枝に何十羽と止まり、しかも身を寄せ合うように、ぎゅうぎゅうになりながら横並びするのです。この様子から、「目白の押し合い」という言葉が生まれ、それが「目白押し」という風に一部変化していったのです。
ここまでウグイスとメジロの基本情報についてまとめてきました。ここでは、いよいよメジロとウグイスの見分け方について解説していきます。
「梅に鶯」は実は「梅にメジロ」であるということが分かってきました。しかし、なぜウグイスとメジロで見た目と呼び名が逆転してしまったのでしょうか。
江戸時代までは、ウグイスもメジロも籠飼いされていたということもあり、まず間違えられなかったであろうと考えられます。実際、江戸時代に流行したウグイス色は灰色と茶色がかった薄緑色だったようで、まさしくウグイスの色そのものだったのです。
ここで、ウグイス色を使ったウグイス餅についてちょっと深堀りしてみましょう。ウグイス餅は鮮やかで綺麗な黄緑色の粉が特徴的な和菓子で、その見た目がウグイスに似ていることからこの名が付けられたと言われています。見た目がウグイスに似ているということは、あの鮮やかな黄緑色がウグイスの色を表現しているということになるので、ここにメジロの体色とウグイスの体色の取違いが起こっていることが確認できます。しかし、ウグイス餅の歴史をたどってみると、どうやら考案された当時は緑色ではなく黄な粉の色そのものに近い色味のものだったようです。茶系ということであれば、確かにウグイスの羽色に近いので、「ウグイス餅」の名が付けられたとしてもなんらおかしなことはありません。
ところが、時代が進んで青大豆の粉を使って仕上げるようになったことでウグイス餅の色味に変化が出ました。青大豆の粉を用い始めた時も、ウグイスの色味を逸脱しないよう調整がされていたようですが、「春らしさ」、「色味の美しさ」を追求する時代に突入したことで、一気に緑色化し、現在のようになったそうです。そして、あの鮮やかな緑色のお菓子が「ウグイス餅」と呼ばれ、そのお菓子が店頭に並ぶシーズンになると、梅の木にやってくる緑色の鳥、「ホーホケキョ」の鳴き声が不思議とリンクし、間違ったイメージのウグイス像が人々の頭の中に出来上がってしまったのではないかと推察されます。
ウグイスは「春を告げる鳥」として古くから愛されてきましたが、なぜ春を告げる鳥と言われているのでしょうか。
ウグイスは一年を通してずっと「ホーホケキョ」と鳴いているわけではありません。地鳴きは「チャッ、チャッ」というもので、「ホーホケキョ」というさえずりに比べると随分と地味なものになります。
「ホーホケキョ」というさえずりは、早いもので2月下旬から。ほとんどは3月中頃から始めるのですが、これが春の訪れを告げるさえずりだと古くから考えられてきたのです。特に昔は、今の様に天気や天候を把握する手段もなかったので、毎年繰り返される小鳥のさえずりの開始時期(初鳴き時期)を、そろそろ春が来る時期という一つの目安にしていました。こうしたことから、ウグイスは、「春告鳥」と呼ばれるようにもなりました。
ちなみに、ウグイスの異名は沢山あります。「経読鳥(きょうよみどり)」、「禁鳥(とどめどり)」、「匂鳥」、「黄粉鳥(きなこどり)」、「花見鳥(はなみどり)」、「歌詠鳥(うたよみどり)」などいずれも美しいさえずり、風情ある外面に基づいて付けられた呼び名です。
「ウグイス」という季語は春の季語として使われます。やはり、ウグイスと言えば梅、ウグイスと言えば春といったイメージが先行しているのでしょう、多くの野鳥の季語はその繁殖期に合致することが多いのですが、ウグイスに関しては異なるようです。ここで有名な俳句を三句ご紹介します。
ちなみに、「メジロ」という季語は夏の季語として使われます。初夏から仲夏にかけてが繁殖期になり、とても活動的になるということから夏季の鳥として扱われています。
ウグイス餅を始め、「ウグイス〇〇」という言葉は意外と多いです。以下に一覧でまとめてみました。
ウグイス前線は、またの名を「初鳴き前線」と言い、春の訪れと共にウグイスの初鳴きが全国へ広がっていく様を表しています。2月下旬ごろに南の温暖なところ(九州、四国、南関東一部など)に住むものから鳴き始め、徐々にその鳴き声が北上し、4月下旬ごろに北海道に達し全国に春を知らせます。
○○前線と聞くと、やはり思い浮かぶのは桜前線。開花予想に一喜一憂する季節の風物詩ですよね。桜前線が“目で楽しむ春”だとすれば、ウグイス前線は“耳で感じる春”。そんなふうに、もうひとつの春の指標として親しまれているのです。
十分な餡を含んだ餅菓子で、形はやや大きくふくよかです。青大豆の粉にまぶしてあり、見た目にも美しく人気があります。色がウグイスの羽色を思わせることからこの名を得たとも言われ、また形もウグイスに似ているのが名の起源という説もあります。江戸時代はよりウグイスの灰緑色に近い色目をしていたようですが、時代と共に爽やかな緑色へと変化してきたため、ウグイスの体色がウグイス餅の色という誤解を生みだす原因となってしまったと考えられています。
山野に自生する2mほどの落葉低木で、庭園にも植栽されることがある木です。4,5月頃、淡紅色五裂のラッパ状の花が、細い柄の先に下垂して咲きます。花後、俵状の実を結び、熟すと透き通った紅色へと変化し、食することができます。酸味があるため、ジャムや果実酒などへ加工されることが多いです。ちなみに、この植物がなぜ「ウグイスカグラ」と呼ばれているかというと、ウグイスがこの木を隠れ木として用いることが多く、「うぐいすがくれ」から「うぐいすかぐら」へと呼び名が変化していったそうです。
ウグイスがさえずり始め、さえずり方が上手になってくると「ケキョ、ケキョケキョ、ピュルピュルル」と続けるように鳴くことがあります。これを、「ウグイスの谷渡り」と言い、初め大きな声から始まって、徐々に小さくなっていく様が、渓谷での音の反響を思わせるというところから、この名で呼ばれるようになったそうです。大変趣深い名称ですね。
ウグイス葉とは、小松菜の小さな時をいう言い方で、3月、4月頃に10cmほどに伸びた小松菜を小束にしたものが店頭にも並びます。ウグイスが鳴く時期に採れるということからこの名前が付いたそうです。ちなみに、20-30cmに成長したものはウグイス葉とは言わず、小松菜として扱われます。
最後に春らしさが感じられるグッズとして、メジロが登場する手拭、ユニークなお花見をモチーフにした手拭、ご利益がありそうな桜富士の手拭をご紹介していきます。ギフトやプレゼントとして人に贈るのはもちろん、自分用に使うのにもおすすめです。
甘すぎない水色とピンク色のグラデーションの中、一際目を引く鮮やかな新緑色のメジロたちがとても可愛らしい手拭です。手拭として用いるのはもちろんですが、額装してアートとして楽しみ、部屋に春らしさを呼び込むというのも素敵ですね。
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他の人とは違う、一風変わったユニークな手拭をお探しの方におすすめしたいのが、骸骨が花見をしている様を描いた手拭です。紫色と黒色のコントラストの中で夜のお花見を楽しむ骸骨たちという画は、見ているだけでもホッコリさせてくれるものがあります。お花見好きな人への贈り物にいかがですか。
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優しいピンク色が春らしさ全開の手拭です。ちょっと珍しい横長タイプのもので、縁起の良い富士山が描かれているのでインテリアとして飾るのも大変おすすめです。春のプレゼントとして贈るのにも適しています。
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メジロとウグイスの違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
我々がウグイス色と思っている綺麗な抹茶黄緑色は、実は本来のウグイス色ではなく、言うなればメジロ色だということが分かりました。
同じ時期に注目される鳥で、背格好が似ていることから混同されがちですが、我々がよく耳にする「ホーホケキョ」のウグイスは滅多にその姿を見ることができない鳥で、逆に我々がよく目にする梅の木や桜の木に遊びに来る綺麗な緑色の鳥がメジロ、その鳴き声は特徴的ではないので覚えられにくいということでした。つまり、我々がよく見ている鳥がメジロ、よく聞いている鳥がウグイスということになります。
どちらも日本文化に深く影響を与えてきた鳥であり、古くから籠鳥として愛されてきたメジロとウグイス。どちらも梅の花に似合う素敵な小鳥として愛でてあげましょう。今度、メジロかウグイスか、梅の木に緑色の鳥を見つけた時には、ちょっと注意深く観察し今回の見分け方ポイントを参考に、どちらの鳥なのか識別してみてくださいね。
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少し温かな春の兆しが感じられる頃、庭先の梅の木に緑色が美しい小鳥がやってきますね。
同じ頃、「ホーホケキョ」と可愛らしく、澄んださえずりも聞こえてきます。「あ、ウグイスが梅の木に遊びに来た!」そう思われる方も少なくないでしょう。
しかし実際、その小鳥はウグイスではなくメジロかもしれません。
では早速、ウグイスとメジロの違いについてみていきましょう。
目次
春を告げる『ウグイス』とは
ウグイスが美しい声でさえずり始めると、昔の人々は「そろそろ春がやってくる」と、春支度をしたそうです。
現在でも、ウグイスがさえずり始めた時を「ウグイスの初鳴き日」として捉え、春到来の目安としています。
七十二候の立秋次候に「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」というものもあり、ウグイスの存在と鳴き声がいかに季節を知る重要な鍵になっていたかをうかがい知ることができますね。
ウグイスの特徴
(全長:くちばしの先から尾羽根の先まで)
(分布標高約0-2500m)
昆虫、クモ、幼虫が好み
ウグイスにまつわる春を彩る言葉
ウグイスは縁起の良い鳥、美しい鳥ということで、日本の文化の中でも多く取り上げられてきました。
そのウグイスとよく組み合わせて用いられるのが梅ではないでしょうか。花札にも梅の木に鶯(本当は目白だと考えられている)が止まっているものがあります。実際、「梅に鶯」という言葉をよく耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
「梅に鶯」というのは、コンビネーションの相性が良いもの、調和する二つのもの例えで、転じて仲が良いという意味で用いられることもある表現です。
幸運の鳥『メジロ』とは
目白は春の訪れと共に庭先などに姿を表す小鳥で、幸運を運んできてくれる縁起の良い鳥として古くから大切にされてきました。
庭や軒下に巣が作られると、その家に幸運が訪れると考えられています。
メジロの特徴
(全長:くちばしの先から尾羽根の先まで)
(分布標高約0-1500m)
果実や種子、椿や梅の蜜が大好物
他、アリ、ハエ、アブラムシなどの昆虫も食す
メジロが幸運の鳥とされる由来
メジロは、梅が開花する時期に現れる小鳥で、春の訪れを予感させる縁起の良さがあると考えられてきました。
メジロの綺麗な緑色は春らしい色合いとも言え、何か良いことがありそうな心持ちにしてくれますよね。
こういったことから、メジロは幸運を運んでくるとても縁起の良い鳥として、日本人の文化の中に根付いていったのです。
メジロにまつわる言葉
メジロにまつわる言葉でもっとも有名なものは「目白押し」でしょう。
「目白押し」とは、多くの人や物が一カ所に集まってぎゅう詰まりな状態、ぎっしり並んでいる状態を言ったり、予定が立て込んでいる様を言ったりする際に用いられる言葉です。
そしてこの言葉の由来となったのが、鳥のメジロの習性にありました。
メジロは特に寒い冬など、一本の木の枝に何十羽と止まり、しかも身を寄せ合うように、ぎゅうぎゅうになりながら横並びするのです。この様子から、「目白の押し合い」という言葉が生まれ、それが「目白押し」という風に一部変化していったのです。
ウグイスとメジロの違い
ここまでウグイスとメジロの基本情報についてまとめてきました。
ここでは、いよいよメジロとウグイスの見分け方について解説していきます。
見分け方
(メジロよりやや大きい)
(スズメよりも小さい)
(一般的なイメージのウグイス色よりも灰色味が強く、緑色の要素は少ない)
(一般的に想像されるウグイス色の体色を持つ)
(アイリングがあることもあり、比較的目が大きく見えるのも特徴)
(梅の木の幹や枝をついばんでいるようであればウグイスの可能性大)
(梅の木の花をついばんでいるようであればメジロの可能性大)
10羽以上で群れを作り、花の蜜を求めて枝から枝へと移動していく
(同じ緑色の鳥が何羽も近くで見つけられる場合はメジロの可能性大)
見た目と呼び名が逆になってしまった理由
「梅に鶯」は実は「梅にメジロ」であるということが分かってきました。
しかし、なぜウグイスとメジロで見た目と呼び名が逆転してしまったのでしょうか。
江戸時代までは、ウグイスもメジロも籠飼いされていたということもあり、まず間違えられなかったであろうと考えられます。実際、江戸時代に流行したウグイス色は灰色と茶色がかった薄緑色だったようで、まさしくウグイスの色そのものだったのです。
ここで、ウグイス色を使ったウグイス餅についてちょっと深堀りしてみましょう。
ウグイス餅は鮮やかで綺麗な黄緑色の粉が特徴的な和菓子で、その見た目がウグイスに似ていることからこの名が付けられたと言われています。
見た目がウグイスに似ているということは、あの鮮やかな黄緑色がウグイスの色を表現しているということになるので、ここにメジロの体色とウグイスの体色の取違いが起こっていることが確認できます。
しかし、ウグイス餅の歴史をたどってみると、どうやら考案された当時は緑色ではなく黄な粉の色そのものに近い色味のものだったようです。
茶系ということであれば、確かにウグイスの羽色に近いので、「ウグイス餅」の名が付けられたとしてもなんらおかしなことはありません。
ところが、時代が進んで青大豆の粉を使って仕上げるようになったことでウグイス餅の色味に変化が出ました。
青大豆の粉を用い始めた時も、ウグイスの色味を逸脱しないよう調整がされていたようですが、「春らしさ」、「色味の美しさ」を追求する時代に突入したことで、一気に緑色化し、現在のようになったそうです。
そして、あの鮮やかな緑色のお菓子が「ウグイス餅」と呼ばれ、そのお菓子が店頭に並ぶシーズンになると、梅の木にやってくる緑色の鳥、「ホーホケキョ」の鳴き声が不思議とリンクし、間違ったイメージのウグイス像が人々の頭の中に出来上がってしまったのではないかと推察されます。
なぜウグイスが春を告げる鳥なのか
ウグイスは「春を告げる鳥」として古くから愛されてきましたが、なぜ春を告げる鳥と言われているのでしょうか。
「春告鳥」の異名を持つウグイス
ウグイスは一年を通してずっと「ホーホケキョ」と鳴いているわけではありません。
地鳴きは「チャッ、チャッ」というもので、「ホーホケキョ」というさえずりに比べると随分と地味なものになります。
「ホーホケキョ」というさえずりは、早いもので2月下旬から。ほとんどは3月中頃から始めるのですが、これが春の訪れを告げるさえずりだと古くから考えられてきたのです。
特に昔は、今の様に天気や天候を把握する手段もなかったので、毎年繰り返される小鳥のさえずりの開始時期(初鳴き時期)を、そろそろ春が来る時期という一つの目安にしていました。
こうしたことから、ウグイスは、「春告鳥」と呼ばれるようにもなりました。
ちなみに、ウグイスの異名は沢山あります。
「経読鳥(きょうよみどり)」、「禁鳥(とどめどり)」、「匂鳥」、「黄粉鳥(きなこどり)」、「花見鳥(はなみどり)」、「歌詠鳥(うたよみどり)」などいずれも美しいさえずり、風情ある外面に基づいて付けられた呼び名です。
「ウグイス」という季語はどの季節に使う?
「ウグイス」という季語は春の季語として使われます。
やはり、ウグイスと言えば梅、ウグイスと言えば春といったイメージが先行しているのでしょう、多くの野鳥の季語はその繁殖期に合致することが多いのですが、ウグイスに関しては異なるようです。
ここで有名な俳句を三句ご紹介します。
ちなみに、「メジロ」という季語は夏の季語として使われます。
初夏から仲夏にかけてが繁殖期になり、とても活動的になるということから夏季の鳥として扱われています。
「ウグイス」にまつわる言葉
ウグイス餅を始め、「ウグイス〇〇」という言葉は意外と多いです。以下に一覧でまとめてみました。
ウグイス前線
ウグイス前線は、またの名を「初鳴き前線」と言い、春の訪れと共にウグイスの初鳴きが全国へ広がっていく様を表しています。
2月下旬ごろに南の温暖なところ(九州、四国、南関東一部など)に住むものから鳴き始め、徐々にその鳴き声が北上し、4月下旬ごろに北海道に達し全国に春を知らせます。
○○前線と聞くと、やはり思い浮かぶのは桜前線。開花予想に一喜一憂する季節の風物詩ですよね。
桜前線が“目で楽しむ春”だとすれば、ウグイス前線は“耳で感じる春”。
そんなふうに、もうひとつの春の指標として親しまれているのです。
ウグイス餅
十分な餡を含んだ餅菓子で、形はやや大きくふくよかです。青大豆の粉にまぶしてあり、見た目にも美しく人気があります。
色がウグイスの羽色を思わせることからこの名を得たとも言われ、また形もウグイスに似ているのが名の起源という説もあります。
江戸時代はよりウグイスの灰緑色に近い色目をしていたようですが、時代と共に爽やかな緑色へと変化してきたため、ウグイスの体色がウグイス餅の色という誤解を生みだす原因となってしまったと考えられています。
鶯神楽(ウグイスカグラ)
山野に自生する2mほどの落葉低木で、庭園にも植栽されることがある木です。
4,5月頃、淡紅色五裂のラッパ状の花が、細い柄の先に下垂して咲きます。
花後、俵状の実を結び、熟すと透き通った紅色へと変化し、食することができます。酸味があるため、ジャムや果実酒などへ加工されることが多いです。
ちなみに、この植物がなぜ「ウグイスカグラ」と呼ばれているかというと、ウグイスがこの木を隠れ木として用いることが多く、「うぐいすがくれ」から「うぐいすかぐら」へと呼び名が変化していったそうです。
ウグイスの谷渡り
ウグイスがさえずり始め、さえずり方が上手になってくると「ケキョ、ケキョケキョ、ピュルピュルル」と続けるように鳴くことがあります。
これを、「ウグイスの谷渡り」と言い、初め大きな声から始まって、徐々に小さくなっていく様が、渓谷での音の反響を思わせるというところから、この名で呼ばれるようになったそうです。大変趣深い名称ですね。
ウグイス葉
ウグイス葉とは、小松菜の小さな時をいう言い方で、3月、4月頃に10cmほどに伸びた小松菜を小束にしたものが店頭にも並びます。
ウグイスが鳴く時期に採れるということからこの名前が付いたそうです。ちなみに、20-30cmに成長したものはウグイス葉とは言わず、小松菜として扱われます。
春を感じられる手拭のご紹介
最後に春らしさが感じられるグッズとして、メジロが登場する手拭、ユニークなお花見をモチーフにした手拭、ご利益がありそうな桜富士の手拭をご紹介していきます。
ギフトやプレゼントとして人に贈るのはもちろん、自分用に使うのにもおすすめです。
【桜とメジロの手拭】
甘すぎない水色とピンク色のグラデーションの中、一際目を引く鮮やかな新緑色のメジロたちがとても可愛らしい手拭です。
手拭として用いるのはもちろんですが、額装してアートとして楽しみ、部屋に春らしさを呼び込むというのも素敵ですね。
桜とメジロ手拭
¥1,540(税込)
【骸骨の花見手拭】
他の人とは違う、一風変わったユニークな手拭をお探しの方におすすめしたいのが、骸骨が花見をしている様を描いた手拭です。
紫色と黒色のコントラストの中で夜のお花見を楽しむ骸骨たちという画は、見ているだけでもホッコリさせてくれるものがあります。お花見好きな人への贈り物にいかがですか。
骸骨の花見手拭
¥1,540(税込)
【桜富士手拭】
優しいピンク色が春らしさ全開の手拭です。
ちょっと珍しい横長タイプのもので、縁起の良い富士山が描かれているのでインテリアとして飾るのも大変おすすめです。春のプレゼントとして贈るのにも適しています。
桜富士手拭
¥1,540(税込)
よく見るメジロとよく聞くウグイス
メジロとウグイスの違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
我々がウグイス色と思っている綺麗な抹茶黄緑色は、実は本来のウグイス色ではなく、言うなればメジロ色だということが分かりました。
同じ時期に注目される鳥で、背格好が似ていることから混同されがちですが、我々がよく耳にする「ホーホケキョ」のウグイスは滅多にその姿を見ることができない鳥で、逆に我々がよく目にする梅の木や桜の木に遊びに来る綺麗な緑色の鳥がメジロ、その鳴き声は特徴的ではないので覚えられにくいということでした。
つまり、我々がよく見ている鳥がメジロ、よく聞いている鳥がウグイスということになります。
どちらも日本文化に深く影響を与えてきた鳥であり、古くから籠鳥として愛されてきたメジロとウグイス。
どちらも梅の花に似合う素敵な小鳥として愛でてあげましょう。
今度、メジロかウグイスか、梅の木に緑色の鳥を見つけた時には、ちょっと注意深く観察し今回の見分け方ポイントを参考に、どちらの鳥なのか識別してみてくださいね。
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何問分かる?春に関する難読漢字クイズ▼
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