人気のキーワード
★隙間時間にコラムを読むならアプリがオススメ★
近年、海外でも日本食の人気が高まり、日本発のメニューが世界中に広がっています。では、エビチリやナポリタンが日本生まれだと知っていましたか?このコラムでは、意外なルーツを持つ日本発祥の食べ物をたっぷりご紹介。
読み終えるころには、誰かに話したくなる雑学がきっと見つかっているはずです。
日本発祥の食べ物とは、まさに「日本で生まれた料理」のこと。ただし、完全に日本で生まれた料理に限らず、海外の料理が日本で独自にアレンジされ、定着したものも含みます。
また、「日本発祥の食べ物=和食」というイメージがあるかもしれませんが、「和食」は、昔から日本人に親しまれてきた伝統的な料理のことを指します。つまり、洋食風に見えるものや中華風に見えるものでも、日本で生まれたものであれば「日本発祥の食べ物」に含まれるのです。
意外と知られていない、日本生まれの食べ物。最近食べたあのメニューも、実は日本発祥かもしれません。そんな驚きのルーツを、これから一緒に見ていきましょう!
ケチャップと玉ねぎ、ピーマンなどを使ったどこか懐かしい味わいが大人気のナポリタン。その名前からイタリア料理と思われがちですが、意外なことに日本発祥の洋食だといわれています。
最初に作られたのは横浜の「ホテルニューグランド」。米兵がパスタにケチャップをかけていたのを見て、料理長の入江茂忠が、トマトソースと具材を使って考案しました。今の定番スタイルであるチャップ味のナポリタンは、同じく横浜の「センターグリル」が広めたといわれています。
焼きそばをコッペパンではさんだ焼きそばパン。はじまりは、東京・南千住にあった「野澤屋」というパン屋さんです。
もともと焼きそばとコッペパンを店内で一緒に売っていたところ、お客さんから「面倒だからはさんでくれ」と言われたのがきっかけなんだとか。その一言から生まれたアイデアが大ヒットし、全国に広がったそうです。当時のお値段はなんと1個15円!びっくりですね。
洋食の定番オムライス。ケチャップライスを卵で包んだ、こちらも大人気のメニューです。ルーツは、東京の「煉瓦亭」と大阪の「北極星」という説が有名。
「煉瓦亭」では、ごはんと具材を卵に混ぜて焼いた“ライスオムレツ”が原点で、忙しいキッチンでもスプーン一本で食べられるように工夫されたと考えられています。「北極星」では、胃の弱いお客さんのために、ケチャップライスを卵で包んで出したのが始まりだったとも。関東と関西、どちらにもルーツがあって面白いですよね。
国によって味や作り方がさまざまなシチューですが、その中でもクリームシチューは日本生まれなのです。牛乳ベースの白いソースで食材を煮込んだ、日本の洋食メニュー。
戦後の学校給食で出されたのがきっかけで知られるようになりました。当時は家で作るのが大変でしたが、1966年にハウス食品が「シチューミクス」を発売してから、一気に家庭料理の定番に。今ではすっかり、冬の定番メニューとして定着しています。
洋食や和食レストランでおなじみのエビフライ。プリッとしたエビをサクサクの衣で包んだ、日本生まれの人気メニューです。
明治時代に、オムライス発祥でも紹介した東京の「煉瓦亭」で誕生したとされ、天ぷらとフランスのカツレツをヒントに考案されたともいわれています。世代を問わず愛される国民的メニューですね。
天津飯は中華料理だと思われがちですが、日本発祥で中国には存在しないメニューなのです。ご飯にふんわり卵をのせ、あんかけをかけたシンプルな一品で、東京の「来々軒」や大阪の「大正軒」が発祥という説があります。
関東では甘酢あん、関西では醤油あんが定番で、地域によって味が違うのも面白いですよね。
とろりとしたソースとチーズがたまらないドリア。ファミリーレストランなどでも定番のこの料理は、実はイタリアやフランスには存在しない、日本発祥の洋食です。
発祥はナポリタンと同じく、横浜の「ホテルニューグランド」。初代料理長のサリー・ワイルが、体調を崩した人のために即興で考案したのがきっかけだといわれています。ちなみに名前の由来は、イタリアの名門「ドーリア家」にちなんでつけられたという背景もありますよ。
暑い日に食べたくなる冷やし中華。冷たい中華麺に、冷たい甘酢たれと具材をのせた一品です。こちらも中国発祥ではなく、仙台の「龍亭」と東京・神保町の「揚子江菜館」がルーツとされています。
「龍亭」では、夏場になると下がってしまう麺類の売上アップのため、冷たい醤油ラーメン風に。「揚子江菜館」では、上海の涼拌麺とざるそばをヒントに考案されました。ちなみに、あの盛り付け方は、富士山と積もる雪を表現したものという説も。見た目にも涼しさが増してきますよね。
中華料理の定番、エビチリ。プリプリのエビに甘辛いソースがからんだ料理です。こちらも中国ではなく、日本発祥。
四川飯店の陳建民さんが、エビを豆板醬で炒めた四川料理「乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)」を、日本人向けにケチャップや卵黄を加えてアレンジしたのが始まりと考えられています。今ではおうちでも人気の定番メニューですね。
甘いクリームと甘酸っぱいいちご、スポンジを重ねた定番のスイーツであるショートケーキ。実はこちらも、海外の“ショートケーキ”とはまったく異なるスタイルなんです。
海外ではビスケット生地が主流ですが、日本では「不二家」創業者の藤井林右衛門氏が、日本人の口に合うようにスポンジでアレンジしたといわれ、大正時代にはすでに広まっていたそうです。ちなみに、「short」には「もろい」「サクサクした」という意味があります。
家庭の定番料理肉じゃが。お肉とじゃがいも、にんじんや玉ねぎを一緒に甘煮した料理です。いくつか諸説はありますが、肉じゃがを考案したのは、明治時代の有名な歴史人物・東郷平八郎だといわれています。
留学でイギリスに行っていた際に食べたビーフシチューの味が忘れられず、料理長に作ってほしいと命じたんだとか。作り方を知らなかった料理長は、東郷の「牛肉とじゃがいもとにんじんが入ってる」という言葉から、肉じゃがを誕生させたといわれています。
外はサクッ、中はふわふわ。生地の上に甘いビスケット生地を乗せたメロンパン。こちらもいくつか諸説があるものの、名前の由来は「見た目がマスクメロンに似ているから」という説が有力です。
また、「メレンゲパンがなまってメロンパンになった」という話もあります。どちらにせよ、メロンパンは日本発祥の愛される食べ物なのです。
日本を代表する料理の中には、海外でも愛されているものがたくさんあります。ルーツから海外展開まで、表で紹介していきます!
天ぷらは、魚や野菜に衣をつけて揚げた料理で、江戸時代には屋台で人気に。もともとはポルトガルから伝わったとされますが、衣の軽さや味付けは日本独自のアレンジです。今では海外でも“Tempura”として定着しています。
出前文化は日本発祥で、江戸時代にそば屋から始まったとされています。昭和には片手運転で器を積む“出前芸”も名物に。工夫と技が光る、日本ならではの文化です。
一見日本生まれに思えるけれど、実は海外がルーツの食べ物があることは知っていましたか?そんな意外な料理たちをみていきましょう!
酢飯に魚を乗せた、日本を代表する料理・お寿司。元は保存食の「なれずし」が起源で、奈良時代に東南アジアから伝わりました。江戸時代に握り寿司が誕生し、明治には刺身を使った現在のスタイルに発展したのです。
締めの一杯としても人気のラーメン。中華麺を味噌や醤油ベースのスープに入れた、日本でもおなじみの料理です。もともとは中国から伝わった「中華そば」がルーツで、明治時代後半に、横浜や神戸の中華街で提供され始めました。その後、地域の食材や調味料を取り入れながら独自の進化を遂げ、ご当地ラーメンとして全国に広がっていったというわけです。
お寿司と並ぶほど人気の焼肉。カルビやロース、ホルモンなど、さまざまな部位があります。日本式焼肉のルーツは、戦後に在日韓国人が始めた「ホルモン焼き」店がきっかけなんだとか。韓国ではタレに漬けてから焼くのが一般的ですが、日本では“焼いてからタレをつける”スタイルが定着しました。このアレンジが、日本独自の焼肉文化を生み出したのです。
外はサクッと、中はホクホクのコロッケ。茹でたじゃがいもをつぶしてから、ひき肉や玉ねぎと混ぜて丸め、衣をつけて揚げた惣菜です。もともとはフランス料理の「クロケット」がルーツで、日本には明治時代に伝わりました。
当時はクリームを使ったクロケットが高価だったため、代わりに じゃがいもを使って日本でアレンジされたのが始まりとされています。
ここでは、日本を代表する料理が海外でアレンジされ、新たな人気を得たものをご紹介します。
アボカドやカニカマを酢飯で巻いた巻き寿司。生魚や海苔に抵抗のあるアメリカ人向けに考案されたもので、海苔は内側に巻いてあります。ロサンゼルスの寿司職人が考案し、現在、日本のお寿司屋さんで見かけますよね。
醤油をベースとしたテリヤキ。「Teriyaki」としてグローバルに認知される日本語の1つです。もともとは日本で、しょうゆとみりんのタレを魚に絡めた「照り焼き」が誕生。その後アメリカでは、肉料理に合うよう甘めにアレンジされた「テリヤキソース」が広まりました。
口が大きく開いたたい焼きに、アイスクリームや果物などを詰めたスイーツ。韓国でアレンジされたたい焼きが、中国・タイ・ベトナムなど全国的にも広がりを見せているようです。迫力ある見た目はSNS映え間違いなし!
たくさんの食べ物と、その意外なルーツをご紹介してきました。私たちが何気なく「おいしい」と感じている料理の背景には、日本人の豊かな発想や工夫が込められています。味はもちろん、そこに込められた想いや奥ゆかしさも、日本の食文化の魅力ですね。
ハワイにはまだまだ知らないことがいっぱい?「ハワイアンフード」の歴史や特徴について深掘り▼
強烈な甘さが癖になる魅惑のスイーツ?▼
近年、海外でも日本食の人気が高まり、日本発のメニューが世界中に広がっています。では、エビチリやナポリタンが日本生まれだと知っていましたか?
このコラムでは、意外なルーツを持つ日本発祥の食べ物をたっぷりご紹介。
読み終えるころには、誰かに話したくなる雑学がきっと見つかっているはずです。
目次
日本発祥の食べ物ってどういう意味?
日本発祥の食べ物とは、まさに「日本で生まれた料理」のこと。
ただし、完全に日本で生まれた料理に限らず、海外の料理が日本で独自にアレンジされ、定着したものも含みます。
また、「日本発祥の食べ物=和食」というイメージがあるかもしれませんが、「和食」は、昔から日本人に親しまれてきた伝統的な料理のことを指します。
つまり、洋食風に見えるものや中華風に見えるものでも、日本で生まれたものであれば「日本発祥の食べ物」に含まれるのです。
日本人も知らない?日本発祥の食べ物12選
意外と知られていない、日本生まれの食べ物。
最近食べたあのメニューも、実は日本発祥かもしれません。
そんな驚きのルーツを、これから一緒に見ていきましょう!
ナポリタン
ケチャップと玉ねぎ、ピーマンなどを使ったどこか懐かしい味わいが大人気のナポリタン。その名前からイタリア料理と思われがちですが、意外なことに日本発祥の洋食だといわれています。
最初に作られたのは横浜の「ホテルニューグランド」。米兵がパスタにケチャップをかけていたのを見て、料理長の入江茂忠が、トマトソースと具材を使って考案しました。
今の定番スタイルであるチャップ味のナポリタンは、同じく横浜の「センターグリル」が広めたといわれています。
焼きそばパン
焼きそばをコッペパンではさんだ焼きそばパン。はじまりは、東京・南千住にあった「野澤屋」というパン屋さんです。
もともと焼きそばとコッペパンを店内で一緒に売っていたところ、お客さんから「面倒だからはさんでくれ」と言われたのがきっかけなんだとか。
その一言から生まれたアイデアが大ヒットし、全国に広がったそうです。当時のお値段はなんと1個15円!びっくりですね。
オムライス
洋食の定番オムライス。ケチャップライスを卵で包んだ、こちらも大人気のメニューです。
ルーツは、東京の「煉瓦亭」と大阪の「北極星」という説が有名。
「煉瓦亭」では、ごはんと具材を卵に混ぜて焼いた“ライスオムレツ”が原点で、忙しいキッチンでもスプーン一本で食べられるように工夫されたと考えられています。
「北極星」では、胃の弱いお客さんのために、ケチャップライスを卵で包んで出したのが始まりだったとも。
関東と関西、どちらにもルーツがあって面白いですよね。
クリームシチュー
国によって味や作り方がさまざまなシチューですが、その中でもクリームシチューは日本生まれなのです。
牛乳ベースの白いソースで食材を煮込んだ、日本の洋食メニュー。
戦後の学校給食で出されたのがきっかけで知られるようになりました。
当時は家で作るのが大変でしたが、1966年にハウス食品が「シチューミクス」を発売してから、一気に家庭料理の定番に。今ではすっかり、冬の定番メニューとして定着しています。
エビフライ
洋食や和食レストランでおなじみのエビフライ。
プリッとしたエビをサクサクの衣で包んだ、日本生まれの人気メニューです。
明治時代に、オムライス発祥でも紹介した東京の「煉瓦亭」で誕生したとされ、天ぷらとフランスのカツレツをヒントに考案されたともいわれています。
世代を問わず愛される国民的メニューですね。
天津飯
天津飯は中華料理だと思われがちですが、日本発祥で中国には存在しないメニューなのです。
ご飯にふんわり卵をのせ、あんかけをかけたシンプルな一品で、東京の「来々軒」や大阪の「大正軒」が発祥という説があります。
関東では甘酢あん、関西では醤油あんが定番で、地域によって味が違うのも面白いですよね。
ドリア
とろりとしたソースとチーズがたまらないドリア。ファミリーレストランなどでも定番のこの料理は、実はイタリアやフランスには存在しない、日本発祥の洋食です。
発祥はナポリタンと同じく、横浜の「ホテルニューグランド」。初代料理長のサリー・ワイルが、体調を崩した人のために即興で考案したのがきっかけだといわれています。
ちなみに名前の由来は、イタリアの名門「ドーリア家」にちなんでつけられたという背景もありますよ。
冷やし中華
暑い日に食べたくなる冷やし中華。冷たい中華麺に、冷たい甘酢たれと具材をのせた一品です。
こちらも中国発祥ではなく、仙台の「龍亭」と東京・神保町の「揚子江菜館」がルーツとされています。
「龍亭」では、夏場になると下がってしまう麺類の売上アップのため、冷たい醤油ラーメン風に。
「揚子江菜館」では、上海の涼拌麺とざるそばをヒントに考案されました。
ちなみに、あの盛り付け方は、富士山と積もる雪を表現したものという説も。
見た目にも涼しさが増してきますよね。
エビチリ
中華料理の定番、エビチリ。プリプリのエビに甘辛いソースがからんだ料理です。
こちらも中国ではなく、日本発祥。
四川飯店の陳建民さんが、エビを豆板醬で炒めた四川料理「乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)」を、日本人向けにケチャップや卵黄を加えてアレンジしたのが始まりと考えられています。
今ではおうちでも人気の定番メニューですね。
ショートケーキ
甘いクリームと甘酸っぱいいちご、スポンジを重ねた定番のスイーツであるショートケーキ。実はこちらも、海外の“ショートケーキ”とはまったく異なるスタイルなんです。
海外ではビスケット生地が主流ですが、日本では「不二家」創業者の藤井林右衛門氏が、日本人の口に合うようにスポンジでアレンジしたといわれ、大正時代にはすでに広まっていたそうです。
ちなみに、「short」には「もろい」「サクサクした」という意味があります。
肉じゃが
家庭の定番料理肉じゃが。お肉とじゃがいも、にんじんや玉ねぎを一緒に甘煮した料理です。
いくつか諸説はありますが、肉じゃがを考案したのは、明治時代の有名な歴史人物・東郷平八郎だといわれています。
留学でイギリスに行っていた際に食べたビーフシチューの味が忘れられず、料理長に作ってほしいと命じたんだとか。
作り方を知らなかった料理長は、東郷の「牛肉とじゃがいもとにんじんが入ってる」という言葉から、肉じゃがを誕生させたといわれています。
メロンパン
外はサクッ、中はふわふわ。生地の上に甘いビスケット生地を乗せたメロンパン。
こちらもいくつか諸説があるものの、名前の由来は「見た目がマスクメロンに似ているから」という説が有力です。
また、「メレンゲパンがなまってメロンパンになった」という話もあります。
どちらにせよ、メロンパンは日本発祥の愛される食べ物なのです。
定番人気!日本発祥の代表的な食べ物10選
日本を代表する料理の中には、海外でも愛されているものがたくさんあります。
ルーツから海外展開まで、表で紹介していきます!
● 天ぷら
天ぷらは、魚や野菜に衣をつけて揚げた料理で、江戸時代には屋台で人気に。
もともとはポルトガルから伝わったとされますが、衣の軽さや味付けは日本独自のアレンジです。
今では海外でも“Tempura”として定着しています。
● そばの出前
出前文化は日本発祥で、江戸時代にそば屋から始まったとされています。
昭和には片手運転で器を積む“出前芸”も名物に。工夫と技が光る、日本ならではの文化です。
実は海外が発祥!日本独自に発展した料理4選
一見日本生まれに思えるけれど、実は海外がルーツの食べ物があることは知っていましたか?
そんな意外な料理たちをみていきましょう!
寿司
酢飯に魚を乗せた、日本を代表する料理・お寿司。
元は保存食の「なれずし」が起源で、奈良時代に東南アジアから伝わりました。
江戸時代に握り寿司が誕生し、明治には刺身を使った現在のスタイルに発展したのです。
ラーメン
締めの一杯としても人気のラーメン。中華麺を味噌や醤油ベースのスープに入れた、日本でもおなじみの料理です。
もともとは中国から伝わった「中華そば」がルーツで、明治時代後半に、横浜や神戸の中華街で提供され始めました。
その後、地域の食材や調味料を取り入れながら独自の進化を遂げ、ご当地ラーメンとして全国に広がっていったというわけです。
焼き肉
お寿司と並ぶほど人気の焼肉。カルビやロース、ホルモンなど、さまざまな部位があります。
日本式焼肉のルーツは、戦後に在日韓国人が始めた「ホルモン焼き」店がきっかけなんだとか。
韓国ではタレに漬けてから焼くのが一般的ですが、日本では“焼いてからタレをつける”スタイルが定着しました。
このアレンジが、日本独自の焼肉文化を生み出したのです。
コロッケ
外はサクッと、中はホクホクのコロッケ。
茹でたじゃがいもをつぶしてから、ひき肉や玉ねぎと混ぜて丸め、衣をつけて揚げた惣菜です。
もともとはフランス料理の「クロケット」がルーツで、日本には明治時代に伝わりました。
当時はクリームを使ったクロケットが高価だったため、代わりに じゃがいもを使って日本でアレンジされたのが始まりとされています。
海外で発展した逆輸入グルメ
ここでは、日本を代表する料理が海外でアレンジされ、新たな人気を得たものをご紹介します。
カリフォルニアロール
アボカドやカニカマを酢飯で巻いた巻き寿司。
生魚や海苔に抵抗のあるアメリカ人向けに考案されたもので、海苔は内側に巻いてあります。
ロサンゼルスの寿司職人が考案し、現在、日本のお寿司屋さんで見かけますよね。
テリヤキ
醤油をベースとしたテリヤキ。「Teriyaki」としてグローバルに認知される日本語の1つです。
もともとは日本で、しょうゆとみりんのタレを魚に絡めた「照り焼き」が誕生。
その後アメリカでは、肉料理に合うよう甘めにアレンジされた「テリヤキソース」が広まりました。
たい焼きアイス
口が大きく開いたたい焼きに、アイスクリームや果物などを詰めたスイーツ。
韓国でアレンジされたたい焼きが、中国・タイ・ベトナムなど全国的にも広がりを見せているようです。
迫力ある見た目はSNS映え間違いなし!
知れば知るほど、日本の食べ物って魅力的!
たくさんの食べ物と、その意外なルーツをご紹介してきました。
私たちが何気なく「おいしい」と感じている料理の背景には、日本人の豊かな発想や工夫が込められています。
味はもちろん、そこに込められた想いや奥ゆかしさも、日本の食文化の魅力ですね。
関連記事
ハワイにはまだまだ知らないことがいっぱい?「ハワイアンフード」の歴史や特徴について深掘り▼
強烈な甘さが癖になる魅惑のスイーツ?▼