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クリスマスツリーにサンタクロース、イルミネーション。 ハロウィンが終わると街中が一気にクリスマス色に華やぎますね!
クリスマスパーティーやプレゼント交換は定番ですが、世界に目を向けると贈る相手や、過ごし方、季節さえも驚くほどに違いがあります。「海外のクリスマス」はどんなイベントになっているのでしょうか?
「クリスマス」は、キリスト教徒が主であるイエス・キリストの誕生を祝ったことが始まりです。 英語で書いてみると「Christmas」で、「Christ=キリスト」+「mas=ミサ」となっており、言葉の成り立ちが良くわかりますね。
クリスマスは、2世紀~4世紀ごろキリストの降誕祭として祝われるようになった、という説が有力です。 約2000年前、キリストは現在のパレスチナの馬小屋で、聖母マリアのもとに生を受けましたが、誕生日は今日までわからないままとなっています。
12月25日が降誕祭の日に定められたのは、下記の2つなどが関係しているようです。
①4世紀初頭まではその日がキリストの誕生日として教会によって定められていたこと ②ローマ歴では日照時間が1年で最も短い冬至に当たること
冬至の日は太陽の力が最も弱くなると考えられており、その日を無事に過ごすためのお祭りが世界各地で行われていました。それがキリストの誕生を祝うお祭りと一緒になっていったのです。
ヨーロッパやアメリカなどキリト教徒が多い国はもちろん、今では世界中で楽しまれているクリスマスですが、その楽しみ方や定番は国によってかなり違いがあるようです。 サンタクロースが居なかったり、プレゼントが無かったり⁉など、まだまだ知らないクリスマスの世界をご紹介します!
南半球にあるオーストラリアは、北半球にある西欧諸国や日本と季節が正反対です。 12月からが夏真っ盛りとなり、当然クリスマスは真夏!クリスマスツリーの飾りつけはブルーやホワイトベースの、夏らしい爽やかな装いになります。
特徴的なのは、サンタクロースのコスチュームです。赤い衣装はおなじみですが、みんな半袖、半ズボン、黒いブーツではなく、皮のサンダルを履いています。 夏だから当然と言えば当然なのですが…驚いてしまいますね!
クリスマスのディナーも七面鳥ではなくシーフード、お部屋で暖炉を囲むのではなく、ビーチにパラソルで、家族や親戚が集まってクリスマスパーティーをします。 クリスマスサーフィン、一度体験してみたいですね!
ハンガリー人がもっとも楽しみにしている祝日は、クリスマスと言っても過言ではありません。 彼らも、クリスマスは親族一同が集まって、ディナーのあとは「サロンツコル」というキャラメルやさくらんぼのクリームなどがチョコレートでコーティングされた、甘〜いお菓子を楽しみながらクリスマスをお祝いします。
クリスマスツリーは、クリスマスイブに天使がやってきて飾りつけをしてくれるため、子どもたちはわくわくして天使を待ち侘びます。 「朝起きるとツリーがサロンツコル(チョコレートキャンディ)でいっぱいに!」なんて、とっても素敵ですね。
サロンツコルは、キロ買いする人続出のクリスマスにしか購入できないお菓子なので、その売り場もハンガリーのクリスマスには欠かせません。 お菓子屋さんやスーパーなど、どこへ行っても色鮮やかな包みが大量に並べられており、街中が華やかな雰囲気になります。フレイバーも豊富なので、味を秘密にしたまま交換し、フォーチュンクッキーのような楽しみ方をします。
フランスから伝わったお菓子ですが、ハンガリーを含むチェコやオーストリアなど中央ヨーロッパで独自の進化を遂げ、クリスマスツリーには欠かせない存在になりました。 西欧では12月25日にぴったりと終わるクリスマスも、東欧では旧暦のクリスマス、1月6日まで飾りつけやクリスマスマーケットが楽しめるため、ハンガリーは年末年始のヨーロッパバカンスの候補地としても楽しめること間違いなしです。
キャンドルの艶やかな明りとクリスマスの飾りでいっぱいの木小屋が並ぶ幻想的な風景、甘くスパイスの効いた暖かいホットワインや様々な形が可愛いジンジャービスケット…
メルヘンなクリスマスマーケットで有名なドイツのクリスマスも、その他の西欧諸国と同じく、家族や親族と共に過ごすお正月のような祝日です。親族で集まってご馳走を食べたり、ゆったりと語り合ったり。
しかし、クリスマス当日、ドイツの子どもたちのところにプレゼントを持ったサンタクロースはやってきません。 ドイツにはサンタクロースが居ないのです!
サンタクロースは、クリスマスとは全く関係ない「聖ニコラウス」というトルコ人の神父がモデルになっています。
聖ニコラウスは、お金が無くて身売りしなければならなかった3人姉妹の家に金貨を投げ込みました。金貨は靴下に入り、姉妹は身売りをせずに済んだのです。 この伝説から、プレゼントを靴下に入れる風習が生まれています。
ドイツでは、聖ニコラウスの命日である12月6日にサンタクロースではなく、“聖ニコラウス”や“クリスマスキント”という、子どもの姿で天使の様子をしたキリストが、プレゼントを運んで来てくれます。 そのため、クリスマス当日にプレゼント交換をしたり、サンタクロースが煙突からやってきたりする風習がないのです。
サンタクロースがクリスマスにやって来ない国もあるんですね。
日本人にとっては至極普通で、世界中から見ると最も変わっているクリスマスのうちの一つに数えられるのが、恋人とロマンチックに、または友だちとアクティブに、過ごさなければならないような雰囲気を持った、日本のクリスマスです。
日本で最初にクリスマスが行われたのは戦国時代ですが、アクティブに過ごす「クリスマスパーティー」が普及し始めたのは明治以降だと言われています。 当初は、男性がキャバレーやダンスホールで羽目を外して楽しむものでしたが、女性の社会進出が進んだ1980年代以降、現在のように誰もが“恋人や友だちと華やかに過ごして楽しむクリスマス”のイメージが普及し、日本独自のクリスマス文化が発展しました。
ケンタッキー・フライド・チキンやコンビニでクリスマスチキンを予約し、宅配ピザをデリバリーし、サンタクロースの乗ったイチゴのショートケーキを…が私たちが思い浮かべるクリスマスですよね。 しかし、ケンタッキーのふるさとアメリカでさえ、クリスマスにケンタッキーを食べる習慣はなく、ショートケーキ発祥の国は、なんと日本です!
こちらもアメリカがモデルのショートケーキですが、本国ではショート「short=もろい、サクサクした」ケーキ、クッキー生地が使われたスコーンのようなお菓子を指していました。 特に英語圏のネーミングであるため、ヨーロッパでは現在でも「ショートケーキ」が通じない国の方が多く、初めて日本でショートケーキを目にした海外の人々は、フワフワで程よい甘さのケーキに感動することも多いとか。
私たちが当たり前に感じている習慣や食べ物は、海外の人から見ると仰天の、オリジナリティ溢れる「クリスマス」なんですね!
クリスマスの歴史や、世界の面白クリスマスをご紹介しました。
真夏のクリスマスや、チョコレートキャンディーツリー、サンタクロースの居ないクリスマスに、世界を驚かせている日本のクリスマス… その他の国々でも、文化が変わることで、さらに多様な形に変化したクリスマスが世界中でお祝いされています。
世界を見渡すと、「家族が集まって和やかに過ごす日」という色合いが強いクリスマスですが、宗教色が薄まるにつれて、“お祭りとしてのクリスマス”という過ごし方も増加しているのではないでしょうか。
皆さんは今年のクリスマスをどのように過ごしますか? 友だち、恋人、家族など、好きな人と楽しく過ごして、ぜひ素敵な1日にしたいですね!!
海外のクリスマスをもっと詳しく知りたい方はこちら▼
中欧チェコのクリスマスマーケットを訪れて
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クリスマスツリーにサンタクロース、イルミネーション。
ハロウィンが終わると街中が一気にクリスマス色に華やぎますね!
クリスマスパーティーやプレゼント交換は定番ですが、世界に目を向けると贈る相手や、過ごし方、季節さえも驚くほどに違いがあります。「海外のクリスマス」はどんなイベントになっているのでしょうか?
目次
そもそもクリスマスとは?
“クリスマス”の語源
「クリスマス」は、キリスト教徒が主であるイエス・キリストの誕生を祝ったことが始まりです。
英語で書いてみると「Christmas」で、「Christ=キリスト」+「mas=ミサ」となっており、言葉の成り立ちが良くわかりますね。
クリスマスの始まり
クリスマスは、2世紀~4世紀ごろキリストの降誕祭として祝われるようになった、という説が有力です。
約2000年前、キリストは現在のパレスチナの馬小屋で、聖母マリアのもとに生を受けましたが、誕生日は今日までわからないままとなっています。
12月25日が降誕祭の日に定められたのは、下記の2つなどが関係しているようです。
①4世紀初頭まではその日がキリストの誕生日として教会によって定められていたこと
②ローマ歴では日照時間が1年で最も短い冬至に当たること
冬至の日は太陽の力が最も弱くなると考えられており、その日を無事に過ごすためのお祭りが世界各地で行われていました。それがキリストの誕生を祝うお祭りと一緒になっていったのです。
海外のクリスマスをのぞいてみよう!
ヨーロッパやアメリカなどキリト教徒が多い国はもちろん、今では世界中で楽しまれているクリスマスですが、その楽しみ方や定番は国によってかなり違いがあるようです。
サンタクロースが居なかったり、プレゼントが無かったり⁉など、まだまだ知らないクリスマスの世界をご紹介します!
サンタクロースが水着でサーフィン!オーストラリアのクリスマス
南半球にあるオーストラリアは、北半球にある西欧諸国や日本と季節が正反対です。
12月からが夏真っ盛りとなり、当然クリスマスは真夏!クリスマスツリーの飾りつけはブルーやホワイトベースの、夏らしい爽やかな装いになります。
特徴的なのは、サンタクロースのコスチュームです。赤い衣装はおなじみですが、みんな半袖、半ズボン、黒いブーツではなく、皮のサンダルを履いています。
夏だから当然と言えば当然なのですが…驚いてしまいますね!
クリスマスのディナーも七面鳥ではなくシーフード、お部屋で暖炉を囲むのではなく、ビーチにパラソルで、家族や親戚が集まってクリスマスパーティーをします。
クリスマスサーフィン、一度体験してみたいですね!
天使が飾りつけるチョコレートツリー!ハンガリーのクリスマス
ハンガリー人がもっとも楽しみにしている祝日は、クリスマスと言っても過言ではありません。
彼らも、クリスマスは親族一同が集まって、ディナーのあとは「サロンツコル」というキャラメルやさくらんぼのクリームなどがチョコレートでコーティングされた、甘〜いお菓子を楽しみながらクリスマスをお祝いします。
クリスマスツリーは、クリスマスイブに天使がやってきて飾りつけをしてくれるため、子どもたちはわくわくして天使を待ち侘びます。
「朝起きるとツリーがサロンツコル(チョコレートキャンディ)でいっぱいに!」なんて、とっても素敵ですね。
サロンツコルは、キロ買いする人続出のクリスマスにしか購入できないお菓子なので、その売り場もハンガリーのクリスマスには欠かせません。
お菓子屋さんやスーパーなど、どこへ行っても色鮮やかな包みが大量に並べられており、街中が華やかな雰囲気になります。フレイバーも豊富なので、味を秘密にしたまま交換し、フォーチュンクッキーのような楽しみ方をします。
フランスから伝わったお菓子ですが、ハンガリーを含むチェコやオーストリアなど中央ヨーロッパで独自の進化を遂げ、クリスマスツリーには欠かせない存在になりました。
西欧では12月25日にぴったりと終わるクリスマスも、東欧では旧暦のクリスマス、1月6日まで飾りつけやクリスマスマーケットが楽しめるため、ハンガリーは年末年始のヨーロッパバカンスの候補地としても楽しめること間違いなしです。
サンタクロースが来ない!?ドイツのクリスマス
キャンドルの艶やかな明りとクリスマスの飾りでいっぱいの木小屋が並ぶ幻想的な風景、甘くスパイスの効いた暖かいホットワインや様々な形が可愛いジンジャービスケット…
メルヘンなクリスマスマーケットで有名なドイツのクリスマスも、その他の西欧諸国と同じく、家族や親族と共に過ごすお正月のような祝日です。親族で集まってご馳走を食べたり、ゆったりと語り合ったり。
しかし、クリスマス当日、ドイツの子どもたちのところにプレゼントを持ったサンタクロースはやってきません。
ドイツにはサンタクロースが居ないのです!
サンタクロースは、クリスマスとは全く関係ない「聖ニコラウス」というトルコ人の神父がモデルになっています。
聖ニコラウスは、お金が無くて身売りしなければならなかった3人姉妹の家に金貨を投げ込みました。金貨は靴下に入り、姉妹は身売りをせずに済んだのです。
この伝説から、プレゼントを靴下に入れる風習が生まれています。
ドイツでは、聖ニコラウスの命日である12月6日にサンタクロースではなく、“聖ニコラウス”や“クリスマスキント”という、子どもの姿で天使の様子をしたキリストが、プレゼントを運んで来てくれます。
そのため、クリスマス当日にプレゼント交換をしたり、サンタクロースが煙突からやってきたりする風習がないのです。
サンタクロースがクリスマスにやって来ない国もあるんですね。
海外の人々は思わず驚く!恋人と過ごす日本のクリスマス
日本人にとっては至極普通で、世界中から見ると最も変わっているクリスマスのうちの一つに数えられるのが、恋人とロマンチックに、または友だちとアクティブに、過ごさなければならないような雰囲気を持った、日本のクリスマスです。
日本のクリスマス文化はいつから始まった?
日本で最初にクリスマスが行われたのは戦国時代ですが、アクティブに過ごす「クリスマスパーティー」が普及し始めたのは明治以降だと言われています。
当初は、男性がキャバレーやダンスホールで羽目を外して楽しむものでしたが、女性の社会進出が進んだ1980年代以降、現在のように誰もが“恋人や友だちと華やかに過ごして楽しむクリスマス”のイメージが普及し、日本独自のクリスマス文化が発展しました。
ショートケーキは日本発祥のオリジナルケーキ
ケンタッキー・フライド・チキンやコンビニでクリスマスチキンを予約し、宅配ピザをデリバリーし、サンタクロースの乗ったイチゴのショートケーキを…が私たちが思い浮かべるクリスマスですよね。
しかし、ケンタッキーのふるさとアメリカでさえ、クリスマスにケンタッキーを食べる習慣はなく、ショートケーキ発祥の国は、なんと日本です!
こちらもアメリカがモデルのショートケーキですが、本国ではショート「short=もろい、サクサクした」ケーキ、クッキー生地が使われたスコーンのようなお菓子を指していました。
特に英語圏のネーミングであるため、ヨーロッパでは現在でも「ショートケーキ」が通じない国の方が多く、初めて日本でショートケーキを目にした海外の人々は、フワフワで程よい甘さのケーキに感動することも多いとか。
私たちが当たり前に感じている習慣や食べ物は、海外の人から見ると仰天の、オリジナリティ溢れる「クリスマス」なんですね!
今年のクリスマスは誰と過ごす?
クリスマスの歴史や、世界の面白クリスマスをご紹介しました。
真夏のクリスマスや、チョコレートキャンディーツリー、サンタクロースの居ないクリスマスに、世界を驚かせている日本のクリスマス…
その他の国々でも、文化が変わることで、さらに多様な形に変化したクリスマスが世界中でお祝いされています。
世界を見渡すと、「家族が集まって和やかに過ごす日」という色合いが強いクリスマスですが、宗教色が薄まるにつれて、“お祭りとしてのクリスマス”という過ごし方も増加しているのではないでしょうか。
皆さんは今年のクリスマスをどのように過ごしますか?
友だち、恋人、家族など、好きな人と楽しく過ごして、ぜひ素敵な1日にしたいですね!!
海外のクリスマスをもっと詳しく知りたい方はこちら▼
中欧チェコのクリスマスマーケットを訪れて
ギフトにもおすすめな香りが変化する○○!▼
香水のように香りが変わるコスメ、「ルディ・ラ・マヨルカシリーズ」を徹底レビュー!