ドキドキワクワク!『福袋』予約開始!

お正月の風物詩の一つである福袋。年に一度の運だめし!最近では中身の公開されている福袋も増えています。とはいえ、福袋の醍醐味といえば、たっぷりつまったお得感と何が入っているかわからないドキドキ感です。

こちらでは、福袋の成り立ちや地域色豊かな国内外の福袋について、福袋に心惹かれてしまう心理について調べてみました。

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福袋のことはじめ

福袋のはじまりは、江戸時代発祥説と明治時代発祥説があるといわれています。
江戸時代発祥説は、「越後屋」(現在の三越百貨店)で着物を仕立てた切れ端や残ってしまった反物を袋詰めにして販売した「恵比寿袋」が元となっており、好みの柄が出れば当たり!というもの。

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葛飾北斎 「富嶽三十六景 江都駿河町三井見世略圖」(現在の三越)

あまりの人気ぶりに、大丸呉服店(現在の大丸百貨店)でも、反物の切れ端を袋詰めし、さらにその中の数個に金の帯を封入、それにあたれば大当たり!という福袋の販売をはじめたようです。

対して、明治時代発祥説は、「鶴屋呉服店」(現在の松屋)で1日2000個の福袋を1つ2円(現在の金銭感覚でいうと、おそよ4万円)で販売し、お値段以上の3円相当の商品を引き当てたら当たり!というもの。その他にも、名古屋の「いとう呉服店」(現在の松坂屋)で売り出された「多可良箱」が発祥であるという説もあります。

在庫処分をしつつも、当たりはずれがあることで、購入する人にドキドキ感と楽しみを味わってもらおうとする精神は、現代まで引き継がれています。

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そして、「ふくぶくろ」は七福神の一人、大黒天様がしょっている大きな袋が由来といわれています。
大きなおなかと打ち出の小づち。背負った袋から福や幸運を取り出し、人々に分け与えてくれるといわれる大黒天様。こんなミニ情報を知っていると、福袋を購入すること=一年間の幸福を分けてもらうこと。なんて気分になりませんか?

七福神については、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
七福神って日本の神様だけじゃないの知ってた!?

特色豊かな地域の福袋

つづいて、国内外の地域の特色豊かな福袋についてご紹介します。

①日本一の豪華さ「仙台初売り」

仙台藩の治めた江戸時代に発行された書物「仙台年中行事」に「2日朝早くから店の格子戸を叩いて初売り初買い……」という仙台初売りに関する記述があります。
仙台都心部の商店街では特に盛大に行われ、獅子舞や和太鼓の演舞、甘酒サービスなどお祭りのような雰囲気です。

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仙台初売りを知らせる幟(2012年12月)

また、仙台でいう初売りとは豪華賞品や特典をつけた商品を販売する期間のこと。あまりの景品の豪華さは、適正な販売価格よりも安く設定しすぎてほかのお店の売り上げを根こそぎ奪ってしまう「不当廉売」にあたるため法律違反とされています。
しかし、国から「年始の3日間に限って開催を認める」特例をうけているため、古くからの伝統を絶やすことなく、開催を続けています。

②早朝から営業開始「佐世保初売り」

佐世保の商店街では、1月2日の早朝4時半~6時に多くの店が早朝営業を始める慣例があります。中には0時開店という店もあり、それに合わせて臨時バスも運行されています。
毎年20万人以上が集まるイベントでしたが、時代の流れもあり、2017年以降8時開店と変化したようです。

③アメリカにおける福袋「lucky bag」

欧米では新年は家でゆったりと過ごすものという風習が根付き、開店しているお店自体少ないようです。
アメリカでいうところの福袋として一般的なのは 「lucky bag」 や「sealed bag」といわれる中身のわからない袋の商品です。バラバラに買うのと同じくらいのお値段だったり、明らかに不用な商品が入っていたりと品質がよくないものが多いようです。

そんななか、大型日系スーパーでは日本と同じ趣旨の福袋を取り扱っており、朝早い時間に完売するほどの人気ぶりだとの口コミもあります。

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また、2015年にアメリカの企業であるAPPLE社が銀座店で福袋販売した際、アメリカ国内からアメリカでも販売してほしい!日本限定とは羨ましい!といった声が寄せられたそうです。
このように、アメリカでの福袋販売を待ち望む声も多くありそうです。

④中国の春節に合わせ日系百貨店が福袋の販売を開始

大丸百貨店と提携している上海の新世界大丸百貨では、2017年より1日限りのイベントとして福袋を販売しています。約4000個準備した福袋があっという間に完売する人気ぶり。
このように、日本独自の文化である福袋は、海外でも受け入れられています。

福袋の何がわくわくするって? 何が入ってるかわからない運試し!

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福袋を買うとき、どうしてあんなにワクワクしてしまうのでしょうか。
その理由は、中が見えないことへの期待感。たっぷり詰まっていることへのお得感。年に一度という特別感にあるのではないかと考えます。

昔ながらの何が入っているかわからない福袋へのドキドキワクワク感はもちろんのこと、コロナ禍前は、袋の外側から触ってみて中身を予想したり、友達と一緒に購入して開封してから交換したりといった楽しみ方もありました。

ふと自分の小学生低学年ころのことを思い出したのでお話しします。
雑貨の福袋を買ってもらえる機会がありました。うれしくなったわたしは、何が入っているかと想像しつつも、一つだけ明らかに大きな福袋が気になってたまらない。それ以外の福袋にはお目当てのものが入っていそうです。

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どうしても気になってしょうがなかった私はその大きな袋を選びました。開けてみてびっくり。入っていたのはなんとスリッパ!しかも大人サイズ…。

文房具やこども用のヘアアクセサリー、ハンカチなどかわいらしいアイテムがメインのお店だったので、大きなショックを受けたことを今でも覚えています。数十年経ってもはっきり覚えているなんて、そんなこともいい思い出です。

近年増えてきている中身の公開されている「ネタバレ福袋」を予約しても、激戦を勝ち抜いてお得に商品を手に入れられた喜びやお正月に手元に届くまで待ち遠しく思う気持ちを味わえます。
大はずれの通称「鬱袋(うつぶくろ)」をひいてしまったとしても、それをネタに笑顔になれます。鬱袋として有名な福袋をあえて毎年購入されている方も少なからずいて、SNSでの鬱袋開封速報は毎年大人気です。

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結局、お正月というお祝いムードの中で、福袋を購入すること自体がしあわせで楽しい瞬間なのではないかと思います。まさに大黒天様の福袋から福を分けてもらっているかのようです。

福袋予約承り中! ブランドのテイストによって選べる楽しみ

アミナコレクションでも12月1日水曜日から福袋の予約を承ります!

個性を自由に楽しむ「チャイハネ」
ハワイをルーツとしたサーフスタイルやフラスタイルを提案する「Kahiko」
和装をアレンジし、日常に取り入れやすいかたちとした「倭物や カヤ」
ヨーロッパ全土から選りすぐりの品を集めた「欧州航路」
あなたに今ぴったりの開運原石が入ってる「岩座」

ぱっと見、個性が強く感じるアイテム同士でも、世界の民俗文化を基調にしているので、同じブランド内でのコーディネートはまとまりがよく使いやすいんです。
また手持ちの無難なアイテムに合わせると、お互いを引き立たせることができるのでおすすめですよ。入っている袋本体が使いまわせるのも嬉しい限りですよね。

開けてみてどんな商品が入っていても安心できる上に、何が入っているかわからないドキドキ感、販売価格の4倍相当以上入っている満足感、届くまでのワクワク感と福袋の醍醐味のすべてが味わえます!

ブランドごとに明確なコンセプトがあり、レディース福袋、メンズ福袋、雑貨福袋とサイズ展開や種類も豊富なので悩んでしまうことと思います。でも、どれにしようか悩む時間も福袋を楽しむことの一部です。
それぞれの文化や情景に思いをめぐらせながら、その時間をゆっくりと楽しんでいただけたらと思います。

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