フクロウ――アミナコレクションのシンボル

フクロウは幸運を呼ぶっていうのはどうして?
招き猫に代表されるように、幸運を呼ぶ縁起物に心惹かれる方は多いのではないでしょうか。

その中でも人気なのが、知恵と幸運のシンボル・フクロウでしょう。
しかし、どうしてフクロウは幸福を運んでくるのでしょうか…。

フクロウのユニーク写真集

まんまるお目目とふわふわ羽毛に包まれたフクロウは意外に表情豊か。
カメラがとらえたフクロウの面白表情写真を見てみましょう。

フクロウ01

ねぇ、私たちフクロウの凄い秘密知ってる?

フクロウ02

本当に知ってる!?

フクロウ03

飛翔は静かに美しく!!!

フクロウ04

賢いからかくれんぼも大得意!

フクロウ05

その名も森の忍者!!いざ分身の術っ!!!

フクロウ06

おーい、なんか違うぞ!ツッコミ待ちか!?

フクロウ07

と、と、とにかく!今回は私たちが主役よ!!!

と、いう訳で、フクロウのお話です。

世界各地で知恵と幸運の象徴となったフクロウ

ペルーのインカ文明に古代中国、南米のエルドラード(黄金郷)、アイヌ民族など、フクロウを知恵や幸福のシンボルとする逸話は世界各地にいくつもあり、そこから縁起物、幸運のシンボルとしてのイメージが定着しました。

それらの中でも特に有名な神話やエピソードをご紹介しましょう。

ギリシャ神話:女神アテナのお供

白い衣をまとった女神がスッと腕を伸ばすと、優美な飛翔でその腕に留まる鳥…。
そんな姿をどこかで見たことはないでしょうか。

フクロウ08
女神アテナの足元、本の上に鎮座するフクロウ

古代ギリシャ神話に登場する戦いと知恵の女神アテナはとても有名です。
アテナは、自分の守護するアテナ(アテナイ)の人々へ、道具や武器を与えるのに使者としてフクロウを遣わしたといいます。

神の従者(御使い)は、その主神の加護によって同じ能力をもっているとか。
女神アテナは知略に富んでいてフクロウはそのお気に入りであったともいわれるので、相当の賢さを見せたのかもしれません。

現在でも、フクロウは古代ギリシャのシンボルの一つとして扱うことが多く、知恵の象徴として広く根付いていることがよくわかります。図書館などでもフクロウのマークやモチーフを掲げているところがありますが、これはギリシャ神話からくるフクロウの知恵や賢さにあやかっているようです。

古代エジプト:フクロウの形をした知恵の神様トト神

古代エジプトでは、動物の姿をした神様が登場します。
その中で、知識が豊富でさらに学ぶことにも貪欲だったトト神(トート神)がフクロウの姿であったといいます。

トト神の姿についてはトキかヒヒのどちらかの姿であることが多いようですが、古代エジプトの神々は広い地域で長く信仰され、神様の役割も幅広くなっていきます。
その中にフクロウの姿も含まれるようで、知恵の神をはじめ、時の管理人、夜の守護神、死者の名を記す書記など、数々の逸話が残されています。

フクロウ09
トト神

ここでも共通するのは、知識や知恵のシンボルであることです。そして、ギリシャ神話では触れませんでしたが、神々への信仰が進む中で医術についての力も付けています。
そのため、長寿を招くともいわれるようになりました。

フクロウ10
ヒエログリフのフクロウ

日本:実は神様の御使い!嬉しいご利益もたっぷり!

日本では、フクロウの当て字から縁起物として広く親しまれてきた存在です。

  • 「不苦労」…苦労をしない
  • 「福来朗」…福が来てよろこぶ
  • 「福老」…福多く歳をとる

他にも首がよく回る特性から「首が回らない(借金状態)事態にならない」=「お金に困ることがない」、夜目がきくことから「暗闇でも先が見える」=「見通しが明るい」ともいわれます。

「所詮は語呂合わせだし、大したご利益なんてないのでは…?」そんな声も聞こえてきそうですが、長く縁起物として扱われていた歴史は侮れません。
そこには、家族や知人の幸せを願う数えきれない人の想いがこもっているわけですから、大なり小なりきっとご利益はあるのでしょう。

思い起こせばうん十年前、社会人一年生の筆者に世間の常識を教えてくれた先輩は、フクロウモチーフをよく身に付けていました。「不苦労」「福来朗」の縁起物と教えてくれたのもその先輩で、ちょっと嬉しそうに自身のフクロウコレクションについて語ってくれたものです。
幸運のモチーフをコレクションする幸福感、アミナコレクションファンの皆さんならば、きっとわかりますよね!

でも、実は日本でもフクロウは神様の使者として祀られています!
知らない方が多いのではないでしょうか。

栃木県と茨城県との県境にある鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)は天日鷲命(あめのひわしのみこと)という「日本書紀」などにも登場する鳥の神様を祀っているのですが、その神様の御使いがフクロウ。
大神の御使いということで、幸運を運ぶ使者・神鳥として境内には数多くのフクロウの像を目にすることができます。

中でも日本一の大フクロウ像は、地上7メートルの圧巻サイズで、一度は目にしておきたいものです。
クリっとした大きな目と、コロンと丸いフォルムに癒されます!

フクロウ11

ちなみに、天日鷲命は天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋戸に隠れてしまった、あの有名なエピソードにも登場する神様で、岩屋戸から出そうと奮闘します。
知っているエピソードに登場していると、少し親近感が湧きますよね。

ところで、フクロウは夜行性のため、その野生の姿を目にする機会はなかなかありません。
筆者は奥深い山奥に生息しているものだと、いつからか思っていましたが、まだうら若き乙女だった頃、生物の教師が近くの雑木林に生息していると教えてくれました。

環境の保護・調査のためのフィールドワークで生息数の変化などを追っている、そんな話だったと思います(…この辺りの記憶はあいまい…)。

皆さんのお住まいの近くでも、ひっそりと幸運のフクロウが見守ってくれているかもしれませんよ!

ネイティブアメリカン:森の賢者

フクロウ12
壁画に刻まれたフクロウ

ネイティブアメリカンとの逸話にも目を向けてみましょう。

ネイティブアメリカンは部族ごとに信仰やシンボルの捉え方がさまざまですが、フクロウは身近に生息する動物として、多くの部族で特別な存在となっていました。
やはり知恵や知識の象徴であり、また暗闇を照らす目は不正を見抜くとして称えられます。よく聞く「森の賢者」としての存在感は、ネイティブアメリカンの信仰からきているようです。

また、印象的なのが住居の守り神でもあった点です。
賢く、暗闇でも先を見通すことのできる目は、不審者の早期発見にも役立つと考えたのでしょう。

フクロウの羽ばたきは羽音がしないため、敵に気付かれないうちに接近して素早く排除するのも可能。
とても優秀な警備員になれそうです。

アミナコレクションのシンボルは日輪を背負ったフクロウ

フクロウ13

ところで、皆さんはアミナコレクションのシンボルをご存じでしょうか。
「あぁ、なんか赤いマークあるよね」くらいのイメージしかないかもしれませんが、ここにもフクロウがいます。

アフリカ・セネガルのフクロウと、そのバックで煌々と暗闇を照らす太陽。
時代と共にスタイリッシュなものへと変化しましたが、創業当時から変わらないシンボルです。

第二次ショックオイルの後の世界的な不景気の中、1976年にアミナコレクションは創業しました。
景気の先行きは暗く、創業メンバーはまさに闇夜で活動するフクロウのように、暗闇で夜目と知恵を働かせての船出です。

しかし、見据えるのは、明るい太陽のごとく光あふれる未来。
太陽とフクロウが重なる様は「明・暗」「生・死」と、人間の営みに欠かせないもので、フォークロアカルチャーとも深く結びついているものです。

これまでも、これからも。
フォークロアカルチャーを通して、明るさと幸運を運ぶ存在であり続けたいと願います。

チャイハネのフクロウモチーフは「場所(使い方)」でさらに運気アップ!

世界中で知恵と幸運の象徴とされてきたフクロウは、その信仰の広さと長さからも、縁起物の中でもトップクラスのご利益が期待できそうです。
縁起物は、飾る場所や取り入れ方によって運気がさらに上がるといわれるので、フクロウモチーフも取り入れ方を工夫してみてください。

フクロウタープクロス(225cm)

フクロウ14

チャイハネのタープクロスならば、自宅の玄関やリビングの窓の外、キャンプカーなどに設置すれば、頼りになる守護神として幸福や金運、健康長寿を家族に呼び込んでくれることでしょう。
ドドーンと存在感のある立派な姿は、来客に驚きと笑いももたらすかもしれません。

配色の関係でなんだか眠そうに見えるターコイズカラーのクロスは、寝室で使えばぐっすり深い眠りに癒されそうです。

フクロウマルチクロス(風呂敷サイズ)

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こちらもドドーンとフクロウが大きくプリントされた風呂敷サイズのマルチクロスです。
表情にどこか愛嬌があって、かわいさがあります。

風呂敷は、包み方次第で、自由に形を変え、多種多様に活躍します。
テキストを風呂敷に包めば、持ち運ぶのにピッタリで、森の賢者フクロウの力を借りれば授業の内容は理解が深まり、試験なら合格のご利益にあやかれそうです。

お買い物のサブバッグとして使えば、金運アップで無駄使いが減るかもしれません。

フクロウハナ香立て

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ちょこんとフクロウが佇む香立ては、アクセサリーなどの小物置きとしてもおすすめのおしゃれなデザインです。
香立てとして使う場合は、瞑想と共に心身をリラックス&リセットしてはいかがでしょうか。
きっと、素敵な明日へと導いてくれます。

毎日のよう身に付けるアクセサリーやスピリチュアルなアイテムを置く方には、幸福を運ぶ力を授けてくれるに違いありません。

世界中で古くから愛されてきた、幸運を運ぶフクロウ。
知恵のシンボルなど、広い世界で共通したイメージがあるのも印象的で、そこには「縁起物」の枠には収まらない、ご利益がありそうです。
是非、あなたのそばにも、守護者としてチャイハネのフクロウを迎えてみてください。

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