掲載日:2026.08.14

実は4つあるって本当?「日本三大朝市」の魅力を徹底解説!勝浦・輪島・宮川・呼子を紹介

日本各地には、歴史ある朝市が数多くありますが、そのなかでも特に有名なのが「日本三大朝市」です。
しかし、実は日本三大朝市には複数の説があり、一般的な3つの朝市に加えて、呼子朝市を含めた4つの朝市が紹介されることも多いです。

このコラムでは、日本三大朝市の歴史や特徴、見どころを解説するとともに、勝浦・輪島・宮川・呼子それぞれの魅力や違いをわかりやすく紹介します。
朝市に興味がある方、それぞれの朝市の特徴を知りたい方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

日本三大朝市とは?実は4つの朝市が有名

朝市がお好きな方であれば知っているかも知れませんが、そうでないと「日本三大朝市」と聞いてもあまりよくわからない……という方が多いのではないでしょうか。

そこで、まずは日本三大朝市の基本からチェックしていきましょう!

日本三大朝市には複数の説がある

日本には多くの朝市があり、そのなかでも特に長い歴史を持つものを「日本三大朝市」と呼びます。

一般的に、日本三大朝市は「勝浦朝市(千葉県)」「輪島朝市(石川県)」「飛騨高山宮川朝市(岐阜県)」の3つですが、はっきりとした定義や、誰かが正式に決めたものではないため、複数の説があります。

なぜ呼子朝市が日本三大朝市として紹介されるのか

上記のとおり、日本三大朝市にはさまざまな説があり、呼子朝市(佐賀県)が含まれることもあります。
その理由は、長い歴史を持っていること、今でも人と人の交流が盛んな朝市であること、イカが特に有名で観光客も多く訪れることなどが挙げられます。

なぜ呼子朝市が日本三大朝市として紹介されるのか

朝市が日本各地で発展した理由

朝市は日本各地で発展してきましたが、その理由は、新鮮な農産物や魚介類を早朝に売買することで、生産者と消費者の双方にメリットがあったためです。

特に交通や冷蔵技術が発達していなかった時代は、収穫・水揚げされたものを新鮮なままその日のうちに販売する必要がありました。
また、昔の人々は農業など朝早くから活動を始めていたため、朝市は生活に適した市場となりました。さらに、地域の特産品の販売や住民同士の交流の場としても重要な役割を果たし、各地で発展していったのです。

4つの朝市を比較!特徴や違いを一覧で紹介

続いてここからは、4つの朝市について、特徴や違いをわかりやすく表でご紹介します。

歴史・開催時間・規模を比較

まずは、それぞれの朝市がいつ始まったのかという歴史や、開催時間、お店の数などを比較していきましょう。

勝浦 輪島 宮川 呼子
歴史 1591年(天正19年)ごろから400年以上の歴史がある 奈良時代の後期から平安時代の初めごろから1,000年以上の歴史がある
※日本で最も歴史が古い朝市といわれる
1820年(文政3年)ごろから200年以上の歴史がある 大正時代ごろから約100年の歴史がある
開催時間 6:00〜11:00
※毎週水曜日と1月1日以外は毎日開催
8:00〜12:00
※毎月第2・第4水曜日と1月1日〜3日以外は毎日開催

・4月〜11月
7:00〜12:00

・12月〜3月
8:00〜12:00

※基本的に毎日開催

7:30~12:00
※1月1日以外は毎日開催
規模 約70の店舗が並ぶ 100〜250の店舗が並ぶ 50〜70の店舗が並ぶ 50〜70の店舗が並ぶ

名物グルメを比較

続いて、朝市の楽しみである名物グルメを比較してみましょう。

勝浦 輪島 宮川 呼子
名物グルメ ・伊勢海老
・タコ
・サザエ
・まぐろ
など
・魚介類全般
・和菓子
・せんべい
など
・お餅(よもぎ入り・豆入りなど)
・ホットプリン
・たこ焼き
など
・イカ(イカしゅうまい、イカ天、イカ焼きなど多数)
・まんじゅう
など

観光やアクセスのしやすさを比較

朝市に行ってみたい!という方に向けて、観光やアクセスのしやすさを比較してみましょう。

勝浦 輪島 宮川 呼子
アクセスのしやすさ JR勝浦駅から徒歩10分 JR七尾線和倉温泉駅から北鉄能登バス輪島行きで約55分、終点下車、徒歩約15分 JR高山駅から徒歩10分 JR唐津線西唐津駅から昭和バス呼子(岩野)行きまたは湊(みなと園)(相賀)行きで約47分、呼子下車すぐ
合わせて行きたい
周りの観光情報
・かつうら海中公園
・鵜原海岸
など
・道の駅輪島ふらっと訪夢(ほうむ)
・輪島塗会館
など
・日枝神社
・飛騨物産館
など
・名護屋城跡
・七ツ釜
など

勝浦朝市(千葉県)の魅力

勝浦朝市(千葉県)の魅力

続いてここからは、それぞれの朝市の魅力を深堀りしてご紹介します。
まずは、東京からも行きやすい勝浦朝市(千葉県)から見ていきましょう!

400年以上続く歴史ある朝市

勝浦朝市は、豊臣秀吉が活躍していた1591年(天正19年)ごろに始まったといわれ、400年以上の歴史があります。昭和30年代中ごろには、自動車が増え路上での出店が難しくなったこともありましたが、持ち直して現代まで続いています。

新鮮な魚介類や地元野菜が並ぶ

勝浦朝市では、港町であることを活かした魚介類はもちろん、地元の農家さんが育てた野菜が多く並びます。ほかの朝市と比べて、新規参入も多い朝市なので、おしゃれな雰囲気の出店も多いですよ。

おすすめの食べ歩きと周辺観光

新鮮なタコ、サザエ、まぐろなどの新鮮な魚介を使った串焼きは食べ歩きにぴったり。ほかに、伊勢海老をふんだんに使った味噌汁も身体を温めてくれると人気です。

朝市の近くには、かつうら海中公園や鵜原海岸など、自然を感じられるスポットも多く、子どもから大人までみんなで楽しめます。

輪島朝市(石川県)の魅力

輪島朝市(石川県)の魅力

続いて、数ある朝市のなかでも特に伝統のある輪島朝市(石川県)の魅力をご紹介します。

1000年以上続く伝統の朝市

輪島朝市の魅力は、なんといってもその長い歴史。奈良時代の後期から平安時代の初めごろに始まったといわれ、1,000年以上の歴史があります。もともとは、神社の祭日に人々が物々交換をしていたことに由来し、鎌倉時代には流通が発達したことにより、月に6回開かれる定期市になりました。

海産物や輪島ならではの名産品

のどぐろやアワビ、魚醤「いしる」など、日本海の豊かな魚介を使った食べ物が人気で、鮮魚だけでなく、干物もおすすめです。
和菓子やせんべいなど、食べ歩きにもぴったりなものも多いので、ぜひいろいろ食べ比べてみましょう。

朝市通りの楽しみ方

朝市通りに到着したら、まずは「朝市石碑」での写真撮影がおすすめ。伝統ある輪島朝市に来たという思い出が残せるはずです。また、酒屋さんもいくつかあり、地酒の試飲ができるお店もあります。

そのほか、朝市通りには7つの海側への小路があり、いくつかは海も見えて風情たっぷりです。

飛騨高山宮川朝市(岐阜県)の魅力

飛騨高山宮川朝市(岐阜県)の魅力

次に、風情あふれる雰囲気が特徴の、飛騨高山宮川朝市(岐阜県)の魅力を解説します。

飛騨高山の風情を感じられる朝市

飛騨高山宮川朝市は、江戸時代の1819年ごろに始まったといわれています。もともとは、高山別院前で養蚕の市が開かれたり、鍛冶橋両詰でも夜間に花や野菜を売る市が開かれたりしたことに由来します。

歴史と伝統が残る、飛騨高山の風情たっぷりの朝市です。

地元野菜や民芸品が人気

宮川朝市では、地元の農家さんが大切に育てたトマト、キュウリ、ナス、飛騨ねぎ、白菜、大根などの野菜をはじめ、民芸品や工芸品も人気があります。特に、飛騨高山地域で昔からつくられてきた「さるぼぼ」という人形や、「一位一刀彫」という木工品がおすすめです。

朝市と一緒に楽しみたい周辺観光

宮川朝市の周辺には、素敵な観光スポットがたくさんあります。たとえば、日枝神社や飛騨民俗村・飛騨の里、飛騨大鍾乳洞では、飛騨高山の自然と風情が感じられます。

ほかにも、飛騨物産館や飛騨高山レトロミュージアムなど、屋内の施設も充実しています。

呼子朝市(佐賀県)の魅力

呼子朝市(佐賀県)の魅力

ここからは、日本三大朝市と並んで紹介されることの多い、呼子朝市(佐賀県)の魅力を見ていきましょう。

100年以上続く歴史ある朝市

呼子朝市は大正時代に始まり、現在まで約100年以上続く朝市。「朝市通り」が有名で、海産物や干物、名産品を売る店舗が並び、港町らしいにぎやかな雰囲気を楽しめます。

名物「呼子のイカ」と海鮮グルメを味わう

呼子といえば有名なのは「イカ料理」。朝市では、イカしゅうまい、イカ天、イカ焼きなどイカを使ったグルメがたくさんあります。

また、朝市近くには海鮮丼やお茶漬けが楽しめる「甚六朝市食堂」もあり、玄界灘の鮮魚を使った朝市ごはんは絶品です。

朝市と一緒に楽しみたい

宿泊・サウナ体験

呼子では朝市だけでなく、町に滞在してゆっくり楽しむスタイルも人気です。
朝市通りにある「中尾甚六HOTEL」は、古民家宿と海景ホテルを展開し、本館はオーシャンビュー、別館は朝市通り沿いの古民家を改修した魅力あふれる宿です。
ホテルには、呼子の文化をテーマにした「JIN6サウナ」もあり、サウナとともに港の美しい風景を楽しめます。

中尾甚六HOTEL 中尾甚六HOTEL

日本三大朝市を120%楽しむコツ

ここからは、日本三大朝市に行ってみたいという方にむけて、朝市を120%楽しむためのポイントをご紹介します。

朝市は何時に行くのがおすすめ?

日本三大朝市は、それぞれ始まる時間が決まっています。早く行きすぎてしまうと、出店の準備中ということもあるので、開始時間にちょうど間に合うくらいに行くといいでしょう。

また、終わりごろになると、魚介類や野菜が少なくなっていたり、売り切れてしまっていたりすることも多いので、特にお目当てのものがある人は、開催時間のうち、早めに行くのがおすすめです。

食べ歩きで外せない名物グルメ

おせんべいやおまんじゅう、プリンなどは食べ歩きにぴったり。
朝市らしい海鮮丼も人気があります。

海鮮

買って帰りたいお土産

輪島朝市の名物でもある魚醬「いしる」は、この地域ならではの名物なので、お土産に買っていくと喜ばれるはずです。
また、鮮魚はその場で食べなければいけませんが、干物であれば日持ちするためお土産にもぴったりです。

日本三大朝市と呼子朝市で地域ならではの魅力を楽しもう

日本には、各地に朝市がありますが、特に日本三大朝市と呼子朝市は歴史もあり、魅力も多いです。

朝市では、新鮮な魚介や野菜など、その地域ならではの名物がたくさんあります。食べ歩きグルメも充実しているので、ぜひ朝市のにぎわいや風情を感じながら楽しんでみてくださいね。

このコラムが、みなさんが日本三大朝市をはじめとする、日本の朝市文化に興味を持つきっかけになれば嬉しいです!


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