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「6月といえば何を思い浮かべますか?」と聞かれたら、梅雨や紫陽花、父の日などをイメージする方が多いのではないでしょうか。6月は本格的な夏を目前に、独特の風情がある季節です。
今回は、6月の行事・イベントや旬の食べ物・花、さらに知って楽しい豆知識や世界のイベントまで、盛りだくさんでご紹介します。
夏に向けてだんだんと季節が移り変わる6月。どんな行事があるのか、日付順に主なトピックを見ていきましょう。
6月を象徴するできごとといえば、やはり「梅雨入り」です。本州では6月上旬〜中旬にかけて梅雨入りし、雨やくもりの日が続きます。じめじめとした天気が続くと気分も落ちやすいですが、農作物にとっては欠かせない恵みの雨。梅雨の雨があるからこそ、夏の豊かな実りにつながります。
また、梅雨の時期はアジサイが美しく咲き誇り、雨に濡れた花の風景は日本ならではの風物詩。多くの人に愛される初夏の光景です。ちなみに、北海道や小笠原諸島は梅雨前線が北上してこない・または影響を受けにくいため梅雨がない地域と言われています。
6月1日は「衣替え」の日です。冬の厚手の服から夏服へと入れ替えるこの習慣は、平安時代の宮廷行事に由来するといわれています。学校の制服も6月から夏服に切り替わることが多く、街の雰囲気が一気に初夏らしく。クローゼットの中を整理して、気持ちもすっきりさせるチャンスです。
6月5日は「環境の日」です。1972年にストックホルムで開催された国連人間環境会議の開幕日にちなんで設けられた記念日で、世界的には「世界環境デー」とも呼ばれています。地球環境について改めて考えるきっかけとして、各地でエコイベントや清掃活動などが開催される日です。
「芒種(ぼうしゅ)」は二十四節気のひとつで、2026年は6月6日にあたります。イネやムギなどの穂先にある細いトゲのような部分を「芒(のぎ)」といい、芒種はこれらの穀物の種まきをする時期を意味する言葉。農作業が本格化し、自然のリズムを感じられる頃合いです。
6月8日は国連が定めた「世界海洋デー」です。海洋環境の保全や海の恵みへの感謝を呼びかける日として、世界各地でビーチクリーンや啓発イベントが開催されます。海洋プラスチック問題や気候変動が海に与える影響など、改めて海の大切さに目を向けてみるきっかけにしてみましょう。
「入梅(にゅうばい)」とは、暦の上で季節が移り変わる目印となる雑節のひとつで、梅雨の季節に入る日を指します。実際の気象上の梅雨入りとは異なり、天文学的な計算によって決められる暦上の日付です。昔の農家はこの日を基準に農作業の計画を立てていたといわれており、生活に根ざした知恵が感じられます。毎年6月11日ごろとされており、2026年の入梅は6月11日です。
「夏至(げし)」は二十四節気のひとつで、2026年は6月21日にあたります。1年の中で最も昼の時間が長い日で、北半球ではこの日を境に少しずつ日が短くなっていきます。日本では夏至から11日目にあたる「半夏生(はんげしょう)」にタコを食べるという風習のある地域(特に関西)があります。タコの吸盤のように農作物がしっかり根を張り豊作になりますように、という願いが込められたユニークな食文化です。
6月23日は「沖縄慰霊の日」です。1945年のこの日、沖縄での地上戦が組織的に終結したとされています。沖縄では毎年、平和祈念公園などで慰霊祭が行われ、戦没者への哀悼の意が捧げられます。戦争の悲惨さと平和の大切さを、改めて心に刻みたい日です。
6月の第3日曜日は「父の日」です。2026年は6月21日にあたります。5月の母の日と並んで、親への感謝を伝える大切な日。父の日のシンボルカラーは黄色とされ、プレゼントには黄色いバラを贈る文化があります。普段はなかなか言えない感謝の気持ちを、この日はぜひ言葉やプレゼントに込めて伝えてみてください。
6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」です。1年の前半に身についた穢れや厄を払い、後半を健やかに過ごすための神事で、神社では「茅の輪くぐり」が行われます。大きな茅(ちがや)で作られた輪をくぐることで、災いを祓うとされています。
京都では、夏越の祓にちなんで「水無月(みなづき)」という和菓子を食べる風習があります。白い外郎(ういろう)の上に甘く煮た小豆をのせた三角形の和菓子で、三角形は氷を、小豆は邪気払いを表しているとされています。この時期に京都を訪れるなら、ぜひ味わってみてください。
6月は初夏の味覚が豊富に並ぶ季節です。野菜・果物・魚介など、旬のものを積極的に食卓に取り入れてみましょう。
● いんげん......
やわらかくて甘みがあり、炒め物やおひたしにぴったり。
● 枝豆...........
夏の定番おつまみ。塩ゆでしたてが格別のおいしさです。
● おくら........
ネバネバが特徴で、暑い季節の栄養補給にもおすすめ。
● きゅうり.....
みずみずしく、サラダや浅漬けで大活躍。夏野菜の代表格。
● トマト........
完熟の季節が始まり、甘みと酸味のバランスが絶妙に。
● らっきょう...
梅雨の時期に収穫される球根野菜。甘酢漬けが定番。
● みょうが......
独特の香りと爽やかな辛みが夏料理のアクセントに。
● あんず......
淡いオレンジ色が美しく、ジャムやシロップ漬けに。
● さくらんぼ...
山形産など国産品が出回る旬の時期。真っ赤な宝石のような果実。
● 梅............
梅酒・梅干し・梅シロップなど、初夏の手仕事の代名詞。
● びわ.........
やわらかな甘さが特徴。長崎や千葉が主な産地。
● メロン........
高級感があり、夏のお中元としても人気の果物。
● アジ......
初夏から夏にかけて脂が乗り、刺身・塩焼き・アジフライで大人気。
● 鮎.........
「清流の女王」とも呼ばれる夏の川魚。塩焼きで香りを楽しんで。
● イワシ...
6月〜7月が旬で、刺身・つみれ・蒲焼きなど幅広く使える青魚。
6月は雨とともに美しい花が次々と咲く季節。色鮮やかな花が梅雨のじめじめした気分を吹き飛ばしてくれます。
● 紫陽花(あじさい)...
6月の花といえばこれ!梅雨の雨に濡れて色鮮やかに咲く姿が美しい。
● 桔梗(ききょう)...
清楚な青紫色の花。秋の七草のひとつとして知られるが、6月から咲き始める。
● ダリア.........
豪華な大輪の花が咲くダリアも6月から見頃を迎え始める。
● ユリ.........
白や黄色など多彩な色があり、甘い香りが漂う初夏の花。
● バラ.........
春のバラに続き、6月も多くの品種が咲き誇る。父の日にはバラを贈る習慣も。
意外と知らない6月にまつわる様々な豆知識を集めました。カタツムリが食べる意外なもの…あなたは知っていますか?
6月の和風月名は「水無月(みなづき)」です。梅雨の時期なのに「水が無い月」と書くのは不思議に思いませんか?
実はこの「無」は「の」にあたる古語で、「水無月」とは「水の月」という意味。田んぼに水を引く農繁期であることから、この名がついたとされています。「水が豊富な月」という意味だったのです。梅雨と重なる時期だけに、まさにぴったりの名前ですね。
アジサイの花の色は、土壌の性質によって変わります。酸性の土壌では青みが強くなり、アルカリ性の土壌では赤やピンクになる傾向があります。
この変化のしくみは、土の中のアルミニウムイオンと花の色素「アントシアニン」との結びつきによるもの。同じ株でも、肥料や土の成分で色が変わることがあるため、アジサイは「七変化」とも呼ばれています。
「梅雨」という名前の由来には諸説ありますが、有力とされるのは「梅の実が熟す時期に降る雨」という説です。6月は梅の収穫時期とほぼ重なり、梅酒や梅干しの仕込みが各地で行われます。また、この時期はカビが発生しやすいことから「黴雨(ばいう)」とも呼ばれており、それがいつしか「梅雨(ばいう)」という字に変わっていったという説も。雨の季節にも、こんな豆知識があると少し楽しくなりませんか?
梅雨の季節によく見かけるカタツムリ。実はカタツムリは落ち葉や植物だけでなく、コンクリートも食べることが知られています。なぜコンクリートを食べるかというと、殻を作るために必要な「カルシウム」を補給するためです。コンクリートにはカルシウムが豊富に含まれており、カタツムリはやすり状になった舌でコンクリートの表面を少しずつ削りながら食べています。身近な生き物の意外な生態、面白いですよね。
「6月に結婚式を挙げた花嫁は幸せになれる」というジューンブライドの言い伝えをご存知ですか?Juneという名前は、ローマ神話で結婚・女性・出産を司る女神「ユノ(JUNO)」に由来しています。ユノは幸福な結婚を守護する女神とされており、その女神の名を冠した6月に結婚すると幸せになれるという言い伝えが広まりました。また、かつてヨーロッパでは3〜5月の結婚が禁止されていたため、解禁後の6月に結婚が集中したという説もあります。
父の日には「バラ」を贈るという習慣があります。これはアメリカの父の日創始者とされるソノラ・スマート・ドッドが、亡き父親の墓に白いバラを供えたことが起源とされています。父が存命中の場合は赤いバラ、故人には白いバラを贈るのが本来の習わしです。
日本では黄色いバラが父の日のシンボルとして広まっており、フラワーショップでは父の日に向けて黄色い花を使ったギフトが多く並びます。今年の父の日は、バラに感謝の気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。
6月は日本だけでなく、世界各地でも個性豊かなお祭りやイベントが行われます。旅行の参考にもなる世界のイベントをご紹介します。
「インティライミ」はペルーのクスコで毎年6月24日(南半球の冬至)に行われる太陽の祭典です。インカ帝国時代から続く伝統的な祭りで、太陽神「インティ」への感謝を捧げます。コスチュームをまとった人々による壮大な儀式や劇が繰り広げられ、世界中から多くの観光客が訪れます。インカ文明の歴史と文化を体感できる圧巻のイベントです。
北欧(スウェーデン・フィンランドなど)では夏至前後(6月19日~25日ごろ)に「ミッドサマー(Midsummer)」というお祭りが盛大に行われます。花飾りをつけた柱(マイポール)を中心に、人々が手をつないで踊ったり、花冠を頭に飾って湖のほとりで過ごしたりします。日が沈まない「白夜」の季節に行われる、まるで童話の世界のような幻想的なお祭りです。
スペインでは夏至に近い6月23日の夜、「サン・フアン(San Juan)の火祭り」が各地で行われます。特にバルセロナやバレンシアでは大規模なお祭りが開催され、ビーチで焚き火をしたり、花火が打ち上がったりと深夜まで賑やかに過ごします。悪霊を払い清め、幸運を呼び込む意味があるとされているお祭りです。
旧暦5月5日に中華圏で祝われる伝統行事で、2026年は6月19日にあたります。古代中国では5月は病気や災厄が起こりやすい「毒月」とされており、邪気払いの意味も込められています。詩人・屈原を偲んでちまきを川に投げ入れたことが起源とされ、2009年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。祭りを代表する見どころは「ドラゴンボートレース」です。
6月は梅雨のイメージが強い月ですが、その裏側には豊かな行事・食・文化が詰まっています。衣替えや夏至、父の日、夏越の祓など、日本の季節の節目が集中し、旬の食べ物や花もバリエーション豊か。さらに世界に目を向ければ、インカ帝国由来の祭りや北欧の白夜のお祭りなど、個性的なイベントも楽しめます。
梅雨の雨音を聞きながら紫陽花を眺めたり、旬のさくらんぼや梅を味わったりしながら、6月ならではの時間を丁寧に過ごしてみてはいかがでしょうか。日本の季節の移ろいを感じながら、初夏のひとときを楽しんでください。
「6月といえば何を思い浮かべますか?」と聞かれたら、梅雨や紫陽花、父の日などをイメージする方が多いのではないでしょうか。
6月は本格的な夏を目前に、独特の風情がある季節です。
今回は、6月の行事・イベントや旬の食べ物・花、さらに知って楽しい豆知識や世界のイベントまで、盛りだくさんでご紹介します。
目次
6月のイベント・行事
夏に向けてだんだんと季節が移り変わる6月。
どんな行事があるのか、日付順に主なトピックを見ていきましょう。
梅雨入り(6月上旬〜中旬ごろ)
6月を象徴するできごとといえば、やはり「梅雨入り」です。
本州では6月上旬〜中旬にかけて梅雨入りし、雨やくもりの日が続きます。じめじめとした天気が続くと気分も落ちやすいですが、農作物にとっては欠かせない恵みの雨。梅雨の雨があるからこそ、夏の豊かな実りにつながります。
また、梅雨の時期はアジサイが美しく咲き誇り、雨に濡れた花の風景は日本ならではの風物詩。多くの人に愛される初夏の光景です。
ちなみに、北海道や小笠原諸島は梅雨前線が北上してこない・または影響を受けにくいため梅雨がない地域と言われています。
衣替え(6月1日)
6月1日は「衣替え」の日です。
冬の厚手の服から夏服へと入れ替えるこの習慣は、平安時代の宮廷行事に由来するといわれています。学校の制服も6月から夏服に切り替わることが多く、街の雰囲気が一気に初夏らしく。クローゼットの中を整理して、気持ちもすっきりさせるチャンスです。
環境の日(6月5日)
6月5日は「環境の日」です。
1972年にストックホルムで開催された国連人間環境会議の開幕日にちなんで設けられた記念日で、世界的には「世界環境デー」とも呼ばれています。
地球環境について改めて考えるきっかけとして、各地でエコイベントや清掃活動などが開催される日です。
芒種(6月6日ごろ)※2026年は6月6日
「芒種(ぼうしゅ)」は二十四節気のひとつで、2026年は6月6日にあたります。
イネやムギなどの穂先にある細いトゲのような部分を「芒(のぎ)」といい、芒種はこれらの穀物の種まきをする時期を意味する言葉。農作業が本格化し、自然のリズムを感じられる頃合いです。
世界海洋デー(6月8日)
6月8日は国連が定めた「世界海洋デー」です。
海洋環境の保全や海の恵みへの感謝を呼びかける日として、世界各地でビーチクリーンや啓発イベントが開催されます。
海洋プラスチック問題や気候変動が海に与える影響など、改めて海の大切さに目を向けてみるきっかけにしてみましょう。
入梅(6月11日ごろ)
「入梅(にゅうばい)」とは、暦の上で季節が移り変わる目印となる雑節のひとつで、梅雨の季節に入る日を指します。実際の気象上の梅雨入りとは異なり、天文学的な計算によって決められる暦上の日付です。
昔の農家はこの日を基準に農作業の計画を立てていたといわれており、生活に根ざした知恵が感じられます。
毎年6月11日ごろとされており、2026年の入梅は6月11日です。
夏至(6月21日ごろ)
「夏至(げし)」は二十四節気のひとつで、2026年は6月21日にあたります。1年の中で最も昼の時間が長い日で、北半球ではこの日を境に少しずつ日が短くなっていきます。
日本では夏至から11日目にあたる「半夏生(はんげしょう)」にタコを食べるという風習のある地域(特に関西)があります。タコの吸盤のように農作物がしっかり根を張り豊作になりますように、という願いが込められたユニークな食文化です。
沖縄慰霊の日(6月23日)
6月23日は「沖縄慰霊の日」です。
1945年のこの日、沖縄での地上戦が組織的に終結したとされています。沖縄では毎年、平和祈念公園などで慰霊祭が行われ、戦没者への哀悼の意が捧げられます。戦争の悲惨さと平和の大切さを、改めて心に刻みたい日です。
父の日(6月第3日曜日)
6月の第3日曜日は「父の日」です。2026年は6月21日にあたります。
5月の母の日と並んで、親への感謝を伝える大切な日。父の日のシンボルカラーは黄色とされ、プレゼントには黄色いバラを贈る文化があります。
普段はなかなか言えない感謝の気持ちを、この日はぜひ言葉やプレゼントに込めて伝えてみてください。
夏越の祓(6月30日)
6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」です。
1年の前半に身についた穢れや厄を払い、後半を健やかに過ごすための神事で、神社では「茅の輪くぐり」が行われます。大きな茅(ちがや)で作られた輪をくぐることで、災いを祓うとされています。
京都では、夏越の祓にちなんで「水無月(みなづき)」という和菓子を食べる風習があります。
白い外郎(ういろう)の上に甘く煮た小豆をのせた三角形の和菓子で、三角形は氷を、小豆は邪気払いを表しているとされています。
この時期に京都を訪れるなら、ぜひ味わってみてください。
6月の旬の食べ物・花など
旬の食材・料理
6月は初夏の味覚が豊富に並ぶ季節です。
野菜・果物・魚介など、旬のものを積極的に食卓に取り入れてみましょう。
野菜
● いんげん......
やわらかくて甘みがあり、炒め物やおひたしにぴったり。
● 枝豆...........
夏の定番おつまみ。塩ゆでしたてが格別のおいしさです。
● おくら........
ネバネバが特徴で、暑い季節の栄養補給にもおすすめ。
● きゅうり.....
みずみずしく、サラダや浅漬けで大活躍。夏野菜の代表格。
● トマト........
完熟の季節が始まり、甘みと酸味のバランスが絶妙に。
● らっきょう...
梅雨の時期に収穫される球根野菜。甘酢漬けが定番。
● みょうが......
独特の香りと爽やかな辛みが夏料理のアクセントに。
果物
● あんず......
淡いオレンジ色が美しく、ジャムやシロップ漬けに。
● さくらんぼ...
山形産など国産品が出回る旬の時期。真っ赤な宝石のような果実。
● 梅............
梅酒・梅干し・梅シロップなど、初夏の手仕事の代名詞。
● びわ.........
やわらかな甘さが特徴。長崎や千葉が主な産地。
● メロン........
高級感があり、夏のお中元としても人気の果物。
魚介
● アジ......
初夏から夏にかけて脂が乗り、刺身・塩焼き・アジフライで大人気。
● 鮎.........
「清流の女王」とも呼ばれる夏の川魚。塩焼きで香りを楽しんで。
● イワシ...
6月〜7月が旬で、刺身・つみれ・蒲焼きなど幅広く使える青魚。
6月に咲く花
6月は雨とともに美しい花が次々と咲く季節。
色鮮やかな花が梅雨のじめじめした気分を吹き飛ばしてくれます。
● 紫陽花(あじさい)...
6月の花といえばこれ!梅雨の雨に濡れて色鮮やかに咲く姿が美しい。
● 桔梗(ききょう)...
清楚な青紫色の花。秋の七草のひとつとして知られるが、6月から咲き始める。
● ダリア.........
豪華な大輪の花が咲くダリアも6月から見頃を迎え始める。
● ユリ.........
白や黄色など多彩な色があり、甘い香りが漂う初夏の花。
● バラ.........
春のバラに続き、6月も多くの品種が咲き誇る。父の日にはバラを贈る習慣も。
6月に知っておきたい豆知識
意外と知らない6月にまつわる様々な豆知識を集めました。
カタツムリが食べる意外なもの…あなたは知っていますか?
6月の和風月名「水無月」の意味
6月の和風月名は「水無月(みなづき)」です。
梅雨の時期なのに「水が無い月」と書くのは不思議に思いませんか?
実はこの「無」は「の」にあたる古語で、「水無月」とは「水の月」という意味。
田んぼに水を引く農繁期であることから、この名がついたとされています。「水が豊富な月」という意味だったのです。梅雨と重なる時期だけに、まさにぴったりの名前ですね。
アジサイは土によって花の色が変わる?
アジサイの花の色は、土壌の性質によって変わります。
酸性の土壌では青みが強くなり、アルカリ性の土壌では赤やピンクになる傾向があります。
この変化のしくみは、土の中のアルミニウムイオンと花の色素「アントシアニン」との結びつきによるもの。
同じ株でも、肥料や土の成分で色が変わることがあるため、アジサイは「七変化」とも呼ばれています。
梅雨の時期に梅が熟すので「梅雨」と言う
「梅雨」という名前の由来には諸説ありますが、有力とされるのは「梅の実が熟す時期に降る雨」という説です。
6月は梅の収穫時期とほぼ重なり、梅酒や梅干しの仕込みが各地で行われます。
また、この時期はカビが発生しやすいことから「黴雨(ばいう)」とも呼ばれており、それがいつしか「梅雨(ばいう)」という字に変わっていったという説も。
雨の季節にも、こんな豆知識があると少し楽しくなりませんか?
カタツムリは○○も食べる!?
梅雨の季節によく見かけるカタツムリ。実はカタツムリは落ち葉や植物だけでなく、コンクリートも食べることが知られています。
なぜコンクリートを食べるかというと、殻を作るために必要な「カルシウム」を補給するためです。コンクリートにはカルシウムが豊富に含まれており、カタツムリはやすり状になった舌でコンクリートの表面を少しずつ削りながら食べています。身近な生き物の意外な生態、面白いですよね。
ジューンブライドはローマ神話の女神「JUNO」が由来
「6月に結婚式を挙げた花嫁は幸せになれる」というジューンブライドの言い伝えをご存知ですか?
Juneという名前は、ローマ神話で結婚・女性・出産を司る女神「ユノ(JUNO)」に由来しています。ユノは幸福な結婚を守護する女神とされており、その女神の名を冠した6月に結婚すると幸せになれるという言い伝えが広まりました。
また、かつてヨーロッパでは3〜5月の結婚が禁止されていたため、解禁後の6月に結婚が集中したという説もあります。
父の日はバラを贈る
父の日には「バラ」を贈るという習慣があります。
これはアメリカの父の日創始者とされるソノラ・スマート・ドッドが、亡き父親の墓に白いバラを供えたことが起源とされています。父が存命中の場合は赤いバラ、故人には白いバラを贈るのが本来の習わしです。
日本では黄色いバラが父の日のシンボルとして広まっており、フラワーショップでは父の日に向けて黄色い花を使ったギフトが多く並びます。
今年の父の日は、バラに感謝の気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。
世界の6月のイベント
6月は日本だけでなく、世界各地でも個性豊かなお祭りやイベントが行われます。
旅行の参考にもなる世界のイベントをご紹介します。
ペルー/インティライミ
「インティライミ」はペルーのクスコで毎年6月24日(南半球の冬至)に行われる太陽の祭典です。インカ帝国時代から続く伝統的な祭りで、太陽神「インティ」への感謝を捧げます。
コスチュームをまとった人々による壮大な儀式や劇が繰り広げられ、世界中から多くの観光客が訪れます。インカ文明の歴史と文化を体感できる圧巻のイベントです。
北欧/ミッドサマー
北欧(スウェーデン・フィンランドなど)では夏至前後(6月19日~25日ごろ)に「ミッドサマー(Midsummer)」というお祭りが盛大に行われます。花飾りをつけた柱(マイポール)を中心に、人々が手をつないで踊ったり、花冠を頭に飾って湖のほとりで過ごしたりします。
日が沈まない「白夜」の季節に行われる、まるで童話の世界のような幻想的なお祭りです。
スペイン/サン・フアンの火祭り
スペインでは夏至に近い6月23日の夜、「サン・フアン(San Juan)の火祭り」が各地で行われます。
特にバルセロナやバレンシアでは大規模なお祭りが開催され、ビーチで焚き火をしたり、花火が打ち上がったりと深夜まで賑やかに過ごします。悪霊を払い清め、幸運を呼び込む意味があるとされているお祭りです。
中華圏/端午節(ドラゴンボートフェスティバル)
旧暦5月5日に中華圏で祝われる伝統行事で、2026年は6月19日にあたります。
古代中国では5月は病気や災厄が起こりやすい「毒月」とされており、邪気払いの意味も込められています。詩人・屈原を偲んでちまきを川に投げ入れたことが起源とされ、2009年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
祭りを代表する見どころは「ドラゴンボートレース」です。
6月は日本と世界の文化が詰まった特別な季節
6月は梅雨のイメージが強い月ですが、その裏側には豊かな行事・食・文化が詰まっています。
衣替えや夏至、父の日、夏越の祓など、日本の季節の節目が集中し、旬の食べ物や花もバリエーション豊か。さらに世界に目を向ければ、インカ帝国由来の祭りや北欧の白夜のお祭りなど、個性的なイベントも楽しめます。
梅雨の雨音を聞きながら紫陽花を眺めたり、旬のさくらんぼや梅を味わったりしながら、6月ならではの時間を丁寧に過ごしてみてはいかがでしょうか。
日本の季節の移ろいを感じながら、初夏のひとときを楽しんでください。
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