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暖かな日差しが心地よい春。桜や梅が咲き誇り、生き物たちが活動を始めるこの季節には、美しい日本語がたくさん存在します。
「春告鳥」と書いて何と読むかご存じでしょうか?実はこれ、ある鳥の雅称なんです。本記事では、春にまつわる難読漢字をクイズ形式でお届けします。読み方だけでなく、思わず誰かに話したくなる雑学も一緒に楽しんでいきましょう。
「春を告げる〇〇」という表現、なんとも風情がありますよね。古来より日本人は、自然の変化から季節の訪れを感じ取り、それを言葉に残してきました。まずは「春告鳥」「春告草」「春告魚」という3つの言葉から、クイズに挑戦してみましょう。それぞれが指す生き物や植物、あなたはいくつ答えられますか?
問1.
ヒント:早春に「ホーホケキョ」と美しい声で鳴く、日本を代表する野鳥です。
読み方:はるつげどり(鶯・ウグイス)
春告鳥とは、ウグイスの雅称(別名)のひとつ。まだ寒さの残る早春、谷間から「ホーホケキョ」という澄んださえずりが聞こえてくると、人々は春の訪れを実感したのでしょう。
ウグイスは「日本三鳴鳥」のひとつに数えられ、その美声は古くから和歌や俳句に詠まれてきました。ちなみに、梅の木に止まっている鮮やかな黄緑色の小鳥は実はメジロ。ウグイス本来の羽色は、くすんだ茶褐色なんですよ。
問2.
ヒント:寒さの中で他の花に先駆けて咲く、香り高い花木です。
読み方:はるつげぐさ(梅・ウメ)
春告草は、梅の花の異名。万葉集の時代には、春の花といえば桜ではなく梅が主役でした。まだ肌寒い時期に可憐な花を咲かせ、甘い香りを漂わせる梅は、まさに「春の訪れを告げる草花」として愛されてきたのです。
「花の兄(はなのあに)」という別名も持ち、他の花より先に咲くことから尊ばれました。梅干しや梅酒など、日本の食文化にも深く根付いている存在ですね。
問3.
ヒント:春先に産卵のため大群で沿岸に押し寄せ、海を白く染める現象を起こす魚です。
読み方:はるつげうお(鰊・ニシン)
春告魚の代表格は、北海道や東北で親しまれてきたニシン。春になると産卵のために沿岸へ大群で押し寄せ、海が白く濁る「群来(くき)」という現象を起こします。ただし、地域によって春告魚は異なります。瀬戸内海ではサワラ(鰆)、北海道の一部ではメバル(眼張)、兵庫県ではイカナゴを指すことも。旬の魚から季節を感じ取る、日本人らしい感性が表れていますね。
古来より農耕社会では、季節の到来を正確に知ることが暮らしに直結する重要事でした。暦や気温だけでなく、鳥の声や植物の開花、魚の動きといった自然の兆候を観察し、それを言葉に残してきたのです。
「初鶯(はつうぐいす)」という言葉があるように、その年初めてウグイスの声を聞くことは、春の到来を実感する特別な瞬間でした。俳句や和歌でも、ウグイスや梅は春の季語として欠かせない存在。二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」は、冬ごもりの虫が這い出す頃を指しますが、これも自然から季節を読み取る知恵のひとつといえるでしょう。
ここからは、春に関係する生き物や植物の難読漢字クイズに挑戦です。まずは比較的なじみのある初級編から。普段カタカナや平仮名で見かける言葉も、漢字で書かれると意外に読めないもの。読み方と一緒に、春にまつわる雑学もチェックしていきましょう。
問4.
ヒント:晴れた空高く舞い上がり、さえずる春の野鳥。
読み方:ひばり
「雲に届くほど高く飛ぶ雀に似た鳥」という意味でこの漢字が当てられました。名前の由来は「日晴(ひはる)」が転じたという説が有力。青空に向かって高く飛びながらさえずる姿は、まさに春の風物詩です。
問5.
ヒント:魚へんに春。漢字がそのまま季節を表している魚です。
読み方:さわら
春に沿岸で多く漁獲されることから「魚へんに春」という漢字が当てられました。成長とともにサゴシ→ナギ→サワラと名前が変わる出世魚でもあります。西京焼きや刺身で楽しむ、春の味覚の代表格ですね。
問6.
ヒント:大きく張り出した目が特徴の、春が旬の磯魚。
読み方:めばる
その名の通り「目が張るように大きい」ことから名付けられました。春に産卵のため浅場に出てくるため、「春告魚」の別名を持つ地域も。煮付けが絶品で、桜の咲く頃に脂がのって美味しくなります。
問7.
ヒント:ひな祭りのお吸い物でおなじみの二枚貝。
読み方:はまぐり
蛤の貝殻は、元の対(ペア)同士でしかぴったり合わず、他の個体とは絶対に合いません。このことから夫婦和合の象徴とされ、ひな祭りには女の子の良縁を願って蛤のお吸い物を食べる風習が生まれました。
問8.
ヒント:カレーの付け合わせでおなじみ、シャリシャリ食感の球根野菜。
読み方:らっきょう
「辛いニラ」という意味の漢字ですが、実際にはニラの仲間ではありません。独特の香りと辛みが特徴で、甘酢漬けにするとカレーライスの名脇役に。日本には弥生時代頃に伝来したといわれています。
問9.
ヒント:道端に群生する、白や薄紫の小花が集まった野草。
読み方:はるじおん
「春に咲く紫苑(しおん)」という意味。北アメリカ原産の帰化植物で、今では道端や空き地でよく見かけます。よく似たヒメジョオンとの見分け方は、つぼみが下を向いているのがハルジオンです。
問10.
ヒント:「甘い瓜」と書く、かつての日本のメロン。
読み方:てんか(マクワウリ)
西洋メロンが普及する前、日本で「メロン」といえばこのマクワウリでした。岐阜県真桑村(現・本巣市)が名産地だったことから「真桑瓜」の名も。さっぱりした甘さが特徴です。
問11.
ヒント:春の野に咲く、可憐な紫色の小さな花。
読み方:すみれ
花の形が昔の墨壺(墨入れ)に似ていることから「墨入(すみいれ)」が転じたという説があります。種子にはアリを誘う成分がついており、アリに運ばれることで分布を広げるという巧みな戦略を持っています。
控えめながら凛とした美しさを持つ菫は、日本人に古くから愛されてきた花。着物の隠れたお洒落「八掛(はっかけ)」をイメージしたワンピースから、ちらりと菫の姿をみせれば春の装いにさりげない彩りを添えてくれます。
問12.
ヒント:早春に芽を出す「○○のとう」は、この植物の花芽です。
読み方:ふき
フキノトウ(蕗の薹)は、雪解けとともに顔を出す春の山菜の代表格。天ぷらや和え物にすると、ほろ苦い春の味が楽しめます。俳句では「蕗の薹」は春の季語として親しまれています。
春の山菜をイメージした和雑貨も素敵ですよ。フキノトウの丸みを帯びたフォルムや、淡い黄緑色は、どこか懐かしさを感じさせるデザイン。自然の息吹を身近に感じられるアイテムとして、春のギフトにもぴったりです。
問13.
ヒント:薬味として使われる、独特の香りを持つショウガ科の植物。
読み方:みょうが
「食べると物忘れがひどくなる」という俗信がありますが、これは仏教説話に由来する迷信。実際にはリラックス効果や食欲増進効果があるとされています。シャキッとした食感と爽やかな香りが特徴です。
問14.
ヒント:かつて田んぼ一面に咲いていた、ピンク色の花の絨毯。
読み方:れんげそう
蓮の花に似た小さな花という意味。昭和の頃までは田植え前の緑肥として栽培され、春になると田んぼ一面がピンクに染まりました。子供たちがレンゲの花冠を作って遊ぶ姿も、懐かしい日本の原風景ですね。
問15.
ヒント:英名は「Forget-me-not」。ロマンチックな名前を持つ青い小花。
読み方:わすれなぐさ
中世ドイツの騎士伝説に由来する花。恋人のためにこの花を摘もうとした騎士が川に落ち、「私を忘れないで」と叫びながら沈んでいったという悲しい物語が名前の由来です。花言葉は「真実の愛」。
問16.
ヒント:土から出た筆のような形の、スギナの胞子茎。
読み方:つくし
見た目がまるで土から出た筆に似ていることからこの名前に。早春の土手で摘んで、袴を取り、卵とじや佃煮にして食べる習慣は今も各地に残っています。ツクシを見つけると、春が来たなあと感じる方も多いのでは。
問17.
ヒント:春の野に咲く黄色い花。綿毛を吹いて飛ばす遊びでおなじみ。
読み方:たんぽぽ
中国語の当て字がそのまま日本でも使われています。綿毛を吹く遊びは世界共通で、子供から大人まで親しみ深い存在。根を焙煎した「タンポポコーヒー」は、ノンカフェインの健康茶としても知られています。
卒業や入学のお祝いにも喜ばれそうなタンポポのモチーフは、春のギフトにぴったり。愛らしい形の花弁が、春花の象徴として明るく輝きます。
問18.
ヒント:春の七草のひとつ。別名「ぺんぺん草」とも呼ばれます。
読み方:なずな
春の七草として七草粥に入れられる野草です。「撫でたいほど可愛い菜」から「撫で菜」→「なずな」になったという説も。ハート型の実が三味線のバチに似ていることから「ぺんぺん草」「三味線草」とも呼ばれます。松尾芭蕉も「よく見れば なづな花咲く 垣根かな」と詠んでいます。
問19.
ヒント:くるりと巻いた若芽を食べる、春を代表する山菜。
読み方:わらび
万葉集にも「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」と詠まれた、古くから親しまれてきた山菜です。漢字の「蕨」は、若芽が縮んで曲がった姿を表しています。根からとれるデンプンは「わらび粉」として、わらび餅の原料になります。
続いては中級編。初級よりも少し難易度が上がり、普段あまり漢字で見かけない言葉が登場します。読めたらちょっと自慢できるかも?春との関わりや、意外な雑学も一緒にお届けします。
問20.
ヒント:春に大きな白や紫の花を咲かせる落葉高木。
読み方:もくれん
「木に咲く蓮のような花」という意味。蓮の花に形が似ていることからこの名が付きました。まだ葉が出る前に花だけが咲くため、青空に映える姿はとても華やか。甘い芳香も特徴です。
木蓮のあまい香りは、どこか清らかで気品のある香りのお香です。記念日、特別なひとときに香を楽しむ「灯刻香」シリーズの木蓮香です。
問21.
ヒント:春に柔らかい新物が出回る、葉野菜の定番。
読み方:かんらん(キャベツ)
「甘い青い野菜」という意味の中国語に由来します。江戸時代後期に伝来した当初はこの漢字で呼ばれていました。春キャベツは葉が柔らかく甘みがあり、生食でも美味しくいただけます。
問22.
ヒント:中華料理でおなじみ、シャキシャキした緑色の葉野菜。
読み方:ちんげんさい
「青い茎の菜っ葉」という意味の中国語名がそのまま使われています。1970年代に日本へ導入され、今ではすっかりおなじみの野菜に。クセがなく柔らかい歯触りで、炒め物やスープに活躍します。
問23.
ヒント:草餅に使われ、お灸のもぐさの原料にもなる春の野草。
読み方:よもぎ
端午の節句には菖蒲とともに軒に挿し、邪気払いに用いられてきました。強い香りには殺菌作用があり、「医草」とも呼ばれるほど。草餅(蓬餅)の鮮やかな緑色と独特の香りは、まさに春の味覚ですね。柏餅を食べる風習も端午の節句ならでは。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄」の縁起物とされています。
問24.
ヒント:オランダ原産の球根花。春の花壇を彩る代表格。
読み方:うこんこう(チューリップ)
花の香りがウコン(鬱金=ターメリック)に似ていることからこの漢字が当てられました。江戸時代に伝来した当初は「鬱金香」と呼ばれ、現在の「チューリップ」という呼び方は明治以降に広まったものです。
赤、黄、ピンク、白と色とりどりの花を咲かせるチューリップは、見ているだけで気持ちが明るくなります。春の訪れを祝うような、カラフルで元気が出るアイテムです。クリップのほかにも指輪やかんざし、ピアス等もご用意あります。
問25.
ヒント:豆ご飯に入れる、緑色の豆。
読み方:あおえんどう(グリーンピース)
春が旬の豆で、炊き込みご飯にすると香り高い一品に。関西では砂糖で煮て「うぐいす豆」と呼ばれることも。緑色を春告鳥の鶯にかけた、風流な名前ですね。
問26.
ヒント:早春に梅に似た紅い花を咲かせる、庭木や盆栽で人気の低木。
読み方:ぼけ
熟すと瓜のような実を付けることから「木に生る瓜」→「木瓜」となりました。早春に紅や白の可愛らしい花を枝いっぱいに咲かせる姿は、春の訪れを感じさせてくれます。
問27.
ヒント:枝が必ず三つ又に分かれる低木。和紙や紙幣の原料として有名。
読み方:みつまた
その名の通り、枝が必ず三つに分かれる性質があります。春先に黄色い球状の花を咲かせ、甘い香りを放ちます。繊維が強靭で柔軟なため、日本の紙幣(お札)の用紙にも使われているんですよ。
華やかな三椏を大胆にあしらった晴雨兼用日傘です。遮光率90%以上で春だけでなく夏も大活躍間違いなしのアイテムです。
問28.
ヒント:春に白い鈴のような花を咲かせる、香り高い多年草。
読み方:すずらん
白い鈴を吊るしたような可憐な花が特徴で、フランスでは5月1日に「すずらんの日」として愛する人に贈る風習があります。見た目はかわいらしいですが、実は全草に毒があるので口に入れないよう注意が必要です。北海道を代表する花としても知られ、香水の原料にもなります。
ここからは難易度がぐっと上がります。和名そのものが難しかったり、漢字を見ただけでは何のことか想像しにくいものばかり。読めたらかなりの漢字通。ぜひチャレンジしてみてください。
問29.
ヒント:針のような嘴を持つ、春が旬の細長い海水魚。
読み方:さより
「針のような嘴を持つ魚」という字面の通り、口先が細長く尖った外見が特徴。「細魚」「針魚」「竹魚」など様々な漢字表記があります。白身で癖がなく、刺身や寿司種として人気の春の魚です。
問30.
ヒント:ちょっとおもしろい顔をした魚で、大変美味。
読み方:ほうぼう
魚類には、稀に発音する魚がいますが、このほうぼうがそうです。うきぶくろについた発音筋という部位を震わせることにより「ほうぼう」と鳴いているように聞こえるそうです。
問31.
ヒント:「小さいケシ」という意味。赤い花が可憐なポピーの一種。
読み方:ひなげし
「雛(小さい)芥子(ケシ)」という意味で、虞美人草(ぐびじんそう)とも呼ばれます。薄紅色から真紅の花弁が風に揺れる姿は儚げで美しい。阿片成分を持たない品種なので、安心して観賞できます。
問32.
ヒント:雨上がりに現れる、殻のないカタツムリ。
読み方:なめくじ
漢字に「虫」が二つと「舌」が含まれている難読漢字。塩をかけると縮むのは、浸透圧で水分が抜けるため。園芸では嫌われ者ですが、漢字で書くと妙に風情があるかもしれません。
問33.
ヒント:早春に強い芳香を放つ花木。「沈丁花」の別名。
読み方:ずいこう(ジンチョウゲ)
「めでたい香り」という意味の雅な名前。沈丁花は沈香や丁子(クローブ)に似た香りからその名が付きました。クチナシ・キンモクセイと並び「日本三大香木」のひとつに数えられています。
問34.
ヒント:春の庭を彩る、赤やピンクの花が美しい低木。
読み方:つつじ
「躑躅」は本来「ためらう」という意味。レンゲツツジに含まれる毒を羊が食べると足踏み(躑躅)することから、この漢字が当てられたという説があります。漢字は難解ですが、万葉集にも登場する日本人に馴染み深い花です。
問35.
ヒント:黄色い蝶形の花が枝いっぱいに咲く、ヨーロッパ原産の低木。
読み方:えにしだ
「金色の雀が止まる枝」という漢字は、花の形や枝ぶりを雀に見立てたもの。英名「Broom(ほうき)」は、細い枝を束ねて箒を作ったことに由来します。明治期に日本へ渡来しました。
問36.
ヒント:山地に自生する、ピンクや赤の豪華な花房が美しい常緑低木。
読み方:しゃくなげ
「花木の女王」とも呼ばれ、高山植物として人気があります。大型の花が房状に集まって咲く様子はとても華やか。栃木県・島根県・宮崎県の県花にも選ばれています。
問37.
ヒント:春にスズランのような白い小花を鈴なりに咲かせる常緑低木。
読み方:あせび
馬がこの葉を食べると神経が麻痺し、酔ったようにふらつくことから「馬酔木」の字が当てられました。万葉集にも「池水に影さへ見えて咲きにほふ馬酔木の花を袖にこきれな」と詠まれています。奈良公園では鹿が食べないため、アセビだらけの景色が見られます。有毒なので、かつては葉を煎じて殺虫剤に使われていました。
最後は超難問級。日常ではまず目にしないような漢字ばかりですが、すべて春に関係する言葉です。全問正解できたら、あなたは立派な漢字マスター。ぜひ挑戦してみてください。
問38.
ヒント:春の七草のひとつ「すずな」を指す漢字。
読み方:すずな(カブ)
七草粥に入れる「すずな」はカブのこと。現代では専ら七草の時期に目にする程度ですが、覚えておくと雑学王になれるかも。
問39.
ヒント:「香り高い雪の蘭」という意味を持つ、南アフリカ原産の球根花。
読み方:こうせつらん(フリージア)
甘い芳香が特徴のフリージアの漢名。卒業式の花束にもよく使われる、春を代表する花のひとつです。
問40.
ヒント:「香りが風に乗る」イメージの、春植え球根の代表。
読み方:ふうしんし(ヒヤシンス)
ギリシア神話の美少年ヒュアキントスに由来する花。水栽培でもおなじみで、春の鉢花として今も親しまれています。
問41.
ヒント:水中に漂う様子を雲に見立てた、春が旬の海藻。
読み方:もずく
三杯酢で食べる「もずく酢」でおなじみ。沖縄産の太モズクが有名で、春から初夏にかけて収穫されます。
問42.
ヒント:中国語で春菊を指す漢字。鍋物に欠かせない香り野菜。
読み方:とうこう(シュンギク)
日本では「菊菜」とも呼ばれます。独特の香りが食欲をそそり、春から冬にかけて鍋物の名脇役として活躍します。
問43.
ヒント:早春に白い花を咲かせる木蓮科の高木。「北国の春」にも登場。
読み方:こぶし
つぼみは生薬「辛夷」として鼻炎の漢方薬に使われます。春彼岸の頃に咲くため、農家はこの花で種まきの適期を判断したともいわれています。
問44.
ヒント:麻糸を巻いた糸巻きに似た形の花を咲かせる山野草。
読み方:おだまき
糸繰草とも呼ばれ、独特な形の花が特徴。キンポウゲ科の多年草で、春から初夏にかけて咲きます。
問45.
ヒント:桜に似たピンクの花を枝垂れ気味に咲かせる、中国で愛された花木。
読み方:かいどう
漢詩では美人の寝顔にたとえられた花。日本でも庭木として親しまれ、春の季語になっています。
問46.
ヒント:「竹冠に旬」でおなじみの春の味覚、その異体字。
読み方:たけのこ
筍の異体字です。八十八夜頃に最盛期を迎える、春の山の幸の代表格ですね。
問47.
ヒント:「陸生のセリ科植物」を意味する、西洋料理でおなじみの香味野菜。
読み方:かんきんさい(パセリ)
日本ではオランダゼリ(和蘭芹)とも呼ばれました。春先に苗が出回り、家庭菜園でも人気です。
問48.
ヒント:「虫偏に春」で、春に虫が動き出す様子を表す漢字一文字。
読み方:うごめく
啓蟄で地中の虫が這い出る様子を表す言葉。春は虫が「蠢く」季節。俳句では春の季語として使われます。
問49.
ヒント:「雛芥子」のより正式な漢字表記。
罌粟は芥子と同義の漢字で、「雛芥子」をより正式に書いた表記です。虞美人草(コクリコ)とも呼ばれます。
問50.
ヒント:「龍の髭のような野菜」という意味の、春に芽吹く人気野菜。
読み方:りゅうきゅうさい(アスパラガス)
細い葉状茎を龍の鬚にたとえた漢字。北海道では5月頃に露地物の収穫が始まり、旬の穂先は格別の甘みです。
全50問、いかがでしたか?普段何気なく使っている言葉も、漢字で書くと意外な由来や歴史が隠されていることがわかりますね。春告鳥のウグイス、春告草の梅、春告魚のニシン。古来より日本人は、自然の変化から季節の訪れを読み取り、それを美しい言葉に残してきました。難読漢字の奥には、先人たちが感じ取った季節の機微と自然への愛着が込められています。
今度の春は、ウグイスの声に耳を傾けたり、道端のタンポポに目を留めたりしながら、漢字の雑学を思い出してみてください。きっと、いつもの春がもっと豊かに感じられるはずです。
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暖かな日差しが心地よい春。桜や梅が咲き誇り、生き物たちが活動を始めるこの季節には、美しい日本語がたくさん存在します。
「春告鳥」と書いて何と読むかご存じでしょうか?実はこれ、ある鳥の雅称なんです。本記事では、春にまつわる難読漢字をクイズ形式でお届けします。読み方だけでなく、思わず誰かに話したくなる雑学も一緒に楽しんでいきましょう。
目次
「春告鳥」何と読む?春告草、春告魚は?
「春を告げる〇〇」という表現、なんとも風情がありますよね。古来より日本人は、自然の変化から季節の訪れを感じ取り、それを言葉に残してきました。
まずは「春告鳥」「春告草」「春告魚」という3つの言葉から、クイズに挑戦してみましょう。それぞれが指す生き物や植物、あなたはいくつ答えられますか?
問1.
春告鳥
ヒント:早春に「ホーホケキョ」と美しい声で鳴く、日本を代表する野鳥です。
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読み方:はるつげどり(鶯・ウグイス)
春告鳥とは、ウグイスの雅称(別名)のひとつ。まだ寒さの残る早春、谷間から「ホーホケキョ」という澄んださえずりが聞こえてくると、人々は春の訪れを実感したのでしょう。
ウグイスは「日本三鳴鳥」のひとつに数えられ、その美声は古くから和歌や俳句に詠まれてきました。ちなみに、梅の木に止まっている鮮やかな黄緑色の小鳥は実はメジロ。ウグイス本来の羽色は、くすんだ茶褐色なんですよ。
問2.
春告草
ヒント:寒さの中で他の花に先駆けて咲く、香り高い花木です。
正解はここをクリック
読み方:はるつげぐさ(梅・ウメ)
春告草は、梅の花の異名。万葉集の時代には、春の花といえば桜ではなく梅が主役でした。まだ肌寒い時期に可憐な花を咲かせ、甘い香りを漂わせる梅は、まさに「春の訪れを告げる草花」として愛されてきたのです。
「花の兄(はなのあに)」という別名も持ち、他の花より先に咲くことから尊ばれました。梅干しや梅酒など、日本の食文化にも深く根付いている存在ですね。
問3.
春告魚
ヒント:春先に産卵のため大群で沿岸に押し寄せ、海を白く染める現象を起こす魚です。
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読み方:はるつげうお(鰊・ニシン)
春告魚の代表格は、北海道や東北で親しまれてきたニシン。春になると産卵のために沿岸へ大群で押し寄せ、海が白く濁る「群来(くき)」という現象を起こします。
ただし、地域によって春告魚は異なります。瀬戸内海ではサワラ(鰆)、北海道の一部ではメバル(眼張)、兵庫県ではイカナゴを指すことも。旬の魚から季節を感じ取る、日本人らしい感性が表れていますね。
なぜ「春を告げる」と考えられてきたのか
古来より農耕社会では、季節の到来を正確に知ることが暮らしに直結する重要事でした。暦や気温だけでなく、鳥の声や植物の開花、魚の動きといった自然の兆候を観察し、それを言葉に残してきたのです。
「初鶯(はつうぐいす)」という言葉があるように、その年初めてウグイスの声を聞くことは、春の到来を実感する特別な瞬間でした。俳句や和歌でも、ウグイスや梅は春の季語として欠かせない存在。二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」は、冬ごもりの虫が這い出す頃を指しますが、これも自然から季節を読み取る知恵のひとつといえるでしょう。
春にまつわる難読漢字~初級編~
ここからは、春に関係する生き物や植物の難読漢字クイズに挑戦です。まずは比較的なじみのある初級編から。普段カタカナや平仮名で見かける言葉も、漢字で書かれると意外に読めないもの。
読み方と一緒に、春にまつわる雑学もチェックしていきましょう。
問4.
雲雀
ヒント:晴れた空高く舞い上がり、さえずる春の野鳥。
正解はここをクリック
読み方:ひばり
「雲に届くほど高く飛ぶ雀に似た鳥」という意味でこの漢字が当てられました。名前の由来は「日晴(ひはる)」が転じたという説が有力。青空に向かって高く飛びながらさえずる姿は、まさに春の風物詩です。
問5.
鰆
ヒント:魚へんに春。漢字がそのまま季節を表している魚です。
正解はここをクリック
読み方:さわら
春に沿岸で多く漁獲されることから「魚へんに春」という漢字が当てられました。成長とともにサゴシ→ナギ→サワラと名前が変わる出世魚でもあります。西京焼きや刺身で楽しむ、春の味覚の代表格ですね。
問6.
眼張
ヒント:大きく張り出した目が特徴の、春が旬の磯魚。
正解はここをクリック
読み方:めばる
その名の通り「目が張るように大きい」ことから名付けられました。春に産卵のため浅場に出てくるため、「春告魚」の別名を持つ地域も。煮付けが絶品で、桜の咲く頃に脂がのって美味しくなります。
問7.
蛤
ヒント:ひな祭りのお吸い物でおなじみの二枚貝。
正解はここをクリック
読み方:はまぐり
蛤の貝殻は、元の対(ペア)同士でしかぴったり合わず、他の個体とは絶対に合いません。このことから夫婦和合の象徴とされ、ひな祭りには女の子の良縁を願って蛤のお吸い物を食べる風習が生まれました。
問8.
辣韭
ヒント:カレーの付け合わせでおなじみ、シャリシャリ食感の球根野菜。
正解はここをクリック
読み方:らっきょう
「辛いニラ」という意味の漢字ですが、実際にはニラの仲間ではありません。独特の香りと辛みが特徴で、甘酢漬けにするとカレーライスの名脇役に。日本には弥生時代頃に伝来したといわれています。
問9.
春紫苑
ヒント:道端に群生する、白や薄紫の小花が集まった野草。
正解はここをクリック
読み方:はるじおん
「春に咲く紫苑(しおん)」という意味。北アメリカ原産の帰化植物で、今では道端や空き地でよく見かけます。よく似たヒメジョオンとの見分け方は、つぼみが下を向いているのがハルジオンです。
問10.
甜瓜
ヒント:「甘い瓜」と書く、かつての日本のメロン。
正解はここをクリック
読み方:てんか(マクワウリ)
西洋メロンが普及する前、日本で「メロン」といえばこのマクワウリでした。岐阜県真桑村(現・本巣市)が名産地だったことから「真桑瓜」の名も。さっぱりした甘さが特徴です。
問11.
菫
ヒント:春の野に咲く、可憐な紫色の小さな花。
正解はここをクリック
読み方:すみれ
花の形が昔の墨壺(墨入れ)に似ていることから「墨入(すみいれ)」が転じたという説があります。種子にはアリを誘う成分がついており、アリに運ばれることで分布を広げるという巧みな戦略を持っています。
菫にまつわるアイテム|四季の春風八掛新ワンピース
控えめながら凛とした美しさを持つ菫は、日本人に古くから愛されてきた花。着物の隠れたお洒落「八掛(はっかけ)」をイメージしたワンピースから、ちらりと菫の姿をみせれば春の装いにさりげない彩りを添えてくれます。
問12.
蕗
ヒント:早春に芽を出す「○○のとう」は、この植物の花芽です。
正解はここをクリック
読み方:ふき
フキノトウ(蕗の薹)は、雪解けとともに顔を出す春の山菜の代表格。天ぷらや和え物にすると、ほろ苦い春の味が楽しめます。俳句では「蕗の薹」は春の季語として親しまれています。
蕗にまつわる商品|四季の春風八掛スカート
春の山菜をイメージした和雑貨も素敵ですよ。フキノトウの丸みを帯びたフォルムや、淡い黄緑色は、どこか懐かしさを感じさせるデザイン。自然の息吹を身近に感じられるアイテムとして、春のギフトにもぴったりです。
問13.
茗荷
ヒント:薬味として使われる、独特の香りを持つショウガ科の植物。
正解はここをクリック
読み方:みょうが
「食べると物忘れがひどくなる」という俗信がありますが、これは仏教説話に由来する迷信。実際にはリラックス効果や食欲増進効果があるとされています。シャキッとした食感と爽やかな香りが特徴です。
問14.
蓮華草
ヒント:かつて田んぼ一面に咲いていた、ピンク色の花の絨毯。
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読み方:れんげそう
蓮の花に似た小さな花という意味。昭和の頃までは田植え前の緑肥として栽培され、春になると田んぼ一面がピンクに染まりました。子供たちがレンゲの花冠を作って遊ぶ姿も、懐かしい日本の原風景ですね。
問15.
勿忘草
ヒント:英名は「Forget-me-not」。ロマンチックな名前を持つ青い小花。
正解はここをクリック
読み方:わすれなぐさ
中世ドイツの騎士伝説に由来する花。恋人のためにこの花を摘もうとした騎士が川に落ち、「私を忘れないで」と叫びながら沈んでいったという悲しい物語が名前の由来です。花言葉は「真実の愛」。
問16.
土筆
ヒント:土から出た筆のような形の、スギナの胞子茎。
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読み方:つくし
見た目がまるで土から出た筆に似ていることからこの名前に。早春の土手で摘んで、袴を取り、卵とじや佃煮にして食べる習慣は今も各地に残っています。ツクシを見つけると、春が来たなあと感じる方も多いのでは。
問17.
蒲公英
ヒント:春の野に咲く黄色い花。綿毛を吹いて飛ばす遊びでおなじみ。
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読み方:たんぽぽ
中国語の当て字がそのまま日本でも使われています。綿毛を吹く遊びは世界共通で、子供から大人まで親しみ深い存在。根を焙煎した「タンポポコーヒー」は、ノンカフェインの健康茶としても知られています。
蒲公英にまつわる商品|タンポポかんざし
卒業や入学のお祝いにも喜ばれそうなタンポポのモチーフは、春のギフトにぴったり。愛らしい形の花弁が、春花の象徴として明るく輝きます。
問18.
薺
ヒント:春の七草のひとつ。別名「ぺんぺん草」とも呼ばれます。
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読み方:なずな
春の七草として七草粥に入れられる野草です。「撫でたいほど可愛い菜」から「撫で菜」→「なずな」になったという説も。ハート型の実が三味線のバチに似ていることから「ぺんぺん草」「三味線草」とも呼ばれます。
松尾芭蕉も「よく見れば なづな花咲く 垣根かな」と詠んでいます。
問19.
蕨
ヒント:くるりと巻いた若芽を食べる、春を代表する山菜。
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読み方:わらび
万葉集にも「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」と詠まれた、古くから親しまれてきた山菜です。漢字の「蕨」は、若芽が縮んで曲がった姿を表しています。
根からとれるデンプンは「わらび粉」として、わらび餅の原料になります。
春にまつわる難読漢字~中級編~
続いては中級編。初級よりも少し難易度が上がり、普段あまり漢字で見かけない言葉が登場します。
読めたらちょっと自慢できるかも?春との関わりや、意外な雑学も一緒にお届けします。
問20.
木蓮
ヒント:春に大きな白や紫の花を咲かせる落葉高木。
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読み方:もくれん
「木に咲く蓮のような花」という意味。蓮の花に形が似ていることからこの名が付きました。まだ葉が出る前に花だけが咲くため、青空に映える姿はとても華やか。甘い芳香も特徴です。
木蓮にまつわる商品|灯刻香(ひとときこう)木蓮
木蓮のあまい香りは、どこか清らかで気品のある香りのお香です。記念日、特別なひとときに香を楽しむ「灯刻香」シリーズの木蓮香です。
問21.
甘藍
ヒント:春に柔らかい新物が出回る、葉野菜の定番。
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読み方:かんらん(キャベツ)
「甘い青い野菜」という意味の中国語に由来します。江戸時代後期に伝来した当初はこの漢字で呼ばれていました。春キャベツは葉が柔らかく甘みがあり、生食でも美味しくいただけます。
問22.
青梗菜
ヒント:中華料理でおなじみ、シャキシャキした緑色の葉野菜。
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読み方:ちんげんさい
「青い茎の菜っ葉」という意味の中国語名がそのまま使われています。1970年代に日本へ導入され、今ではすっかりおなじみの野菜に。クセがなく柔らかい歯触りで、炒め物やスープに活躍します。
問23.
艾
ヒント:草餅に使われ、お灸のもぐさの原料にもなる春の野草。
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読み方:よもぎ
端午の節句には菖蒲とともに軒に挿し、邪気払いに用いられてきました。強い香りには殺菌作用があり、「医草」とも呼ばれるほど。草餅(蓬餅)の鮮やかな緑色と独特の香りは、まさに春の味覚ですね。
柏餅を食べる風習も端午の節句ならでは。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄」の縁起物とされています。
問24.
鬱金香
ヒント:オランダ原産の球根花。春の花壇を彩る代表格。
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読み方:うこんこう(チューリップ)
花の香りがウコン(鬱金=ターメリック)に似ていることからこの漢字が当てられました。江戸時代に伝来した当初は「鬱金香」と呼ばれ、現在の「チューリップ」という呼び方は明治以降に広まったものです。
鬱金香にまつわる商品|チューリップ咲きヘアクリップ
赤、黄、ピンク、白と色とりどりの花を咲かせるチューリップは、見ているだけで気持ちが明るくなります。春の訪れを祝うような、カラフルで元気が出るアイテムです。
クリップのほかにも指輪やかんざし、ピアス等もご用意あります。
問25.
青豌豆
ヒント:豆ご飯に入れる、緑色の豆。
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読み方:あおえんどう(グリーンピース)
春が旬の豆で、炊き込みご飯にすると香り高い一品に。関西では砂糖で煮て「うぐいす豆」と呼ばれることも。緑色を春告鳥の鶯にかけた、風流な名前ですね。
問26.
木瓜
ヒント:早春に梅に似た紅い花を咲かせる、庭木や盆栽で人気の低木。
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読み方:ぼけ
熟すと瓜のような実を付けることから「木に生る瓜」→「木瓜」となりました。早春に紅や白の可愛らしい花を枝いっぱいに咲かせる姿は、春の訪れを感じさせてくれます。
問27.
三椏
ヒント:枝が必ず三つ又に分かれる低木。和紙や紙幣の原料として有名。
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読み方:みつまた
その名の通り、枝が必ず三つに分かれる性質があります。春先に黄色い球状の花を咲かせ、甘い香りを放ちます。繊維が強靭で柔軟なため、日本の紙幣(お札)の用紙にも使われているんですよ。
三椏にまつわる商品|四季の春風日傘(晴雨兼用)
華やかな三椏を大胆にあしらった晴雨兼用日傘です。
遮光率90%以上で春だけでなく夏も大活躍間違いなしのアイテムです。
問28.
鈴蘭
ヒント:春に白い鈴のような花を咲かせる、香り高い多年草。
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読み方:すずらん
白い鈴を吊るしたような可憐な花が特徴で、フランスでは5月1日に「すずらんの日」として愛する人に贈る風習があります。見た目はかわいらしいですが、実は全草に毒があるので口に入れないよう注意が必要です。
北海道を代表する花としても知られ、香水の原料にもなります。
春にまつわる難読漢字~上級編~
ここからは難易度がぐっと上がります。和名そのものが難しかったり、漢字を見ただけでは何のことか想像しにくいものばかり。
読めたらかなりの漢字通。ぜひチャレンジしてみてください。
問29.
針嘴魚
ヒント:針のような嘴を持つ、春が旬の細長い海水魚。
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読み方:さより
「針のような嘴を持つ魚」という字面の通り、口先が細長く尖った外見が特徴。「細魚」「針魚」「竹魚」など様々な漢字表記があります。白身で癖がなく、刺身や寿司種として人気の春の魚です。
問30.
魴鮄
ヒント:ちょっとおもしろい顔をした魚で、大変美味。
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読み方:ほうぼう
魚類には、稀に発音する魚がいますが、このほうぼうがそうです。
うきぶくろについた発音筋という部位を震わせることにより「ほうぼう」と鳴いているように聞こえるそうです。
問31.
雛芥子
ヒント:「小さいケシ」という意味。赤い花が可憐なポピーの一種。
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読み方:ひなげし
「雛(小さい)芥子(ケシ)」という意味で、虞美人草(ぐびじんそう)とも呼ばれます。薄紅色から真紅の花弁が風に揺れる姿は儚げで美しい。阿片成分を持たない品種なので、安心して観賞できます。
問32.
蛞蝓
ヒント:雨上がりに現れる、殻のないカタツムリ。
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読み方:なめくじ
漢字に「虫」が二つと「舌」が含まれている難読漢字。塩をかけると縮むのは、浸透圧で水分が抜けるため。園芸では嫌われ者ですが、漢字で書くと妙に風情があるかもしれません。
問33.
瑞香
ヒント:早春に強い芳香を放つ花木。「沈丁花」の別名。
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読み方:ずいこう(ジンチョウゲ)
「めでたい香り」という意味の雅な名前。沈丁花は沈香や丁子(クローブ)に似た香りからその名が付きました。クチナシ・キンモクセイと並び「日本三大香木」のひとつに数えられています。
問34.
躑躅
ヒント:春の庭を彩る、赤やピンクの花が美しい低木。
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読み方:つつじ
「躑躅」は本来「ためらう」という意味。レンゲツツジに含まれる毒を羊が食べると足踏み(躑躅)することから、この漢字が当てられたという説があります。漢字は難解ですが、万葉集にも登場する日本人に馴染み深い花です。
問35.
金雀枝
ヒント:黄色い蝶形の花が枝いっぱいに咲く、ヨーロッパ原産の低木。
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読み方:えにしだ
「金色の雀が止まる枝」という漢字は、花の形や枝ぶりを雀に見立てたもの。英名「Broom(ほうき)」は、細い枝を束ねて箒を作ったことに由来します。明治期に日本へ渡来しました。
問36.
石楠花
ヒント:山地に自生する、ピンクや赤の豪華な花房が美しい常緑低木。
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読み方:しゃくなげ
「花木の女王」とも呼ばれ、高山植物として人気があります。大型の花が房状に集まって咲く様子はとても華やか。栃木県・島根県・宮崎県の県花にも選ばれています。
問37.
馬酔木
ヒント:春にスズランのような白い小花を鈴なりに咲かせる常緑低木。
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読み方:あせび
馬がこの葉を食べると神経が麻痺し、酔ったようにふらつくことから「馬酔木」の字が当てられました。万葉集にも「池水に影さへ見えて咲きにほふ馬酔木の花を袖にこきれな」と詠まれています。
奈良公園では鹿が食べないため、アセビだらけの景色が見られます。有毒なので、かつては葉を煎じて殺虫剤に使われていました。
春にまつわる難読漢字~知っていたらすごい!超難問級~
最後は超難問級。日常ではまず目にしないような漢字ばかりですが、すべて春に関係する言葉です。
全問正解できたら、あなたは立派な漢字マスター。ぜひ挑戦してみてください。
問38.
菘
ヒント:春の七草のひとつ「すずな」を指す漢字。
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読み方:すずな(カブ)
七草粥に入れる「すずな」はカブのこと。現代では専ら七草の時期に目にする程度ですが、覚えておくと雑学王になれるかも。
問39.
香雪蘭
ヒント:「香り高い雪の蘭」という意味を持つ、南アフリカ原産の球根花。
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読み方:こうせつらん(フリージア)
甘い芳香が特徴のフリージアの漢名。卒業式の花束にもよく使われる、春を代表する花のひとつです。
問40.
風信子
ヒント:「香りが風に乗る」イメージの、春植え球根の代表。
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読み方:ふうしんし(ヒヤシンス)
ギリシア神話の美少年ヒュアキントスに由来する花。水栽培でもおなじみで、春の鉢花として今も親しまれています。
問41.
水雲
ヒント:水中に漂う様子を雲に見立てた、春が旬の海藻。
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読み方:もずく
三杯酢で食べる「もずく酢」でおなじみ。沖縄産の太モズクが有名で、春から初夏にかけて収穫されます。
問42.
塘蒿
ヒント:中国語で春菊を指す漢字。鍋物に欠かせない香り野菜。
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読み方:とうこう(シュンギク)
日本では「菊菜」とも呼ばれます。独特の香りが食欲をそそり、春から冬にかけて鍋物の名脇役として活躍します。
問43.
辛夷
ヒント:早春に白い花を咲かせる木蓮科の高木。「北国の春」にも登場。
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読み方:こぶし
つぼみは生薬「辛夷」として鼻炎の漢方薬に使われます。春彼岸の頃に咲くため、農家はこの花で種まきの適期を判断したともいわれています。
問44.
苧環
ヒント:麻糸を巻いた糸巻きに似た形の花を咲かせる山野草。
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読み方:おだまき
糸繰草とも呼ばれ、独特な形の花が特徴。キンポウゲ科の多年草で、春から初夏にかけて咲きます。
問45.
海棠
ヒント:桜に似たピンクの花を枝垂れ気味に咲かせる、中国で愛された花木。
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読み方:かいどう
漢詩では美人の寝顔にたとえられた花。日本でも庭木として親しまれ、春の季語になっています。
問46.
笋
ヒント:「竹冠に旬」でおなじみの春の味覚、その異体字。
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読み方:たけのこ
筍の異体字です。八十八夜頃に最盛期を迎える、春の山の幸の代表格ですね。
問47.
旱芹菜
ヒント:「陸生のセリ科植物」を意味する、西洋料理でおなじみの香味野菜。
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読み方:かんきんさい(パセリ)
日本ではオランダゼリ(和蘭芹)とも呼ばれました。春先に苗が出回り、家庭菜園でも人気です。
問48.
蠢
ヒント:「虫偏に春」で、春に虫が動き出す様子を表す漢字一文字。
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読み方:うごめく
啓蟄で地中の虫が這い出る様子を表す言葉。春は虫が「蠢く」季節。俳句では春の季語として使われます。
問49.
雛罌粟
ヒント:「雛芥子」のより正式な漢字表記。
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読み方:ひなげし
罌粟は芥子と同義の漢字で、「雛芥子」をより正式に書いた表記です。虞美人草(コクリコ)とも呼ばれます。
問50.
竜髭菜
ヒント:「龍の髭のような野菜」という意味の、春に芽吹く人気野菜。
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読み方:りゅうきゅうさい(アスパラガス)
細い葉状茎を龍の鬚にたとえた漢字。北海道では5月頃に露地物の収穫が始まり、旬の穂先は格別の甘みです。
春の難読漢字で日本語の奥深さを味わおう
全50問、いかがでしたか?
普段何気なく使っている言葉も、漢字で書くと意外な由来や歴史が隠されていることがわかりますね。
春告鳥のウグイス、春告草の梅、春告魚のニシン。古来より日本人は、自然の変化から季節の訪れを読み取り、それを美しい言葉に残してきました。難読漢字の奥には、先人たちが感じ取った季節の機微と自然への愛着が込められています。
今度の春は、ウグイスの声に耳を傾けたり、道端のタンポポに目を留めたりしながら、漢字の雑学を思い出してみてください。きっと、いつもの春がもっと豊かに感じられるはずです。
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