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夏の夜、太鼓の音に合わせて踊る人々の姿。 かわいい浴衣を着た子どもたちの笑い声や、屋台のにぎわい。 そんな風景が広がる「盆踊り」は、日本の夏に欠かせない風物詩です。 ですが、その盆踊りにどんな意味がこめられているか、皆さんはご存じですか?
今回は盆踊りの意味や由来、日本三大盆踊りや各地のユニークな盆踊りをご紹介します!
夏の間に開催される盆踊り。楽しいお祭りだと認識している人も多いと思いますが、本来の意味や由来は別にあります。 ここからは盆踊りの意味や由来について紹介していきます。
夏祭りの日によく行われる盆踊り。それは本来、お盆にお迎えしたご先祖様の霊をもてなし、共に過ごした後、再びあの世へ送り出すための行事です。
お盆は全国的には8月13日から16日(東京など一部の地域では7月13日から16日)に行われます。この期間中、多くのご家庭ではお墓参りをしたり、お供え物を用意したりしますよね。盆踊りは、そうしてお迎えしたご先祖様と共に踊ることで、死者との心の交流をはかる場なのです。
また、死者に長く留まられては困るという考えから、霊を穏やかに送り返すためのお見送りの儀式という意味合いも込められています。
盆踊りのルーツとされるのは「念仏踊り」。平安時代後期から鎌倉時代にかけて、浄土宗や時宗の開祖たちが、人々とともに念仏を唱えながら踊ることで浄土信仰を広めようとした宗教的な儀式です。
当初は踊る人々自身が念仏を唱えていましたが、やがて「踊る人」と「唱える人」が分かれ、「踊り念仏」として広まっていきました。
盆踊りには、ご先祖様の霊をもてなすという意味の他に、地域の人々と交流するという大切な役割もあります。
お盆の時期には家を離れて暮らしている人たちが久しぶりに帰省し、昔なじみの友人やご近所さんと再会して、夏祭りで一緒に踊ったりおしゃべりを楽しんだりします。そうした時間が、地域の絆を育む場になっているのです。
また、江戸時代には盆踊りが若い男女の出会いの場としても親しまれていました。 当時は男女が自由に交流できる機会が少なかったこともあり、盆踊りは特別な時間だったと考えられます。旧暦の7月15日、ちょうど満月の夜に開かれる盆踊りは、やさしい月の光に照らされ、あたり一面が輝いていたことでしょう。
その幻想的な雰囲気のなかで、当時の人たちは心も踊るような気持ちになっていたかもしれませんね。
そんな平和で楽しい印象のある盆踊りですが、実は明治時代に禁止された時期があります。
1873年(明治6年)、明治政府が定めた地方違式註違条例により、盆踊りは「無益」「不行(よくない行い)」「悪習」として風紀を乱す行為とされ、岐阜県では翌年に盆踊りの禁止令が出されてしまいます。男女が夜に集まって踊る姿が、当時の価値観には合わなかったようです。
それでも地元の人々によって受け継がれてきた踊りは完全には消えず、やがて形を変えながら復活。現在では、日本三大盆踊りの一つ「郡上踊り」として、全国にその名を知られるようになりました。
ここからは「日本三大盆踊り」と呼ばれる有名で人気のある盆踊りを、三大盆踊りと呼ばれる所以も交えながら紹介していきます!
「郡上踊り」は岐阜県郡上市八幡町で行われる盆踊りです。国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
注目すべきポイントは、その開催期間。毎年7月中旬から9月上旬、なんと32夜にわたり開催されます!なかでも、8月13日から16日に行われる「徹夜おどり」は、毎晩20時から翌朝5時まで踊りがノンストップで続けられます。
「かわさき」「春駒」「三百」といった曲に合わせて、誰もが自由に輪に加わって踊ることができます。踊りの合間には、郡上踊りの特徴のひとつである下駄の音がリズムを刻み、幻想的な夏の夜を演出します。
秋田県羽後町で毎年8月16日から18日にかけて開催される「西馬音内(にしもない)盆踊り」は、国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統的な行事です。
この盆踊りは「亡者踊り」という別名でも知られています。その呼び名の通り、踊り手は亡くなった方を模して、まるであの世からやってきたかのような姿で舞います。
顔を隠す編み笠、黒を基調とした衣装、そして亡者装束を思わせるしなやかな身振り。そのさま、少し怖いような、それでいてどこか神秘的な美しさを感じさせてくれます。
踊りは町の道路沿いに並ぶ焚き火のまわりで静かに行われ、太鼓、笛、三味線の音色が夜の空気に溶け込むように響き渡ります。その幻想的な光景は、数ある盆踊りの中でも異彩を放つ、格別の趣を漂わせています。
徳島県徳島市の「阿波踊り」は、お祭りにあまり詳しくなくても、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
阿波踊りは、踊り子・観客数・規模に関して日本一!毎年8月11日から15日にかけて開催され、国内外から100万人以上の観光客を集める、人気のある盆踊りです。
なんと400年以上の歴史をもち、国の重要無形民俗文化財にも指定されている阿波踊り。その起源については諸説あります。城の完成を祝って始まったという「築城起源説」、盆踊りが発展したという「盆踊り起源説」、風流踊りに由来するという「風流踊り起源説」など。
特徴は男踊りと女踊りで構成された「連(れん)」と呼ばれるグループが、軽快な鳴り物に合わせて独自のフォーメーションで踊ること。華やかで迫力あるパフォーマンスが見る人を惹きつけます。
阿波踊りは「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」のかけ声が有名。これは「踊る人も見る人も、どうせ同じように阿呆(お祭りを楽しむ人)なのだから、踊らないと損だよ」という意味。粋なかけ声で、思わず踊りたくなってしまいますね!
盆踊りは地域ごとにさまざまな形で発展してきました。 ここからは、日本各地のユニークな盆踊りを紹介していきます!
「妖怪盆踊り」は、東京都立川市で開催されている盆踊りです。 踊り手は日本古来より伝わる「妖怪」に扮して踊ります。
もともとは東京都福生市で2019年に開催されたイベントが起点。約3,000人を集めたこのイベントが好評を博し、現在は立川市で続けられています。
盆踊り当日は「妖怪コンテスト」や屋台などもあり、伝統と創作が融合したユニークな試みとして、年々注目を集めています。
2025年の開催日程は2025年10月11日(土)、12日(日)、13日(月・祝)。10月とはいえ、まだ暑さの残る時期ですよね。そんな季節に、夏の余韻を楽しめるイベントとして親しまれています。
妖怪盆踊り公式サイトは こちら
「姫島盆踊り」は大分県姫島村で行われる盆踊りです。島のあちこちで様々な踊りが披露されます。
姫島盆踊りは、鎌倉時代の念仏踊りから派生したものといわれています。伝統踊りと創作踊りの2種類があり、伝統踊りのなかでも有名なのは、キツネに扮して踊る「キツネ踊り」や、扇子や綾竹を用いた「アヤ踊り」などです。
新しい創作踊りも次々と生まれ、ユーモアや趣向を凝らした衣装などで見る人を楽しませてくれます。毎年お盆の時期に開催される、国選択無形民俗文化財に指定されている伝統行事です。
愛知県東海市で2009年に始まった「無音盆踊り」は、これまでの盆踊りとは一線を画す、現代的でユニークなスタイルの踊りです。
この盆踊りは、東海市大田町で開催される「ザ・おおた・ジャンプフェスティバル」の中で行われます。踊り手たちがイヤホンで音楽を聴きながら踊るため、会場には太鼓の音や音楽は一切響きません。参加していない人からは、無音の空間で一斉に踊りが行われているように見え、不思議な光景が広がります。
やぐらの太鼓も音を鳴らすことはなく、叩くふりで雰囲気を演出。実際に聞こえるのは、踊り手たちが奏でる手拍子の音だけです。その静けさは、まるでサイレント映画のような世界観!
元々は情緒豊かな盆踊りの音色が、近隣住民にとっては騒音と受け取られることがあり、苦情を避けるためにこの無音スタイルが考案されたといいます。
無音で踊るといえば、「サイレントディスコ」をご存じでしょうか?
サイレントディスコは、海外のクラブカルチャーのなかで生まれました。さきほどの無音盆踊りと同じく、参加者は各自のイヤホンを使って好きな音楽を聴きながら踊ります。周囲には音が聞こえず、自分だけの世界に没頭できるのがいいですね。
ところで皆さんは、今回何度か登場した「重要無形民俗文化財」と「国選択無形民俗文化財」の違いをご存じでしょうか?一見同じような文字が並んでいるのでややこしいですが、少し意味が異なります。
「重要無形民俗文化財」は、国が特に重要と認めた民俗文化で、法的にも保護され、保存・継承のための支援が行われています。たとえば日本三大盆踊りのように、長い歴史と地域に深く根づいた行事がこれにあたります。
一方で、「国選択無形民俗文化財」は、まだ重要文化財には指定されていないものの、将来的に保護すべき価値があると判断された民俗文化です。こちらは記録保存や調査の対象となり、「未来の重要文化財」として注目されています。
盆踊りは単なる夏のイベントではありません。ご先祖様を想う気持ちや、地域の人とのつながりを大切にする心が、今も踊りのなかに息づいています。
伝統を受け継ぎながらも、現代の暮らしや文化に合わせて少しずつ姿を変え続ける盆踊り。その多様性と柔軟性こそが、今日まで愛され続けてきた理由なのかもしれません。 この夏、ぜひあなたも盆踊りの輪に加わってみてはいかがでしょうか?
夏の風物詩「花火」の雑学はコチラ!▼
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夏の夜、太鼓の音に合わせて踊る人々の姿。
かわいい浴衣を着た子どもたちの笑い声や、屋台のにぎわい。
そんな風景が広がる「盆踊り」は、日本の夏に欠かせない風物詩です。
ですが、その盆踊りにどんな意味がこめられているか、皆さんはご存じですか?
今回は盆踊りの意味や由来、日本三大盆踊りや各地のユニークな盆踊りをご紹介します!
目次
盆踊りの意味や由来
夏の間に開催される盆踊り。楽しいお祭りだと認識している人も多いと思いますが、本来の意味や由来は別にあります。
ここからは盆踊りの意味や由来について紹介していきます。
盆踊りは仏教の「念仏踊り」が由来
夏祭りの日によく行われる盆踊り。それは本来、お盆にお迎えしたご先祖様の霊をもてなし、共に過ごした後、再びあの世へ送り出すための行事です。
お盆は全国的には8月13日から16日(東京など一部の地域では7月13日から16日)に行われます。この期間中、多くのご家庭ではお墓参りをしたり、お供え物を用意したりしますよね。盆踊りは、そうしてお迎えしたご先祖様と共に踊ることで、死者との心の交流をはかる場なのです。
また、死者に長く留まられては困るという考えから、霊を穏やかに送り返すためのお見送りの儀式という意味合いも込められています。
盆踊りのルーツとされるのは「念仏踊り」。平安時代後期から鎌倉時代にかけて、浄土宗や時宗の開祖たちが、人々とともに念仏を唱えながら踊ることで浄土信仰を広めようとした宗教的な儀式です。
当初は踊る人々自身が念仏を唱えていましたが、やがて「踊る人」と「唱える人」が分かれ、「踊り念仏」として広まっていきました。
地域の人々と交流する意味合いも
盆踊りには、ご先祖様の霊をもてなすという意味の他に、地域の人々と交流するという大切な役割もあります。
お盆の時期には家を離れて暮らしている人たちが久しぶりに帰省し、昔なじみの友人やご近所さんと再会して、夏祭りで一緒に踊ったりおしゃべりを楽しんだりします。そうした時間が、地域の絆を育む場になっているのです。
また、江戸時代には盆踊りが若い男女の出会いの場としても親しまれていました。
当時は男女が自由に交流できる機会が少なかったこともあり、盆踊りは特別な時間だったと考えられます。旧暦の7月15日、ちょうど満月の夜に開かれる盆踊りは、やさしい月の光に照らされ、あたり一面が輝いていたことでしょう。
その幻想的な雰囲気のなかで、当時の人たちは心も踊るような気持ちになっていたかもしれませんね。
岐阜県は盆踊りが禁止されたことがある?
そんな平和で楽しい印象のある盆踊りですが、実は明治時代に禁止された時期があります。
1873年(明治6年)、明治政府が定めた地方違式註違条例により、盆踊りは「無益」「不行(よくない行い)」「悪習」として風紀を乱す行為とされ、岐阜県では翌年に盆踊りの禁止令が出されてしまいます。男女が夜に集まって踊る姿が、当時の価値観には合わなかったようです。
それでも地元の人々によって受け継がれてきた踊りは完全には消えず、やがて形を変えながら復活。現在では、日本三大盆踊りの一つ「郡上踊り」として、全国にその名を知られるようになりました。
日本三大盆踊りとは?
ここからは「日本三大盆踊り」と呼ばれる有名で人気のある盆踊りを、三大盆踊りと呼ばれる所以も交えながら紹介していきます!
郡上踊り:岐阜
「郡上踊り」は岐阜県郡上市八幡町で行われる盆踊りです。国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
注目すべきポイントは、その開催期間。毎年7月中旬から9月上旬、なんと32夜にわたり開催されます!なかでも、8月13日から16日に行われる「徹夜おどり」は、毎晩20時から翌朝5時まで踊りがノンストップで続けられます。
「かわさき」「春駒」「三百」といった曲に合わせて、誰もが自由に輪に加わって踊ることができます。踊りの合間には、郡上踊りの特徴のひとつである下駄の音がリズムを刻み、幻想的な夏の夜を演出します。
西馬音内盆踊り:秋田
秋田県羽後町で毎年8月16日から18日にかけて開催される「西馬音内(にしもない)盆踊り」は、国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統的な行事です。
この盆踊りは「亡者踊り」という別名でも知られています。その呼び名の通り、踊り手は亡くなった方を模して、まるであの世からやってきたかのような姿で舞います。
顔を隠す編み笠、黒を基調とした衣装、そして亡者装束を思わせるしなやかな身振り。そのさま、少し怖いような、それでいてどこか神秘的な美しさを感じさせてくれます。
踊りは町の道路沿いに並ぶ焚き火のまわりで静かに行われ、太鼓、笛、三味線の音色が夜の空気に溶け込むように響き渡ります。その幻想的な光景は、数ある盆踊りの中でも異彩を放つ、格別の趣を漂わせています。
阿波踊り:徳島
徳島県徳島市の「阿波踊り」は、お祭りにあまり詳しくなくても、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
阿波踊りは、踊り子・観客数・規模に関して日本一!毎年8月11日から15日にかけて開催され、国内外から100万人以上の観光客を集める、人気のある盆踊りです。
なんと400年以上の歴史をもち、国の重要無形民俗文化財にも指定されている阿波踊り。その起源については諸説あります。城の完成を祝って始まったという「築城起源説」、盆踊りが発展したという「盆踊り起源説」、風流踊りに由来するという「風流踊り起源説」など。
特徴は男踊りと女踊りで構成された「連(れん)」と呼ばれるグループが、軽快な鳴り物に合わせて独自のフォーメーションで踊ること。華やかで迫力あるパフォーマンスが見る人を惹きつけます。
阿波踊りは「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」のかけ声が有名。これは「踊る人も見る人も、どうせ同じように阿呆(お祭りを楽しむ人)なのだから、踊らないと損だよ」という意味。粋なかけ声で、思わず踊りたくなってしまいますね!
日本各地の面白い盆踊り
盆踊りは地域ごとにさまざまな形で発展してきました。
ここからは、日本各地のユニークな盆踊りを紹介していきます!
妖怪盆踊り:東京
「妖怪盆踊り」は、東京都立川市で開催されている盆踊りです。
踊り手は日本古来より伝わる「妖怪」に扮して踊ります。
もともとは東京都福生市で2019年に開催されたイベントが起点。約3,000人を集めたこのイベントが好評を博し、現在は立川市で続けられています。
盆踊り当日は「妖怪コンテスト」や屋台などもあり、伝統と創作が融合したユニークな試みとして、年々注目を集めています。
2025年の開催日程は2025年10月11日(土)、12日(日)、13日(月・祝)。10月とはいえ、まだ暑さの残る時期ですよね。そんな季節に、夏の余韻を楽しめるイベントとして親しまれています。
妖怪盆踊り公式サイトは こちら
姫島盆踊り:大分
「姫島盆踊り」は大分県姫島村で行われる盆踊りです。島のあちこちで様々な踊りが披露されます。
姫島盆踊りは、鎌倉時代の念仏踊りから派生したものといわれています。伝統踊りと創作踊りの2種類があり、伝統踊りのなかでも有名なのは、キツネに扮して踊る「キツネ踊り」や、扇子や綾竹を用いた「アヤ踊り」などです。
新しい創作踊りも次々と生まれ、ユーモアや趣向を凝らした衣装などで見る人を楽しませてくれます。毎年お盆の時期に開催される、国選択無形民俗文化財に指定されている伝統行事です。
無音盆踊り:愛知
愛知県東海市で2009年に始まった「無音盆踊り」は、これまでの盆踊りとは一線を画す、現代的でユニークなスタイルの踊りです。
この盆踊りは、東海市大田町で開催される「ザ・おおた・ジャンプフェスティバル」の中で行われます。踊り手たちがイヤホンで音楽を聴きながら踊るため、会場には太鼓の音や音楽は一切響きません。参加していない人からは、無音の空間で一斉に踊りが行われているように見え、不思議な光景が広がります。
やぐらの太鼓も音を鳴らすことはなく、叩くふりで雰囲気を演出。実際に聞こえるのは、踊り手たちが奏でる手拍子の音だけです。その静けさは、まるでサイレント映画のような世界観!
元々は情緒豊かな盆踊りの音色が、近隣住民にとっては騒音と受け取られることがあり、苦情を避けるためにこの無音スタイルが考案されたといいます。
無音で踊りまくる「サイレントディスコ」って知ってる?
無音で踊るといえば、「サイレントディスコ」をご存じでしょうか?
サイレントディスコは、海外のクラブカルチャーのなかで生まれました。さきほどの無音盆踊りと同じく、参加者は各自のイヤホンを使って好きな音楽を聴きながら踊ります。周囲には音が聞こえず、自分だけの世界に没頭できるのがいいですね。
「重要無形民俗文化財」と「国選択無形民俗文化財」の違いは?
ところで皆さんは、今回何度か登場した「重要無形民俗文化財」と「国選択無形民俗文化財」の違いをご存じでしょうか?一見同じような文字が並んでいるのでややこしいですが、少し意味が異なります。
「重要無形民俗文化財」は、国が特に重要と認めた民俗文化で、法的にも保護され、保存・継承のための支援が行われています。たとえば日本三大盆踊りのように、長い歴史と地域に深く根づいた行事がこれにあたります。
一方で、「国選択無形民俗文化財」は、まだ重要文化財には指定されていないものの、将来的に保護すべき価値があると判断された民俗文化です。こちらは記録保存や調査の対象となり、「未来の重要文化財」として注目されています。
先人を想い、人とつながる。盆踊りに込められた意味
盆踊りは単なる夏のイベントではありません。ご先祖様を想う気持ちや、地域の人とのつながりを大切にする心が、今も踊りのなかに息づいています。
伝統を受け継ぎながらも、現代の暮らしや文化に合わせて少しずつ姿を変え続ける盆踊り。その多様性と柔軟性こそが、今日まで愛され続けてきた理由なのかもしれません。
この夏、ぜひあなたも盆踊りの輪に加わってみてはいかがでしょうか?
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