2022.12.19

常若の精神で新年を迎えるには?~伊勢神宮の遷宮に倣う

12月は一年の総まとめ。
年の瀬も近くなると慌ただしく時間が流れ、あっという間に年越しを迎える方が多いのではないでしょうか。

今回のテーマは、“常若”。
常若の精神を取り入れて、素敵な新年を迎えましょう。

常若の精神とは?~伊勢神宮の遷宮に倣う~

“常若(とこわか)”という言葉をご存知でしょうか?
日常生活ではあまり聞き慣れないかもしれませんね。

“常若”は新年を心地よく迎え、素敵な一年を過ごすためのヒントとなるかもしれません。

①常若の意味を考える

常若とは、いつまでも若々しいこと。またはその様子。
また、“長く続くもの”は“常に若いもの”という捉え方もあるようです。
繰り返し再生することで、若々しさを維持していくという常若の意味は、伝承されるべき日本独特の思想と言っても過言ではないでしょう。

春夏秋冬、そしてまた春。
自然の木々や花たちは、季節を重ね何度でも芽を出し、葉や花を咲かせて実をつける。私たち人間の世界もこれまでもこれからも、絶えず変化しながら未来へと進む。

日本人の精神の根底には常若の思想があると言われ、私たちの心のふるさとは、“常若”なのです。
また、この常若の精神を聞いて伊勢神宮を連想する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

②伊勢神宮の式年遷宮に倣う“常若”の精神

伊勢神宮の式年遷宮に倣う“常若”の精神

*伊勢神宮

日本最高神の御神体を祀る伊勢神宮。正式名称は「神宮」で、創建は4~5世紀頃と言われています。

20年に一度の“式年遷宮”は、伊勢神宮最大のまつり(神事)です。

遷宮の歴史は約1300年前に遡ります。
天武天皇のご発意により、41代・持統天皇の御代690年から始まりました。戦国期には約100年間は中断、また19年毎の遷宮時期がありながら、今日まで遷宮は継承されています。

*式年遷宮とは?

20年毎に全ての社殿や鳥居などの建て替え、殿内に奉安する調度品の神宝類も全て新調し、大御神に新宮へお遷り願う。これが“式年遷宮”です。

“唯一神明造”という建築技術や高床式などの最古の建築様式、御装束神宝などの調度品が、いつでも新しくきれいに、そして変わらない姿で存在している。
常にみずみずしい社殿に神様に鎮まって頂くという先人達の精神が、絶やすことなく続いています。

常若の思想は式年遷宮のみならず、日本伝統文化を大切にする精神にも根付いているのではないでしょうか。

神棚の新調で新年を迎える

心身を活気で溢れさせる、新たな息吹を感じとる。
常若の精神で新年を迎えるのにおすすめなのは、“神棚”の新調です。

神棚とは?

家屋に設けられた祭場で、そこに神様を祀るための小型の神社。
“神棚に神社の御札を祀り、神様をお招きして神具をお供えする”
これによって神社に足を運ばなくとも、いつでも手を合わせることができます。

神様は常にみずみずしく、きれいな場所を好みます。遷宮に倣って神棚を新調することで、ご神徳を感じられて心のよりどころにもなるかと思います。

ここにいくつかご紹介します。

*木曽檜低床通屋根(三社月読金具)※岩座店舗にて販売

木曽檜低床通屋根(三社月読金具)

樹齢150年を超える江戸時代生まれの“木曽檜”加工。
伊勢遷宮や古くからの建造物などにも使用された木材の木目はとても美しく、耐久性や抗菌性などにも優れています。

神棚の高さは32センチとコンパクトサイズ。ちょっとした棚の上などにも設置可能です。

*神具セット 小

神具セット 小

陶磁器製・無地タイプの神具セット。既に神棚がある方におすすめです。
(・瓶子2個(御神酒用)・水玉1個(水用)・右皿1個(お塩用)・左皿1個(お米用)・榊立て2個)

遷宮に倣い神具を新調することで、神様の新たな息吹を感じられそうですね。

*【モダン神棚】洋風 神棚板 Kaede

【モダン神棚】洋風 神棚板 Kaede

神棚が欲しい、でも部屋が狭い、壁にキズをつけられない等々。昨今では住宅事情も様々です。
しかし、そのような悩みを抱えた方でも気軽に設置できるタイプの神棚があります。

洋風モダン板タイプの神棚:高さ11.1cm/幅45cm/奥行12cmの小さなサイズ
取り付け専用台紙と石膏ボードピンで簡単に取り付け可能です。
無垢メイプル素材が高級感漂い、インテリア感覚で取り入れられるのも人気の秘密です。

常若を日常生活に取り入れる

常若の精神は素敵だけれど、何となく神棚を置くのに抵抗がある。
でも、常若を感じてみたい。取り入れてみたい。

そういった方には、気軽に日常生活で取り入れられるアイテムをご紹介します。

お守りの新調

神様が宿っているとされる“お守り”。
様々な願いとともにお守りを身に付けている方は多いでしょう。

しかし一度授かっても一生持ち歩くことはしません。お役目を終えた時には返納する。
そしてまた、新たな祈願とともにお守りも新しく頂きます。自身と神様との循環をはかるとでも言いましょうか。

お守りにもまた、常若の精神が込められていると考えられますね。

*お浄め和紙お守り

お浄め和紙お守り

お守りは、自分だけのオリジナルを作りことができます。
例えばお気に入りの天然石やお塩を入れたお守り。自身を浄めることで常若を感じ取ってみてはいかがでしょうか。

*神恩感謝御守り

神恩感謝御守り

日本の神様をモチーフにしたオリジナルお守り。
古事記に登場する八百万の神様は様々な役目を果たしたとされ、現代に生きる私たちに希望やヒント、あらゆる導きを与えてくれると言われています。
日々の感謝を綴ったお守りを持ち歩いてみませんか?

携帯衣(スマホケース)の新調

*携帯衣(スマホケース)

携帯衣(スマホケース)

24時間フル活動のスマートフォンは、私たちの日常には必要不可欠な存在。大切なスマホを綺麗なお気に入りのケースに入れれば、きっと愛着心も倍増しますね。

ここでご紹介する携帯衣は、全て御守り付き。iPhoneの様々なタイプに使用できます。
また、手帳型のケースであればスマホ全体を保護できるため安心です。

その日の気分でケースを替えてみるのも新鮮で、“常若”を感じとれそうですね。

おわりに

いかがでしたか?

「日本人の心のふるさと」と言われる“伊勢神宮”。
20年に一度の遷宮にまつわる“常若”の精神は、古くなったものを作りかえることで、常に若々しく生まれ変わろうとする心を生み出しました。

常若の精神を大切する日本文化。
新年を迎えるこの時期にこそ、神棚や大切なアイテムを新調して、常に新鮮な気持ちで日常を送ってみてはいかがでしょうか。

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