チャイハネはボロ市から始まった!?

こんにちは。
チャイハネ大好き!中華街大好き!
そんな中華街で働きだして、早20年のまゆです。

今年度、3年ぶりに行われることになった世田谷ボロ市。
コロナによりお休みしていましたが、久々に開催できることになりました。
今日は、チャイハネとボロ市の関係についてお話したいと思います。

世田谷ボロ市とは?

世田谷を代表する伝統行事として、なんと440年以上の歴史を有する「世田谷ボロ市」。
織田信長の天正年間、北条氏政以来の楽市楽座の名残りといわれ、当初はボロ生地、古着や古道具など農産物等を持ち寄ったことから「ボロ市」という名前がついたとされています。

現在では骨董品、古本、日用雑貨、植木から玩具、食料品を売る露天もあり、代官屋敷のあるボロ市通りを中心に約700店の露天が所狭しと並び、毎年数十万人の人々で賑います。

日程は毎年曜日に関わらず、12月(15日・16日)と1月(15日・16日)の年に2回、代官屋敷を中心にしたボロ市通りで行われます。

塩の塊
賑やかなボロ市の様子

そんな歴史ある『世田谷ボロ市』が、なぜチャイハネと関係があるのでしょうか。

時は1972年。
アミナコレクション創業者であるBOSS(進藤幸彦)が、韓国から仕入れた【タンジの壺】を世田谷ボロ市に並べて販売したことが、アミナコレクションの商売の原点といわれているからなのです。
そう、まだチャイハネが出来る前のことです。

※チャイハネ誕生は1978年
※アミナコレクションの歴史年表はこちらから

塩の塊
実際に仕入れたタンジの壺

BOSSの著書である『フォークロア世界への旅』には、
「こうしてボロ市は私にとって売り買いの開眼の場になった。」
というBOSSの言葉と、当時の様子が記されています。

BOSSの著書はこちら▼

ポチ袋

・フォークロア世界への旅
世界を旅し、フォークロア(民芸)を追求した、アミナコレクション創業者 進藤幸彦(通称BOSS)の本です。
商品詳細はこちら

ボロ市でBOSSが感じた、物を売ることの楽しさや難しさ、お客様との活気あるやりとり。
そういった商売の根源にあるものを忘れないためにも、店舗数が増えた今もこうして、ボロ市への出店を続けています。

BOSSがタンジの壺を並べてから40年。
なんと今も、当時と変わらぬ場所で出店しているのです。

塩の塊
1984年ボロ市に立つBOSS

ボロ市は一年で最も寒い時期に行われ、カイロを貼りまくってお店に立っているスタッフも。
でも、寒空を見上げ、“BOSSもこの寒い中出店していたんだなぁ”なんて思うと、とっても温かい気持ちになるのでした。

ぜひ“世田谷ボロ市”へ、活気ある歴史を感じにお越しください。
待ちに待ったボロ市の開催を喜ぶ、地元の皆さま、そしてチャイハネスタッフがお待ちしています。

塩の塊
会場の様子

当日チャイハネでは、お店では売れないものを売ります。笑
何があるかはお楽しみ。

ボロ市と言ったらコレ!

ボロ市に行ったら絶対食べたいのがこれ!そう!代官餅!
名物の「代官餅」はボロ市の時だけ食べられる絶品。つきたてのお餅を色んな味で楽しめますよ。

塩の塊
代官餅

アミナコレクション本社に飾られている賞状。
世田谷ボロ市の“文化の維持・継承”に貢献したとして贈呈いただきました。

塩の塊
賞状

【世田谷ボロ市】イベント概要

日程
:2022年12月15日(木)~12月16日(金)
 2023年1月15日(日)~1月16日(月)
時間
:9:00~18:00
アクセス
:東急世田谷線「世田谷駅」徒歩5分
 東急世田谷線「上町駅」徒歩5分

その他イベント情報については、世田谷区HPでご確認ください!

▼チャイハネ出店場所はこちら▼

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