芸術と伝統の街“バルセロナ”を訪れて

芸術と伝統の街“バルセロナ”を訪れて

スペイン、さらにはヨーロッパを象徴するようなバルセロナ。ガウディ建築、太陽が降り注ぐバルセロネータのビーチ、世界的サッカークラブの本拠地「カンプ・ノウ」など、1度訪れればその魅力に惹きつけられること間違いなし。

学生時代の1年間をスペインで過ごし、バルセロナ在住歴も持っているタクミが、スペインを代表する観光都市・バルセロナの魅力を語っていきます。

 

自然や伝統の趣が残る街“バルセロナ”

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バルセロナってどんなところ?

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スペイン東部にある、地中海に面した海洋都市のバルセロナは、カタルーニャ自治州の州都。古くから受け継がれる、伝統や言語、産業などを大事にしています。
スペイン語と、州独自の言語であるカタルーニャ語が公用語。観光が盛んなことから、国外から多くの人々が集まり、スペインの中では比較的英語が通じる都市でもあります。言語面で苦労することは比較的少ないと思いますよ。

スペインは日本と違い、交通網が発達していないのが難点です。
それでも、ここバルセロナは別。市内中心部は地下鉄が走っており、カタルーニャ州の近郊都市を移動する近距離列車も充実しています。日本で例えると東京のようです。都内中心部を移動できるメトロに加えて、神奈川や千葉など短中距離の移動をする際にはJRが使えるといったイメージでしょうか。

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ここ、バルセロナは大都会の利便さがありつつも、古代から続く伝統的な街並み、ガウディ建築など世界随一の観光地、地中海に面したビーチなど、魅力に溢れる都市なのです。

 

にぎやかなバルセロナの休日

 

バルセロナの休日には、プラザ・カタルーニャの噴水に多くの人が集まります。周りには飲食店、ショッピングモール、お土産屋さんなどが多く並んでおり、現地の人々は勿論、観光客も集まり、それぞれの時間を楽しんでいます。

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周りには、何を食べようか悩んでしまうほど多くのレストランが並んでいます。スペインの伝統芸能・フラメンコを観覧しながら食事を楽しめるレストランは、一度訪れる価値あり。本格的な踊りと音楽に心を奪われて、食べ進める手が止まってしまうお客さんも見かけました。

プラザ・カタルーニャからビーチへ向かうには、ランブラス通りを歩きます。この通りには多くの木々が生い茂り、都会にいることを忘れさせてくれます。20〜30分ほど歩くと、バルセロネータのビーチが見えてきます。夏にはアイスクリーム屋さんやカフェが人で賑わい、テイクアウトして食べ歩きを楽しみながらお散歩している人が多くみられます。
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バルセロナの魅力はまだまだここから。建築、伝統的な街並み、かわいらしいお土産など、ここからさらに魅力を探っていきましょう。

 

芸術に溢れた街並みを歩く

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独創性に満ちたガウディの芸術

 

バルセロナと聞いて、皆様は何を思い浮かべますか?多くの方々が、サグラダ・ファミリアに代表される、アントニ・ガウディの建築物をイメージされるかと思います。街中に多くある建築物は、どれも素敵で心奪われるデザイン。ガウディの建築物を巡っていたら1日が終わったという方も少なくありません。

ガウディ建築の代表的な特徴は2つ。1つ目はカラフルというシンプルな言葉では表しきれないほどの独特な色彩。2つ目は、生き物の命が宿ったような、独創的なデザインです。

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サグラダ・ファミリアと並んで多くの観光客が訪れるグエル公園は、ガウディ建築の特徴が多く見られます。広場を囲むベンチは色彩豊かで、青が中心かと思わせながらも、赤、黄色、オレンジなどの色が。カラフルではありながらも、「派手」すぎてチカチカする感じでもない、世界でも類を見ない独創性を感じます。
グエル公園のシンボルでもあるトカゲの像は、ガウディ独特の曲線とカラフルさが詰まっています。自然溢れる公園に点在する建築物は、まるで違う世界に迷い込んだかのようなワクワク感を与えてくれます。
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山の上に位置する公園からは、バルセロナの街並みを一望できることでも有名。少し早起きすれば、朝日とともに街並みと地中海を眺める、贅沢すぎる絶景に癒されることもできますよ。
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2026年完成予定のサグラダ・ファミリアも、人生で1度は訪れてみたい観光スポット。外観の荘厳さももちろんですが、最も驚かされるのはその内装でしょうか。美しく輝くステンドグラスは中世ヨーロッパの芸術だけでなく、ガウディが愛した自然を感じることができ、ここが教会であることを思い出させてくれます。教会内に多く見られる柱は形状とデザインが異なっており、まるで森の中にいるような気分になった方は私だけじゃないでしょう。
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グエル公園、サグラダ・ファミリア以外にも、カサ・バトリョやカサ・ミラなど、バルセロナの街には1日では回りきれないほどのガウディ建築で溢れています。世界中から人々が集まるため、訪れる際は予約を忘れずに。



 

バルセロナで出会った可愛いお土産屋さん

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ガウディ建築を楽しんだ後は、やはりお土産も気になりますよね。市内中心部のランブラス通り沿いを歩くと、食べ物や雑貨など多くのお土産屋さんが見られます。スペインを代表する巨大デパート、「エル・コルテ・イングレス」にもスペインを代表するお土産がずらっと並んでおり、時間がない方はこちらでも満足できると思います。
通りを歩くと、バルセロナを代表するお菓子「トゥロン」が目に入ります。日本の方々には耳馴染みのないお菓子かもしれませんが、スペインでは老若男女問わず愛されているスイーツで、お土産にもピッタリの1品です。アーモンド、卵白、砂糖が原材料で、中にはフルーツやココナッツが入ったフレーバーも。直方体のスイーツはハードタイプとソフトタイプがあり、色々試食しながらお土産に買うアイテムをじっくりと選ぶことができますよ。
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通り沿いだけでなく、少し小道を入ったところにも雑貨を中心としたお土産屋さんが溢れています。置いてあるアイテムはお店によって多種多様です。バルセロナの街並みが描かれたポストカード、モザイクタイルの食器類や小物置き、ガウディ建築を思い起こさせるモザイクアートのマグネットなど、都市を代表するアイテムが多く並びます。お店それぞれが独特の雰囲気を持っており、販売している多様な商品と内装を見ると、まるで博物館にいるかのような気分を味わえます。
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ある雑貨屋さんでは、私が日本人であることを伝えると、「イニエスタ」を話題に出してきた店員さんが。バルセロナを代表するサッカー選手、アンドレス・イニエスタが現在日本でプレーしていることを伝えたかったそう。私と店員さんは店内でついついサッカー談義に花を咲かせます。すっかり仲良くなってしまったことから、お土産用に買おうとしていたモザイクタイルの小さなお皿を値引きしてくれました。店員さんが日本を訪れた際には私がサッカー観戦に連れて行くことを約束し、店を後にしたのは思い出に残っています。

スペインの雑貨はカラフルさに溢れています。人の温かさと芸術性溢れるデザインに心奪われながら、次の日の行き先を決めるのは贅沢な時間です。
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ここまでバルセロナの魅力を記してきましたが、私が紹介しきれなかった部分も多くあります。スペイン伝統の生ハムや新鮮な海の幸を食べられるボケリア市場、世界的サッカークラブFCバルセロナの本拠地であるカンプ・ノウ、バルセロナオリンピック村とムンジュイックの丘など、挙げればキリがありません。
徐々に海外渡航へのハードルが低くなってきたことで、次の旅行先に海外を考え始めた方も多いかと思います。そんな方々は是非、スペイン・バルセロナを訪れてみてはいかがでしょうか。


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